CPU,マザーボード

前回のあらすじ。中国語圏でZ170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作に成功させた猛者が現れる。

しかし、このときはPCIeの1スロット目が使用できなかったり、iGPUも認識しなかったりと完全ではありませんでした。

英語圏のフォーラムにて、これらの問題を打開し、100シリーズでCoffee Lakeを完全に動作させることに成功させた猛者が現れました!


(Source:PassMark 1 / 2)

PassMarkのデータベースにしっかりと100シリーズでCoffee Lakeが動作しているリザルトが登録されています。iGPUもバッチリ認識されていますね!

挑戦を考えている人は上記のガイド/パッチページをご覧くださいませ。100/200シリーズでCoffee Lakeを認識させるための魔改造手順が事細かに掲載されています。ただし、難易度はかなり高めです。また、注意点として、 「成功を保証するものではない」 と掲載されているため、挑戦の際は失敗しても泣かない覚悟の上でどうぞ!

2018/12/1追記
Core i 9000シリーズも動作するようです! 詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU


(Source:Exclusive: Upcoming Ryzen X470, Coffee Lake-S Z390, H370, H310 and B360 motherboards from ASRock)

海外メディアのVideoCardzによると、ASRockは下記マザーボードのリリースを予定しているとのことです。

    Ryzen 2000 motherboards
    ・ASRock Fatal1ty X470 Gaming K4
    ・ASRock Fatal1ty X470 Professional Gaming
    ・ASRock Fatal1ty X470 Gaming-ITX/ac

    New Coffee Lake-S motherboards
    H310 (entry-level):
    ・ASRock H310M-HDVP
    ・ASRock H310M-HDV
    ・ASRock H310M-DGS
    ・ASRock H310M-G/M.2
    ・ASRock H310M-HDV/M.2
    ・ASRock H310M-ITX/ac
    ・ASRock H310D4-M2

    B360:
    ・ASRock B360 Pro4
    ・ASRock B360M Pro4
    ・ASRock B360M-HDV
    ・ASRock B360M-ITX/ac

    H370:
    ・ASRock H370 Pro4
    ・ASRock H370M-ITX/ac
    ・ASRock H370M Pro4

    Q270:
    ・ASRock Q370M vPro

    Z390 (high-end):
    ・ASRock Z390 Pro4
    ・ASRock Z390M-ITX/ac
    ・ASRock Z390M Pro4

注目となるのがZ390。Z390は8C16T CPUをサポートすると言われており、上記リストには『New Coffee Lake-S motherboards』として掲載されています。

Intel初の8C16TメインストリームCPUがどのアーキテクチャで登場するのかハッキリとしていませんでしたが、このリストに書かれていることが本当なら、Coffee Lakeで登場することになりそうです。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,ウイルス

Intel関連の話題を、2本立てでお届けいたします。

Intel、脆弱性を知りながらCoffee Lakeを発売か

Google Project ZeroによってMeltdownとSpectreが報告されたのは2017年中頃、Coffee Lakeの発売は2017年10月、つまり、Intelは脆弱性のことを知りつつCoffee Lakeを発売したと海外メディアのTECH POWER UPが報じました。

もし、Coffee Lakeのユーザが集団訴訟を起こした場合、この事実はIntelの責任問題となり裁判に影響する可能性があると言われています。

ハードウェア的な解決はまだまだ先?

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PC Watchによると、

     Intelによれば、次期プロセッサでは、この問題を軽減する対策と性能強化を行なうとしており、既存製品に関しては、それぞれの脆弱性に対応した緩和策などを提示している。

    (Source:PC Watch)

上記のように報じられており、次期プロセッサでも完全な解決とはならず、 「問題を軽減する対策」 に留まるようです。

ここでいう次期プロセッサが何を指しているのかはわかりませんが、ハードウェア的に完全に解決されたCPUが登場するまで、まだしばらく時間がかかりそうです。

CPU,マザーボード

(Source:http://www.gdm.or.jp/voices/2017/1227/247605)

 AMDは、当初2018年1月下旬の発売と言われていたVegaベースのGPUを搭載するAPU「Raven Ridge」が、2018年3月上旬に変更された。一部サンプル品が出回っているようだが、詳細については未定。

 また、「Ryzen 2」こと「Pinnacle Ridge」のデビューも今のところ2018年3月上旬を予定。同時に新チップセットである「AMD 400」シリーズから、「X470」や「B450」搭載マザーボードが発売予定という。

