AMDは第2世代となる12nm版RYZEN Pinnacle Ridgeが2018年4月にローンチとなることを発表し、CPUのロードマップを公開しました。
ロードマップでは2018年にZen+、2019年にZen 2、2020年にZen 3が予定されており、毎年新しいRYZENが登場することになりそうです。
また、AMDはGPUのロードマップも公開しました。
Vegaの次は7nm版Vegaとなるようです。新しいアーキテクチャとなるNaviの登場時期は2019年予定とのことです。
AMDは第2世代となる12nm版RYZEN Pinnacle Ridgeが2018年4月にローンチとなることを発表し、CPUのロードマップを公開しました。
ロードマップでは2018年にZen+、2019年にZen 2、2020年にZen 3が予定されており、毎年新しいRYZENが登場することになりそうです。
また、AMDはGPUのロードマップも公開しました。
Vegaの次は7nm版Vegaとなるようです。新しいアーキテクチャとなるNaviの登場時期は2019年予定とのことです。
IntelはRADEON搭載CPUとなる『8th Gen Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphics』(以下、8000Gシリーズ)を正式に発表しました。
i7-8809G | i7-8709G | i7-8706G (vProモデル) | i7-8705G | i5-8305G | |
コア/スレッド | 4C8T | ||||
ベースクロック | 3.1GHz | 2.8GHz | |||
ターボクロック | 4.2GHz | 4.1GHz | 3.8GHz | ||
GPU | Radeon RX Vega M GH Graphics | Radeon RX Vega M GL Graphics | |||
CU | 24 | 20 | |||
SP | 1,536 | 1,280 | |||
ベースクロック | 1,063MHz | 931MHz | |||
ターボクロック | 1,190MHz | 1,011MHz | |||
VRAM | 4GB HBM2 | ||||
TDP (全パッケージ) | 100W | 65W |
RX Vega M GL搭載モデルではGTX 1050 4GB以上、RX Vega M GL搭載モデルではMax-Q版GTX 1060 6GB以上であることをスライドショーでアピールしています。
これらのCPUが搭載された多くの製品は2018年春頃に登場すると言われており、Intel NUCからはNUC8i7HVK、NUC8i7HNKの2つの製品が予定されています。
また、DELLやHPからも近いうちに8000Gシリーズ搭載製品が発表予定とのことです。
以下、公開されたスライドショーになります。
(Source:Meltdown & Spectre Updates Benchmarked, Big Slow Down for SSDs!)
前回、Windowsに配信されたCPUの脆弱性パッチの適用前と適用後のベンチマークに大きな差はありませんでした。
CPUの脆弱性に完全に対応するには、マザーボードのBIOSアップデートも必要と言われており、いくつかのマザーボードでBIOSアップデートがチラホラと出てきいるようで、
これらの各種ベンチマークが公開されました。まず、一番酷い結果をどうぞ。
WindowsUpdate適用後 + BIOSアップデート後、NVMeドライブへの読み込み/書き込み速度が、約40%ものパフォーマンスダウンをしています。ATTO Disk Benchmarkのことはいまいちよく知らないため、これが実際のワークロードにどう影響してくるのか自分にはわかりませんが、半端ないインパクトですね……。
なお、他のベンチマークに関してはこれほどまでに大きな差は出ていません。ゲームに関しても概ね大丈夫そうですが、CPUボトルネックになりそうな画質設定によっては、数%のフレームレートの低下が見られるゲームもあります。
それでは各種ベンチマーク結果をどうぞ。i3-8100 + GTX 1080 Ti Test、i7-8700K + GTX 1080 Ti Test、i7-8700K + NVMe SSD Test、i7-8700K + SATA SSD Test、の順番になります。
CPUの脆弱性問題でサーバが悲鳴を上げているようです。Epic Gamesは、自社が使用するサーバについて、下記のアナウンスを行いました。
この図は、Meltdownの脆弱性に対処するためホストサーバにパッチを適用後、CPU使用率に大きな影響が出ていることを示しています。 来週、私たちが使用ているクラウドサービスがアップデートされます。それに伴って予期せぬ問題が発生する可能性があります。 当社は、さらなる問題を防ぐためにクラウドサービスプロバイダと協力しており、可能な限り迅速に発生する問題を軽減し解決するためにできる限りの努力をします。 (Source:Epic Games) |
対策前と対策後を示したこのグラフは、CPU使用率が倍以上になっていることを示しています。これまで出来ていたことの半分の処理能力しか出ないようでは、サーバ業界への影響は必至となるでしょう。
Intel関連の話題を、2本立てでお届けいたします。
Google Project ZeroによってMeltdownとSpectreが報告されたのは2017年中頃、Coffee Lakeの発売は2017年10月、つまり、Intelは脆弱性のことを知りつつCoffee Lakeを発売したと海外メディアのTECH POWER UPが報じました。
もし、Coffee Lakeのユーザが集団訴訟を起こした場合、この事実はIntelの責任問題となり裁判に影響する可能性があると言われています。
PC Watchによると、
Intelによれば、次期プロセッサでは、この問題を軽減する対策と性能強化を行なうとしており、既存製品に関しては、それぞれの脆弱性に対応した緩和策などを提示している。 (Source:PC Watch) |
上記のように報じられており、次期プロセッサでも完全な解決とはならず、 「問題を軽減する対策」 に留まるようです。
ここでいう次期プロセッサが何を指しているのかはわかりませんが、ハードウェア的に完全に解決されたCPUが登場するまで、まだしばらく時間がかかりそうです。
(Source:Benchmarking The Intel CPU Bug Fix, What Can Desktop Users Expect?)
