【ノート】 Microsoft、Surfaceでまたまたやらかす。Surface Book 2でdGPUが検出されなくなる不具合を絶賛放置中

Windows,ハードウェア全般

Surface Book 2でdGPUのGeForce GTX 1050が検出されなくなるという不具合が発生しています。この不具合はMicrosoftコミュニティで2018年1月26日に報告されて以降、『同じことが知りたい』数は2018年7月25日時点で473件にもなっており、多くの人がこの不具合に悩まされていることが窺えます。

コミュニティユーザーが見つけた対処方法の一つに、この不具合が発生したらシステムをシャットダウンして電源コードを抜き、ボリュームアップボタンと電源ボタンを30秒以上押してハードリセットを行い、UEFIが表示されたら終了してシステムを再起動させればGTX 1050が再び検出されるとの報告が出ていますが、その後再発したり、この方法でも解決しないとの報告も出ています。

Microsoft社員のGreg氏はこの不具合に対して 「現在、根本的な原因と解決策を調査中です。修正が公開され次第このレスポンスを更新します」 と回答しました。2018年3月19日に。

返事をするまでに約2ヶ月です。どんだけだよと思いますが、百歩譲ってそこは置いておくとしましょう。それからどうなったかと言いますと、どうもなっていません。Microsoftからは何の進捗報告もありません。

つまり、最初に報告されてから約半年もの間、GTX 1050が検出されなくなる不具合は放置されています。このMicrosoftの対応に対して、コミュニティユーザーの中には法律事務所に相談する人も出てきました。

話は少し変わりますが、2015年10月発売のSurface Pro 4にも液晶の表示が乱れるという物理的な欠陥がありました。しかし、Microsoftが欠陥を認めて交換対応を発表したのは2018年5月です。それまでの間、この欠陥は認められてきませんでした。

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発売から約2年半も放置ですよ。信じられますか。今回もMicrosoftコミュニティに報告されてから約半年放置されています。今回の不具合はいったいいつ認められて修正されるでしょうか。

Microsoftは何も学習しません。同じ過ちを何度も繰り返します。その結果、そういったMicrosoftのサポート体制を知らないユーザーが、ただただ被害に遭っているのが現状です。

これまでSurfaceは、Web上の仕様と異なる製品を出荷したり、WUに配信されたファームウェア適用でバッテリーを大量消費するようになったり、電源コードが異常過熱でリコールになったり、液晶がチラつくようになったり、WUに配信されたファームウェアの適用で何回もBSoDになったり (自分の知ってる範囲で3回)WU後OS起動時に5~10分間ブラックスクリーンになる不具合の修正に2ヶ月かけたり液晶の表示が乱れる物理的欠陥を発売から約2年半も放置し続けたりv1803 April 2018 Update適用後にマウスとキーボードが動作しなくなったり様々な不具合と手間と放置をユーザーに提供してきました。

もし、 「Windowsを作っている企業のパソコンならきっと不具合もなく良いものに違いない」 なんて思っている方がいましたら、その幻想は捨てた方がよろしいかと思われます。