Azure仮想マシンが起動しない不具合。Windows Server 2025とWindows11 24H2に影響。KB5062553に起因。修正更新プログラムKB5064489を緊急リリース
Microsoftは、特定の環境においてAzure仮想マシンの起動に失敗する不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
日本時間で2025年7月9日にWindows Server 2025およびWindows11 24H2用にリリースされたセキュリティ更新プログラムKB5062553をインストールすると、Azure仮想マシン(Azure Virtual Machines)の起動に失敗する場合があります。
この不具合は、トラステッド起動(Trusted Launch)を無効にしていて、レジストリキー経由で仮想化ベースのセキュリティ(Virtualization-based Security / VBS)が有効になっている環境に影響します。
この不具合の影響を受けるOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows11 24H2
KB5062553 (2025年7月9日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2025
KB5062553 (2025年7月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法
この不具合は2025年7月13日付け(米国時間)で緊急リリースされたKB5064489にて修正されました。KB5064489はMicrosoft Updateカタログよりダウンロードができます。
このほか、トラステッド起動を有効にする(※英語ページ。日本語ページもありますが機械翻訳)ことでもこの不具合を回避できます。Windows11を実行している仮想マシンは、トラステッド起動が必須であるとMicrosoftは述べてます。