SSDとメモリが値上がりしていくと見られる。強いAI需要により2025年第4四半期のNAND / DRAM契約価格上昇

SSD

NAND Chip

SSDなどに使われるNANDチップと、メモリに使われるDRAMチップの契約価格が上昇したと報じられました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。

2025年第4四半期のNANDとDRAM契約価格について

2025年9月17日付けのDigiTimesの報道によると、2025年第4四半期(10~12月)のNANDとDRAMの両方の契約価格は、第3四半期比でおおよそ15~20%上昇したという。

通常、第4四半期は価格が下がりがちだが、それとは対照的だ。この上昇は強いAI需要によるものとDigiTimesは分析している。

また、DigiTimesによると、クラウドサービスプロバイダーによる積極的な調達が行われており、高積層3D NAND製品は在庫がほとんどない状況に陥っているという。

― Tom’s Hardware

2025年9月上旬にSanDiskがSSDやUSBメモリなどを含む全製品を10%以上値上げするとアナウンスしました。それに続いて、つい先日、MicronはDRAM / メモリ製品を、Western Digital (WD)はHDDを値上げするとアナウンスしました。

そして今回のTom’s Hardware / DigiTimesの報道では、2025年第4四半期のNANDとDRAMの契約価格はおおよそ15~20%上昇したと報じられています。

現在、小売店などで販売されているSSDやメモリは、まだこの値上げが反映されていないはずです。少しでも安く買いたい方は、今のうちに買っておいた方が良いでしょう。

今後、時間が経つにつれて、SSD製品やその他NANDフラッシュ製品、メモリ価格の値上がりが見込まれます。

Posted by にっち