エラーが発生したりクラッシュする不具合。Windows11 24H2 / 25H2にて発生。主に企業・組織等、プロビジョニング使用環境に影響 [Update 1: 影響範囲拡大。25H2も]

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Windows11 24H2またはWindows11 25H2のセットアップが完了し、Windows11の起動後、各種機能でエラーが発生したり、クラッシュするという不具合が発生しています。

更新履歴 [記事初公開日: 2025/11/21]
① 当初、Microsoftはこの不具合はWindows11 24H2でのみ発生するとしていましたが、2025年12月2日付けで情報をアップデートし、Windows11 25H2でも発生することを明らかにしました。また、内容も変更されました。それに伴い、本記事のタイトル・内容を改訂。 [2025/12/2] [New]

不具合概要

不具合について

日本時間で2025年7月9日にリリースされたWindows11 24H2 (Windows11 25H2含む)用セキュリティ更新プログラムKB5062553以降の更新プログラムを使用してプロビジョニングを行うと、さまざまな不具合が発生する恐れがあります。

Windows11起動時に以下のコンポーネントの実行に失敗したり、エラーが発生します。

  • explorer.exe
    • ログイン時に黒い画面になる
    • スタートメニューが開かない
    • 起動時にエクスプローラーがクラッシュする
    • タスクバーが表示されない
  • スタートメニュー
    • スタートメニューが開かず、重大なエラーメッセージが表示される
  • shellhost.exe
    • shellhost.exeがクラッシュする
  • XAML依存アプリ
    • アプリの起動に失敗したり、起動時にクラッシュする
    • ユーザーアカウント制御UIのconsent.exeに問題が生じる
    • 『設定』 → 『システム』が表示されない
    • XAMLビューの初期化時にアプリケーションがクラッシュする
    • その他のXAMLアイランドビューが初期化に失敗する

不具合の原因

これらの不具合が発生する原因は、更新プログラムのインストール後にXAMLパッケージが適切なタイミングで登録されないために発生します。

つまり、アプリケーションが依存しているXAMLパッケージが、更新プログラムのインストール後に正しく登録される前にアプリが起動しようとするためにこの不具合が発生します。

この影響を受けるXAMLコンポーネントは以下。

  • MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy
  • Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe
  • MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy

不具合が発生するOSおよび更新プログラム

この不具合はWindows11 24H2およびWindows11 25H2で発生します。また、この不具合の影響を受ける更新プログラムは以下。

  • Windows11 25H2 / Windows11 24H2
    KB5070311 (2025年12月2日 プレビューリリース)
    KB5068861 (2025年11月12日 セキュリティ更新プログラム)
    KB5067036 (2025年10月29日 プレビューリリース)
    KB5070773 (2025年10月21日 WinRE修正緊急リリース)
    KB5066835 (2025年10月15日 セキュリティ更新プログラム)
    KB5065789 (2025年9月30日 プレビューリリース)
    KB5068221 (2025年9月22日 緊急リリース)
    KB5065426 (2025年9月10日 セキュリティ更新プログラム)
    KB5064081 (2025年8月30日 プレビューリリース)
    KB5063878 (2025年8月13日 セキュリティ更新プログラム)
    KB5062660 (2025年7月22日 プレビューリリース)
    KB5064489 (2025年7月14日 緊急リリース)
    KB5062553 (2025年7月9日 セキュリティ更新プログラム)

不具合の発生タイミング

これらの不具合は、「初回のログオン時」や「仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)など非永続的(ログオフすると元の状態に戻る、設定等が保存されない)なOS環境でのログオン時」に発生します。

不具合の影響範囲

冒頭の繰り返しになりますが、この不具合はプロビジョニングを使用してPC / Windows11 24H2またはWindows11 25H2を構成する場合に影響します。つまるところ、主に企業・法人・組織といったIT管理部門で問題となります。

基本的に個人のPCや個人ユーザーがこの不具合の影響を受けることはないでしょう。

Microsoftの対応

現在、Microsoftはこの不具合の解決に取り組んでおり、状況に進展があり次第、『KB5072911: Multiple symptoms occur after provisioning a PC with a Windows 11, version 24H2 update』のページに情報を公開するとのことです。

また、本不具合にお困りのユーザー向けに、上記リンク先に回避策のスクリプトが公開されています。お困りの方は上記ページをご一読ください。

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Posted by にっち