【マザボ】 der8auer氏、X299マザーボードのVRMが熱いと苦言

CPU,マザーボード


(Source:The X299 VRM Disaster (en))

2017年5月末に最速でSkylake-Xの殻割を行い、グリスバーガーであることを世に知らしめたder8auer氏は、X299マザーボードのVRMについて苦言を呈しました。

der8auer氏はGigabyte X299 AORUS Gaming 3でi9-7900Xのクロックを4.6GHz@1.25Vに設定して、AVXに対応していないバージョンのPrime95を回しました。VRMの温度を測ったところ、わずか10~15分ほどで、





VRMヒートシンクが84度、VRMの裏面は105度という数値を示しました。
Gigabyteだけに限らずASUS PRIME X299-Aも10分ほどでVRMヒートシンクが86度、VRMの裏面は96度に、MSI X299 GAMING PRO CARBON ACもVRMヒートシンクが75度、VRMの裏面は91度になったとのこと。

なぜ、こんなにも高温になるような設計になっているのか、それは 「Intelの短いスケジュールのせいで、マザーボードメーカーは製品を開発する時間がほとんど取れなかった。Intelとマザーボードメーカー、それぞれ50:50の割合で責任があるだろう」 とder8auer氏は伝えています。

注意点は、全てのマザーボードを試したわけではないので、これら3枚だけを避ければ良いというわけではなく、他のX299マザーボードでも高温になる可能性があるということです。

また、der8auer氏はもう一つ気になる温度を報告しています。8pinコネクタが1つしかないX299マザーボードは、

1本に負荷が掛かりすぎているのか、電源によってはバラックの状態でもケーブルの温度が65度になっていたことを伝えています。ケースに組み込んだ際は、エアフローによってはさらに温度が上がることが予想され、注意を促しています。