 Intelは、デスクトップ向けの「Coffee Lake-S」から、ローエンドモデルのラインナップ拡充が進む。PentiumやCeleronが登場するほか、「H370」や「B370」搭載マザーボードが2月~3月頃にかけて登場する見込み。なお、深刻な品薄状況が続いている「Core i7-8700」と「Core i5-8400」は「2018年1月下旬を目処に、まとまった数が入荷する」と話す関係者もいた。

上記内容がエルミタージュ秋葉原で報じられました。Raven Ridgeの登場は2018年3月上旬としていますが、モバイル版なのかデスクトップ版なのかについては言及されていません。12nm版RYZENのPinnacle RidgeについてはDigiTimesのリークからかけ離れたものではなく、概ね前情報どおりとなっています。

IntelもCoffee Lake下位製品を2~3月に投入とのことで、この時期は多くの製品が登場しますね! 米国時間で2018年1月9日~12日に開催されるCES 2018で、何かしらの情報が出てくるのを期待したいところです。

2018/1/8追記
AMDがPinnacle Ridgeは2018年4月ローンチと正式に発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,マザーボード

中国語圏で、Z170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作を成功させた猛者が現れました。



しっかりとWindowsを起動することもでき、オーバークロックをすることも可能だそうです。しかし、今のところ1スロット目のPCIeを使用することはできず、iGPUも認識しないとのこと。

どうやってZ170マザーボードで動作させたかというと、

CPU


(Source:下代Core i7-9700K具備8核心、16線程)

<ザックリ意訳>
台湾のマザーボードメーカーによると、第9世代のIntel Coreプロセッサはi7が8C16T、i5が6C12T、i3が4C8Tになる。これらは2018年後半にCannon Lakeとして登場するという。


上記内容が中国語圏メディアのHKEPCにて報じられました。

Intelの8C16TメインストリームCPUについては以前から2018年後半に登場するという噂が出ていました。その8C16T CPUのアーキテクチャについては『Ice Lakeで出る説』と『Coffee Lakeで出る説』があり、情報が錯綜していますが、今回の報道で『Cannon Lakeで出る説』が浮上してより一層錯綜してまいりました/(^o^)\

はたして、8C16TメインストリームCPUはどのアーキテクチャで真っ先に登場するのでしょうか。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU


(Source:Intel デスクトッププロセッサー・スペック性能比較|パソコン実験工房資料室)

パソコン工房のサイトに『Pentium Gold G5600』や『Celeron G4900』など、未発表のCoffee Lakeシリーズが掲載されています。

G4900とG4920のクロックが同じだったり、PentiumとCeleronのTシリーズでAVX2.0に対応していたりと、ところどころ表記ミスと思われる箇所があるためどこまで正確かはわかりませんが、下位製品の購入を考えている人は参考になるかと思います。

< Update 1 >
上記リストがパソコン工房のサイトから削除されました。公開してはいけない情報をうっかりお漏らししてしまった感じでしょうか。

CPU


(Source:TECH POWER UP / AIDA64)

海外メディアのTECH POWER UPによると、AIDA64の更新履歴に早くも第9世代のIntel CPUのネーミングが含まれていたとのことです。

今回、見つかった名前は、i5-9600K / i5-9600 / i5-9500 / i5-9400 / i3-9300 / i3-9100 / i3-9000などで、近年のシリーズと大差はありません。

これらのネーミングがどのアーキテクチャに採用されるのかはまだ定かではありません。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,マザーボード

海外でZ370 / Coffee Lake環境にWindows7のインストールができたという報告が出てまいりました。何かしらの理由でCoffee Lake環境でWindows7を使いたいと思っていた人には朗報ですね。インストール手順は下記のページをご参照くださいませ。

Overclock.netフォーラム
How to install Windows 7 on Coffee Lake PC (Z370 chipset motherboard - Asus Maximus X Hero)

詳しくはフォーラムを見ていただくとして、以下、補足です。

フォーラムではASUS ROG Maximus X Heroを例に手順の説明がされていますが、投稿者によると

Windows10用ドライバとして公開されているIntel Chipset Driver (version 10.1.1.44 - 2017/08/30)はWindows7 / 8と互換性があります。

とのことで、ASUSだけでなく他社製品のマザーボードでもWindows7のインストールはできるようです。

ただし、各マザーボードメーカーが正式にサポートしているのはWindows10のみです。Windows7での動作目当てで購入して、万が一、上手くいかなかったとしても泣かない覚悟が必要です。不安であれば、ぐぐるなりしてWindows7での動作報告のあるマザーボードを選んておいた方が無難かと思います。

iGPUに関しては特に記載がないため、こっちはまだ打開できていないようです。Kaby LakeではマザーボードメーカーがVGAベータドライバを公開していたり、Inf書き換えなんて裏技がありました。Coffee Lakeでも何かしらの方法での打開報告が待たれます。

最後に、Coffee LakeもKaby Lakeと同様にWindowsUpdateは蹴られると思います。これに関してはいくつか打開策があるため、詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

【アプデ】 『最新CPUでWindows Updateお断り機能』をお断りする方法がさっそく見つかる

Good luck!