Windows10に配信されたCPUの脆弱性修正パッチの、適用前と適用後の各種ベンチマークが公開されました。使用するCPUはi7-8700KでGPUはGTX 1080 Ti、グラフの『Pre-Update』が適用前で『Post-Update』が適用後になります。サクッとどうぞ!
CPUの脆弱性について、『Meltdown』に『Spectre』、どこのCPUがどの影響を受けるのかいまいちパッとしませんよね。海外で影響を受けるCPUリストが公開されました。それがこちら。
(Source:CENT / VideoCardz / WCCFTECH)
Intel CPUの脆弱性について、『Meltdown』と『Spectre』と呼ばれる2種類の脆弱性があることが明らかになりました。このうちの『Meltdown』は先日から話題になっている脆弱性でIntel CPUとARMのCortex-A75が影響を受けて、『Spectre』はIntel / AMD / ARMが影響を受けると言われています。
以下、各社の発表になります。
Intel CPUの脆弱性を修正するとパフォーマンスダウンする問題ですが、LinuxではAMD CPUまでとばっちりを受けてパフォーマンスダウンをしています。Linux kernel 4.15でAMD CPUが除外されておらず、安全でないCPU(insecure_cpu)のバグとして扱われているためこの現象が生じています。
2017年12月26日に、AMDのTom Lendacky氏が同社のCPUは今回の脆弱性の影響を受けないことをLinux kernelのメーリングリストで伝えていますが、1週間経過してもLinux kernelには反映されていません。
AMDの主張どおり、今回の脆弱性の影響を受けないのであれば、パフォーマンスダウンはとばっちり以外のなにものでもないため一刻も早い反映が望まれます。
2018/1/4追記
続報書きました。上記の脆弱性は『Meltdown』と呼ばれ、AMD CPUは影響を受けませんが、他にも『Spectre』という脆弱性があり、そっちはAMD CPUにも影響があるとのことです。詳細は下記の記事へどうぞ。
(Source:The Register / ComputerBase / TPU / Phoronix 12 / Reddit)
過去10年間に製造されたIntelのCPUに、カーネルメモリの内容を読み取られる脆弱性があることが判明しました。
この脆弱性を悪用すると、データセンターやクラウドコンピューティングなどで使用されている仮想マシン上にいるユーザは、同じ物理マシン上の他の仮想マシンのデータへのアクセスが可能となり、パスワードやIDなどの情報を読み取るといったことが可能になると言われています。
中国・上海の国有企業『兆芯 (Zhaoxin)』が中国産x86プロセッサKX-5000シリーズのリリースを発表しました。28nmプロセスで製造されたKX-5000シリーズは、最大8コア、ベースクロック2.2GHz / ターボクロック2.4GHzで動作し、DDR4、PCIe3.0、SATA3、USB3.1Gen2をサポートします。
性能の指標となる他社製品と比較したベンチマークなどは明らかにされていませんが、28nmということやクロックの低さから、ミドル・ローレンジをターゲットにした性能であることが予想されます。
兆芯によると、次世代となるKX-6000シリーズでは16nmプロセスで3GHz駆動をターゲットにしており、さらにその先のKX-7000シリーズではAMDと同じ水準に達することを目標にしているとのことです。
2018/1/23追記
KX-5000 SoCプロセッサのラインナップとベンチマークが公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
(Source:Intel)
RADEONを搭載したIntel CPU『i7-8809G』がIntelのサイトに掲載されました。
ベースクロックは3.1GHz、コアは4C8Tとなり、以前にリークされた情報と一致していることが確認されました。このリストはIntelのサイトの
オーバークロック対応CPUのページに掲載されており、8000Gシリーズもオーバークロックが可能であることが明らかになりました。
今回、掲載されたのはi7-8809Gだけですが、他にもi7-8705Gとi7-8706Gがラインナップされると言われています。
CPU | Core i7-8809G | Core i7-8705G | Core i7-8706G |
CPU Clock | 3.1 GHz | 3.1 GHz | ? |
Cores / Threads | 4C8T | 4C8T | ? |
GPU Device ID | 694C:C0 | 694E:C0 | ? |
SP | 1536SP (24CU) | ? | ? |
GPU Clock | 1000 ~ 1200 MHz | ? |
2018/1/8追記
Intelが正式に発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
Intelは第6世代のSkylakeから第8世代のCoffee Lakeまでを対象にしたiGPUドライバ『Intel Graphics Driver for Windows 15.60.1.1.4901』を公開しました。このドライバにはBattlefield 1、Star Wars Battlefront II、Rise of the Tomb Raiderなどのゲームへの最適化が含まれています。
と言っても、iGPUでこの辺のゲームをやりこんでいる人はあまりいないかと思われます。注目はゲーム以外の以下の改善点。
