100/200シリーズのマザーボードでCoffee Lakeが動作しないのは、Intelがマザーボードメーカーに互換性を保つことを許可しなかったことが原因だと発覚したのは記憶に新しいと思います。ご存知でない方は下記関連記事を時系列順に是非ともご一読ください。
そんな中、中国のSUPoXはCoffee Lake対応のH110マザーボード『H311M-D4』を発表しました。
100/200シリーズのマザーボードでCoffee Lakeが動作しないのは、Intelがマザーボードメーカーに互換性を保つことを許可しなかったことが原因だと発覚したのは記憶に新しいと思います。ご存知でない方は下記関連記事を時系列順に是非ともご一読ください。
そんな中、中国のSUPoXはCoffee Lake対応のH110マザーボード『H311M-D4』を発表しました。
以前よりBIOSを魔改造すれば100/200シリーズでもCoffee Lakeが動作するという話は出ていましたが、Core i 9000シリーズも動作するようです。
関連記事 【マザボ/CPU】 100シリーズでCoffee Lakeを完全に動作させた猛者が現れる 【マザボ/CPU】 Z170でCoffee Lakeの動作を成功させた猛者が現れる。やっぱり動くじゃないか!! 【CPU】 ASUS、Z270でCoffee Lakeに対応可能とバラす。やっぱり対応可能なんじゃないか! |
Z170マザーボード + i9-9900K@5.5GHzという組み合わせでCinebench R15が通ったという報告が出てまいりました。そのスクリーンショットがこちら!
(Source:Intel)
Intelは同社のチップセットに、BIOS/UEFIファームウェアの内容を消去・改ざんしたりアップデートを妨害できる脆弱性が見つかったことを発表しました。Intelによると、この脆弱性はIntelの社内テストで見つかり、現在のところ悪用は確認されていないとのことです。
影響を受けるプラットフォームは下記になります。
この脆弱性を緩和する修正プログラムは既に完成しており、現在、HPやLenovoがこの脆弱性に対応したファームウェアアップデートを公開しています。
(Source:The Verge)
2018年4月16日、IntelはiGPUを使用したメインメモリ内のウイルススキャン機能『Accelerated Memory Scanning』を発表しました。
IntelによるとCPUを使用してメインメモリをスキャンした場合、20%のCPU負荷が生じていたものが、Accelerated Memory Scanningを使用することでCPU負荷は2%にまで抑えられたとのことです。
対象となるCPUはiGPUを持ったSkylake以降で、現在のところWindows10と『Windows Defender Advanced Threat Protection』が対応予定となっています。今後、他のアンチウイルスソフトでの対応も期待されます。
前回のあらすじ。中国語圏でZ170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作に成功させた猛者が現れる。
しかし、このときはPCIeの1スロット目が使用できなかったり、iGPUも認識しなかったりと完全ではありませんでした。
英語圏のフォーラムにて、これらの問題を打開し、100シリーズでCoffee Lakeを完全に動作させることに成功させた猛者が現れました!
Coffee Lakeは100/200シリーズのマザーボードで完全に動作します。現在、Core i3-8100は100シリーズで完全に動作しています。詳細は下記のスレッドをご覧ください。 ガイド (Source:Overclock.net Forum) |
(Source:PassMark 1 / 2)
PassMarkのデータベースにしっかりと100シリーズでCoffee Lakeが動作しているリザルトが登録されています。iGPUもバッチリ認識されていますね!
挑戦を考えている人は上記のガイド/パッチページをご覧くださいませ。100/200シリーズでCoffee Lakeを認識させるための魔改造手順が事細かに掲載されています。ただし、難易度はかなり高めです。また、注意点として、 「成功を保証するものではない」 と掲載されているため、挑戦の際は失敗しても泣かない覚悟の上でどうぞ!
2018/12/1追記
Core i 9000シリーズも動作するようです! 詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
中国語圏で、Z170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作を成功させた猛者が現れました。
しっかりとWindowsを起動することもでき、オーバークロックをすることも可能だそうです。しかし、今のところ1スロット目のPCIeを使用することはできず、iGPUも認識しないとのこと。
どうやってZ170マザーボードで動作させたかというと、
(Source:Intel Management Engine Critical Firmware Update (Intel SA-00086))
Intelは『Intel Management Engine (ME)』、『Intel Server Platform Services (SPS)』、『Intel Trusted Execution Engine(TXE)』に脆弱性が見つかったことを発表し、ファームウェア(BIOS/UEFI)のアップデートを呼びかけています。これらの脆弱性を悪用されると、リモートでコードを実行されるなどの危険性があるとのこと。
影響を受ける製品は下記になります。
いくつかのメーカーはファームウェアのアップデート情報を公開しています。
上記以外のアップデート情報は各メーカーのサイトをご確認くださいませ。
また、自分の環境が影響を受けるか、確認するツールも公開されていますので、チェックしてみたい方は下記ページからツールのダウンロードをどうぞ。
(Source:Asus Interview ... / ASUS Confirms Z270 Platform ...)
