かねてよりZ390と8C16TのメインストリームCPUが2018年後半に登場するという噂が出ていましたが、早くもZ390マザーボードがSandraのリザルトに上がってまいりました。
使用されているCPUは8C16Tではありませんが、マザーボード名はたしかに『SuperMicro C7Z390-PGW』と表記されています。まだ名前が浮上しただけでこれといった情報はありませんが、思った以上に早く出てきた印象を受けます。
かねてよりZ390と8C16TのメインストリームCPUが2018年後半に登場するという噂が出ていましたが、早くもZ390マザーボードがSandraのリザルトに上がってまいりました。
使用されているCPUは8C16Tではありませんが、マザーボード名はたしかに『SuperMicro C7Z390-PGW』と表記されています。まだ名前が浮上しただけでこれといった情報はありませんが、思った以上に早く出てきた印象を受けます。
(Source:Gigabyte Z370 Aorus Ultra Gaming Review)
Skylake-XのときにVRM温度が高くて問題になりましたが、Coffee LakeでもVRM温度は高いようです。海外メディアのOC3D.NETは、i7-8700Kの定格と5.0GHzのときのVRM温度を公開しました。それがこちら。
(Source:TECH POWER UP / AnandTech)
IntelはCoffee Lakeから、全コアに掛かるターボクロックの公表を廃止しました。公開されるターボブーストのクロックは、1コアに掛かる最大クロックのみとなります。
理由は 「ターボクロックはシステム構成や作業負荷に依存するため」 としていますが、より詳細な説明はされていません。つまるところ、今後、1コアターボクロック以外は保証されなくなり、CPUの品質によっては全コアや2コア以上に掛かるターボクロックに差異が生じてくる可能性が懸念されます。
しかし、実際のところ、AnandTechの調査によると
Coffee Lakeでは前情報どおり上記のターボブースト結果を得たとのことです。
また、他のレビューや報告などを見ても 「この個体は6コアTB4.2GHzまでしか上がらない」 や 「うちの個体は6コア4.5GHzまでいった!」 といったような、CPUの個体差でターボクロックが変わったという報告は見かけないため、Coffee Lakeに関しては上記のリストで間違いなさそうです。
(Enhanced Multi-Core Performanceでの全コア4.7GHzブーストは除く。というかこちらはCPUの個体差ではなくマザボ制御でのお話)
Coffee Lakeではあまり考える必要もなさそうですが、Cannon LakeやIce Lakeでは最悪『TBおみくじ』なんてことになるのかもしれません/(^o^)\ はたして、Cannon LakeやIce Lakeでもターボブーストの仕様は個体差に影響なく保たれ続けるのでしょうか……。
Coffee Lakeの国内価格が各ショップに掲載され始めました。AmazonとパソコンショップアークとTSUKUMOでは下記になります。
モデル | Amazon | パソコンショップアーク | TSUKUMO |
i7-8700K | 47,980円 | 47,980円 | 47,973円 |
i7-8700 | 40,479円 | 40,480円 | - |
i5-8600K | 33,480円 | 33,480円 | - |
i5-8400 | 23,480円 | 23,480円 | 23,479円 |
i3-8350K | 32,042円 | 22,980円 | - |
i3-8100 | 26,220円 | 14,980円 | 14,979円 |
(2017年10月27日時点。価格は全て税込)
Amazonのi3-8350Kとi3-8100がかなり高くなっていますが、おそらく値段の付け間違いでしょう。
エルミタージュ秋葉原がCoffee Lakeの国内予価をリークしました。それがこちら。
モデル | エルミタ予価 |
i7-8700K | 約49,000円前後 |
i7-8700 | 約41,000円前後 |
i5-8600K | 約34,000円前後 |
i5-8400 | 約23,000円前後 |
i3-8350K | 約23,000円前後 |
i3-8100 | 約15,000円前後 |
(Source:http://www.gdm.or.jp/voices/2017/1026/240681/)
税抜か税込かについては触れられていませんが、この価格で税抜は考えにくいことと、過去の情報が税込だったので、おそらく税込かと思われます。
また、エルミタージュ秋葉原の予価は実売価格よりも少し高めの場合があります。Kaby Lake i7-7700Kも約40,000円後半としてリークされましたが、初値は税込43,333円でした。
Coffee Lakeもエルミタージュ秋葉原の予価よりは若干安くなるかもしれません。ならないかもしれません。
2017/10/27追記
国内価格が各ショップに掲載され始めました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 Coffee Lakeの国内価格が各ショップに掲載
インテル株式会社は25日、日本国内での発売が遅れていた、Intelの第8世代Coreプロセッサこと“Coffee Lake-S”シリーズの各製品について、10月27日午前0時より予約受付を開始すると発表した。11月2日の午前11時には最上位のCore i7-8700Kの販売がはじまり、順次下位モデルも発売される。 |
当初、Coffe Lakeの日本での発売は2017年11月23日と言われていましたが、若干予定が早まったようです。米国では10月5日に発売されたため、約1ヶ月遅れでの国内登場ですね。
(Source:Asus Interview ... / ASUS Confirms Z270 Platform ...)