第7世代のKaby Lake以降のiGPUをお使いの方で、H.265/HEVCの動画再生がイマイチと感じている人はアップデートしてみる価値があるかもしれません。
ダウンロードは下記サイトよりどうぞ。対応OSはWindows10 64bit v1607 Anniversary Update以降となります。
中国語圏で、Z170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作を成功させた猛者が現れました。
しっかりとWindowsを起動することもでき、オーバークロックをすることも可能だそうです。しかし、今のところ1スロット目のPCIeを使用することはできず、iGPUも認識しないとのこと。
どうやってZ170マザーボードで動作させたかというと、
(Source:AMD's James Prior talks (Ry)zen 2 and Vega 11)
Raven RidgeとZen 2に関してちょっとした話題をご紹介。以下の情報はOverclockersUKのライブストリームに出演したAMDの中の人の発言に基づいています。
(Source:Our first Ryzen 5 2500U benchmarks are in and Intel has every reason to worry)
海外メディアのNOTEBOOK CHECKにて、Raven RidgeことRyzen Processor with Radeon Vega Graphics搭載のノートPC『ENVY X360』のベンチマークがリークされました。
搭載されているCPUモデルは『RYZEN 5 2500U』になります。Raven Ridgeはどれほどの性能なのか、サクサクッと見てまいりましょう。
海外でZ370 / Coffee Lake環境にWindows7のインストールができたという報告が出てまいりました。何かしらの理由でCoffee Lake環境でWindows7を使いたいと思っていた人には朗報ですね。インストール手順は下記のページをご参照くださいませ。
Overclock.netフォーラム
How to install Windows 7 on Coffee Lake PC (Z370 chipset motherboard - Asus Maximus X Hero)
詳しくはフォーラムを見ていただくとして、以下、補足です。
フォーラムではASUS ROG Maximus X Heroを例に手順の説明がされていますが、投稿者によると
Windows10用ドライバとして公開されているIntel Chipset Driver (version 10.1.1.44 - 2017/08/30)はWindows7 / 8と互換性があります。 |
とのことで、ASUSだけでなく他社製品のマザーボードでもWindows7のインストールはできるようです。
ただし、各マザーボードメーカーが正式にサポートしているのはWindows10のみです。Windows7での動作目当てで購入して、万が一、上手くいかなかったとしても泣かない覚悟が必要です。不安であれば、ぐぐるなりしてWindows7での動作報告のあるマザーボードを選んておいた方が無難かと思います。
iGPUに関しては特に記載がないため、こっちはまだ打開できていないようです。Kaby LakeではマザーボードメーカーがVGAベータドライバを公開していたり、Inf書き換えなんて裏技がありました。Coffee Lakeでも何かしらの方法での打開報告が待たれます。
最後に、Coffee LakeもKaby Lakeと同様にWindowsUpdateは蹴られると思います。これに関してはいくつか打開策があるため、詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
【アプデ】 『最新CPUでWindows Updateお断り機能』をお断りする方法がさっそく見つかる
Good luck!
2018/11/8追記 ①
iGPUに関して少し進展がありました。Win7用ドライバとWin10用ドライバを合体させることで、いくつか問題点は残るもののWindows7である程度動作することに成功した模様です。合体ドライバの作り方など詳しくはこちらのMivas氏の書き込みをご覧くださいませ。
<合体ドライバの問題点>
・Windows Media Playerで動画再生すると音声のみ流れて映像が表示されない
・Intel Graphics Control Panelが正常に動作せず、設定が反映されない
・ハードウェアアクセラレーションが不安定で、これを使ったテストを行うとテストが停止する
<上手くいく動作>
・Media Player ClassicやVLC、GOMなどではちゃんと動画再生が可能
・ブラウザ上での動画再生にも問題なし
・エアロも完全に機能
2018/11/8追記 ②
Z390でもWindows7の動作報告が出てまいりました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
【CPU/マザボ】 朗報 Z390 / Core 9000シリーズ環境でもWindows7が動作。ただし別途USBカードが必要
(Source:ASUS Z370 Maximus X Apex Review)
前回のあらすじ、Z370もマザーボードによってはVRMの温度がヤバイと海外で報じらました。
Gigabyte Z370 Ultra Gamingは5.0GHz時に100度超えという圧倒的な爆熱っぷり。
この件を報じた海外メディアのOC3Dが、新たにASUSのZ370マザーボード『ROG MAXIMUS X APEX』のレビューとVRM温度を公開しました。5.0GHzにOC時のVRM温度がこちら。