Gigabyte製の旧型マザーボードに脆弱性。SMM環境内で任意のコードを実行される恐れなど。Z590、Z490、Z390などが対象。BIOSアップデートを

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Gigabyte マザーボード

Gigabyteは、同社製の旧型マザーボードに脆弱性があり、修正BIOSを公開したことを発表しました。以下、Gigabyteのアナウンスになります。

当社(Gigabyte)は、当社製の旧型コンシューマー向けマザーボードで使用されているSystem Management Mode (SMM)モジュール内に、複数のメモリ破損の脆弱性(CVE-2025-7026、CVE-2025-7027、CVE-2025-7029)が存在することを確認しました。

これらの脆弱性を攻撃者により悪用されると、権限を昇格されたり、SMM環境内で任意のコードを実行される恐れがあります。

これらの脆弱性は、旧型のIntelプラットフォームにのみ存在し、最新のプラットフォームには影響しません。

当社は、この問題の解決に積極的に取り組んでおり、以下のスケジュールで脆弱性を修正したBIOSアップデートをリリースしています。影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。(ただし、これらに限定されません)

  • Intel H110
    • 2025年6月修正
  • Intel Z170、H170、B150、Q170
    • EOLのため、サポートについてはFAEにお問い合わせください
  • Intel Z270、H270、B250、Q270
    • EOLのため、サポートについてはFAEにお問い合わせください
  • Intel Z370、B365
    • EOLのため、サポートについてはFAEにお問い合わせください
  • Intel Z390、H310、B360、Q370、C246
    • 2025年6月修正
  • Intel Z490、H470、H410、W480
    • 2025年6月修正
  • Intel Z590、B560、H510、Q570
    • 2025年6月修正

これらの製品をお使いのお客様は、最新のBIOSバージョンが公開され次第、速やかにアップデートされることを強くおすすめいたします。

BIOSは、Gigabyte公式Webサイトよりお使いのマザーボード名を検索して、マザーボードページの『サポート』セクションよりダウンロードができます。

Posted by にっち