2018/11/8追記 ①
iGPUに関して少し進展がありました。Win7用ドライバとWin10用ドライバを合体させることで、いくつか問題点は残るもののWindows7である程度動作することに成功した模様です。合体ドライバの作り方など詳しくはこちらのMivas氏の書き込みをご覧くださいませ。

<合体ドライバの問題点>
・Windows Media Playerで動画再生すると音声のみ流れて映像が表示されない
・Intel Graphics Control Panelが正常に動作せず、設定が反映されない
・ハードウェアアクセラレーションが不安定で、これを使ったテストを行うとテストが停止する

<上手くいく動作>
・Media Player ClassicやVLC、GOMなどではちゃんと動画再生が可能
・ブラウザ上での動画再生にも問題なし
・エアロも完全に機能

2018/11/8追記 ②
Z390でもWindows7の動作報告が出てまいりました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU/マザボ】 朗報 Z390 / Core 9000シリーズ環境でもWindows7が動作。ただし別途USBカードが必要

CPU,マザーボード


(Source:ASUS Z370 Maximus X Apex Review)

前回のあらすじ、Z370もマザーボードによってはVRMの温度がヤバイと海外で報じらました。


(『OC』表記は5.0GHz時、何もなしは定格)

Gigabyte Z370 Ultra Gamingは5.0GHz時に100度超えという圧倒的な爆熱っぷり。

この件を報じた海外メディアのOC3Dが、新たにASUSのZ370マザーボード『ROG MAXIMUS X APEX』のレビューとVRM温度を公開しました。5.0GHzにOC時のVRM温度がこちら。

CPU,マザーボード


(Source:Intel Management Engine Critical Firmware Update (Intel SA-00086))

Intelは『Intel Management Engine (ME)』、『Intel Server Platform Services (SPS)』、『Intel Trusted Execution Engine(TXE)』に脆弱性が見つかったことを発表し、ファームウェア(BIOS/UEFI)のアップデートを呼びかけています。これらの脆弱性を悪用されると、リモートでコードを実行されるなどの危険性があるとのこと。

影響を受ける製品は下記になります。

    ・6th / 7th / 8th Generation Intel Core Processor Family
    ・Intel Xeon Processor E3-1200 v5 & v6 Product Family
    ・Intel Xeon Processor Scalable Family
    ・Intel Xeon Processor W Family
    ・Intel Atom C3000 Processor Family
    ・Apollo Lake Intel Atom Processor E3900 series
    ・Apollo Lake Intel Pentium
    ・Celeron N and J series Processors

いくつかのメーカーはファームウェアのアップデート情報を公開しています。

上記以外のアップデート情報は各メーカーのサイトをご確認くださいませ。

また、自分の環境が影響を受けるか、確認するツールも公開されていますので、チェックしてみたい方は下記ページからツールのダウンロードをどうぞ。

CPU


(Source:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1092435.html)

 Intelは15日(現地時間)、6コアのハイエンドCPU「Coffee Lake-S」シリーズの供給を強化するため、組み立ておよびテストを中国・成都の工場でも行なうと発表した。

 対象となるのはCore i7-8700K/8700、およびCore i5-8600K/8400の4モデル。これまでこれらのCPUはマレーシアの工場でのみ、組み立ておよびテストが行なわれていたが、新たに中国・成都の工場でも行なわれるようになる。

これら『ASSEMBLED IN CHINA』となるCoffee Lakeは2017年12月15日から出荷とのことです。ここで気になってくるのが品質。海外メディアのANAND TECHは工場の違いについて、

「世界中にあるIntelの生産現場で使用されている技術は全て同じです。CPUの性能、品質、信頼性およびその他の特性は、異なる施設と同等であると言われています」

と伝えています。

しかしながら 「どこそこ産の方がよく回る」 といったような話は(本当かどうかはさておき)K付きCPUには付き物です。はたして、『ASSEMBLED IN CHINA』と『ASSEMBLED IN MALAYSIA』で何かしらの違いはあるのでしょうか。