<ザックリ意訳>
ASUS ROGマザーボードプロダクトマネージャのAndrew Wu氏はbit-techのインタビューでZ270とCoffee Lakeの互換性について語った。Andrew Wu氏いわく、 「ME(Management Engine)とBIOSのアップデートでZ270とCoffee Lakeに互換性を持たせることが可能だ。しかし、Intelがそれを許可しない」 とのこと。また、 「物理的な制限はなく、電力供給についても大した違いはない」 とも述べた。
上記内容がbit-techのインタビューで明らかになりました。Kaby LakeとCoffee Lakeでピンアサインは若干異なっており、Coffee Lakeは電圧ピンが増えていましたが、ASUSによるとそれは大した違いではなく、Z270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応できるようです。
マザーボード屋がここまでキッパリと断言するなら間違いないでしょう……。これは酷い……。
2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。
↑はマイナビに掲載されているi7-8700KのCinebench R15スコアですが、1542cbと異常に高いため話題になっています。全コアターボが効く4.3GHzだと
(Source:Caseking)
ドイツのウェブショップCasekingはオーバークロック耐性保証付きi7-8700Kの取り扱いを開始しました。通常のi7-8700Kが400ユーロで販売されているなか、5.2GHz保証のものは700~870ユーロ、日本円にして約79,000~98,000円(税抜)です。ひぇ~……。
Advance、Pro、Ultraというラインナップが用意されており、違いは下記になります。
Advance | Pro | Ultra | |
液体金属化 | ○ | ○ | ○ |
IHSの研磨 | × | ○ | ○ |
シルバーIHS | × | × | ○ |
グリスバーガーは全て液体金属に変更されており、最上位となるUltra EditionではIHSがオリジナルのシルバー製のものに変更されています。
最初から液体金属化されていてOC耐性が保証されているのはとても魅力的ですが、お値段の高さから買う人を選びそうですね/(^o^)\
(Source:https://twitter.com/AMDRyzen/status/915977053463343104)
AMDは既存のAM4マザーボードが12nm版RYZENに対応することを示唆した 「将来の拡張性とアップグレードの準備はできています」 と書かれた画像をツイッターに上げました。
手前には薄暗いなかのコーヒーカップ、その奥にはわずかにスポットライトの当たるAM4マザーボード、これはLGA1151にも関わらず上位・下位互換をバッサリと切ったIntelのCoffee Lakeシリーズに対する皮肉っすね。この点については煽られても仕方なし……。
Coffee Lakeの発売解禁と同時に、各所で一斉にレビューが公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!
<日本国内>
4gamer
「Core i7-8700K」「Core i5-8400」レビュー
PC Watch
6コアになってコスパが向上したCore i7-8700Kをベンチマーク
<海外>
PC Perspective
The Coffee Lake Story: Intel Core i7-8700K and Core i5-8400 Review
ANAND TECH
Initial Numbers on the Core i7-8700K and Core i5-8400
Kit Guru
Intel Core i7-8700K and Core i5-8400 (w/ Gigabyte Z370 Aorus Gaming 7) Review
Guru3D
Intel Core i7 8700K processor review
Eurogamer
Intel Coffee Lake-S: Core i7 8700K review
詳細は上記を見ていただくとして、各所から分かりやすいグラフを引っ張ってきてサクッと見ていきましょう。といっても、これまでに出てきた前情報どおりの結果のために、あまり目新しいものはないかもしれません。
まずはゲームベンチマークから。
(Source:HKEPC / Intel Core i7-8700K delidded)
i7-8700Kを殻割した画像がリークされました。i7-7700Kと比較するとコア数が増えた分、大きくなっていますね! それでも総面積は22nmのIvy Bridge世代と同じくらいでしょうか。
Coffee Lakeも以前からグリスバーガーと言われており、これまでの流れからソルダリングに戻る気配なんてこれっぽっちもありませんでしたが、今回の殻割画像の登場で100%グリスバーガーが確定いたしました。
追記
Coffee Lakeの各種レビューが公開されました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 Coffee Lake 6C12T i7-8700Kの各種ベンチマーク公開