<ザックリ意訳>
ASUS ROGマザーボードプロダクトマネージャのAndrew Wu氏はbit-techのインタビューでZ270とCoffee Lakeの互換性について語った。Andrew Wu氏いわく、 「ME(Management Engine)とBIOSのアップデートでZ270とCoffee Lakeに互換性を持たせることが可能だ。しかし、Intelがそれを許可しない」 とのこと。また、 「物理的な制限はなく、電力供給についても大した違いはない」 とも述べた。
上記内容がbit-techのインタビューで明らかになりました。Kaby LakeとCoffee Lakeでピンアサインは若干異なっており、Coffee Lakeは電圧ピンが増えていましたが、ASUSによるとそれは大した違いではなく、Z270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応できるようです。
マザーボード屋がここまでキッパリと断言するなら間違いないでしょう……。これは酷い……。
2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。
(Source:Intel starts their "Game Without Compromise" bundle for older K-series i7 CPUs)
海外メディアのOC3Dによると、IntelはCPUに2つのゲームをバンドルする『Game Without Compromise』キャンペーンを開始するようです。対象となるCPUとゲームは下記になります。
残念ながらCoffee Lakeは対象にはなっていません。このバンドルキャンペーンは、旧製品の在庫処分のためのキャンペーンとなっています。また、このキャンペーンは一部の販売店でのみ行われるとのことで、日本国内でも展開があるのかは定かではありません。
米国ではi7-7700Kが未だに330ドル前後で売られており、i7-8700Kの希望カスタマー価格359~370ドルと大して価格差がありません。Intelはこのバンドルキャンペーンで在庫処分に繋げたいようですが、はたして上手くいくでしょうか。
(Source:Product Change Notification)
OSの軽快な動作はもとより、ブラウジングから軽いゲームまでそつなくこなすPentiumシリーズですが、装いも新たに『Pentium Gold』として登場することになりました。
では、Goldになったことで何がどう変わったのか。特に何も変わっていません。ええ。はい。Xeonシリーズと同様のネーミングにしただけのようです。このネーミングの変更はKaby Lake世代のG4560 / G4600 / G4620から適用されます。
(左:Kaby Lake 右:Coffee Lake)
(Source:VideoCardz / TECH POWER UP / Intel 1 / Intel 2 / David Schor)
David Schorなる人物によると、Kaby LakeとCoffee Lakeのピンアサインは
Kaby Lake | Coffee Lake | |
VSS | 377 | 391 |
VCC | 128 | 146 |
RSVD (未使用ピン) | 46 | 25 |
上記のように異なっているとツイートしました。
この件は海外メディアの各所で報じられ、TECH POWER UPによると 「ファームウェアでのロックだけでなく、ハードウェア的にも互換性がないだろう」 と伝えていますが、コメント欄では 「追加された電圧ピン(VSS / VCC)は、以前からある未使用ピン(RSVD)のため互換性は保てます」 という突っ込みも出ています。
これまでに出てきた情報をまとめると、下位互換についてはGuru3Dが以前に暴露したようにファームウェアロックで、上位互換については電圧ピンが足りなくて無理といった感じでしょうか。
(Z270/Z170マザボ側で論理的に未使用ピンを電圧ピンとして割り当てる、なんてことができるのであれば上位互換もできるのかもしれませんが、どうなんでしょう……)
2017/10/19追記
ASUSがZ270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応可能ということをバラしました。なお、Intelが許可しない模様。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 ASUS、Z270でCoffee Lakeに対応可能とバラす。やっぱり対応可能なんじゃないか!
2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【マザボ/CPU】 Z170でCoffee Lakeの動作を成功させた猛者が現れる。やっぱり動くじゃないか!!
(Source:Intel Z370 Chipset ... / Intel Core i7 8700K Reportedly ... / 直播预告:硅脂太可恶 ...)
Coffee Lakeについて、新たな情報が2点浮上してまいりました。Z370に互換性が無い理由が割と衝撃的です。サクッと見てまいりましょう。