【Windows11】 WindowsUpdate 2025年8月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5063875 / KB5063878 [Update 1]

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日本時間で2025年8月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 23H2用セキュリティ更新プログラムKB5063875、Windows11 24H2用KB5063878の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2025/8/13]
① 24H2に『追加情報』の項目を加筆。 [2025/8/14] [New]

Windows11 23H2用セキュリティ更新プログラム: KB5063875

基本情報

KB5063875はWindows11 バージョン23H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • Copilotキーを使用してもCopilotが再起動しない不具合を修正
  • KB5063875には、2025年7月23日に配信されたプレビューリリースKB5062663の内容が含まれています

不具合情報

2025年8月13日時点でKB5063875に不具合は確認されていません。

Windows11 24H2用セキュリティ更新プログラム: KB5063878

基本情報

KB5063878はWindows11 バージョン24H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • 新しいPCでサインインする際に時間がかかる不具合を修正。この不具合は特定のプリインストールされたパッケージが原因でした
  • KB5063878には、2025年7月23日に配信されたプレビューリリースKB5062660の内容が含まれています

追加情報 [2025/8/14] [New]

一部環境において、KB5063878のダウンロードやインストールが進まない、終わらないという報告が複数件出ています。環境によってはダウンロードが4%や6%で進まなくなったり、普段の倍くらい時間がかかったり、再起動に1時間くらいかかる場合があります。しかし、待っていればそのうち終わりますので気長にお待ちください。

なお、この現象はあくまで一部環境でのみ発生しており、すべての環境で発生するものではありません。しかし、念のため、KB5063878のインストールをする際は、時間のあるときにやった方が良いかもしれません。

不具合情報

KB5063875には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

2025年7月23日に配信されたプレビューリリースKB5062660以降をインストールすると、イベントビューアーにエラーID 57 (イベントID 57)、CertificateServicesClient (CertEnroll)に関するエラーが記録される場合があります。

イベント内容は「The "Microsoft Pluton Cryptographic Provider” provider was not loaded because initialization failed」(Microsoft Pluton Cryptographic Provider プロバイダーは初期化に失敗したため読み込まれませんでした)といったものです。

このエラーはPCを再起動するたびにイベントビューアーに記録されますが、表示上の問題で、実際にはWindowsに何も問題や不具合は発生していません。

このエラーは現在開発中の機能に関連するもので、Windowsには何も影響はなく、このエラーの発生を防止したり解決したりするための対応は不要です。

つまり、何もせず放っておいて問題ありません。

現在、Microsoftは本不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正予定しています。