OSの回復やリセットに失敗する不具合。Windows10 22H2やWindows11 23H2などで発生
Microsoftは、Windows10 22H2やWindows11 23H2などにおいて、OSの回復やリセットに失敗する不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
日本時間で2025年8月13日にリリースされたWindows Update / セキュリティ更新プログラムをインストールすると、OSの回復やリセットに失敗する場合があります。
この不具合は、以下のいずれかを実行した際に発生が確認されています。
- 『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『このPCをリセット』
(※Windows10は『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『回復』 → 『この PC を初期状態に戻す』) - 『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『Windows Update で問題を解決する』
- RemoteWipe CSP
この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows11 23H2 / 22H2
KB5063875 (2025年8月13日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 22H2 / Windows 10 Enterprise LTSC 2021 / Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021
KB5063709 (2025年8月13日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 Enterprise LTSC 2019 / Windows10 IoT Enterprise LTSC 2019
KB5063877 (2024年8月13日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法
Microsoftは本不具合の解決に取り組んでおり、不具合を修正した更新プログラムを近いうちに緊急リリースする予定です。
本不具合にお困りの方は、修正まで今しばらくお待ちください。
どうしてもすぐに回復やリセットを行いたい場合は、上記更新プログラムをアンインストールした上で行ってください。更新プログラムの不具合に起因しているため、アンインストールすれば回復やリセットができるようになるはずです。