PlayStation 6 (PS6)用APU、AMD Orionの新たな情報がリーク!Radeon RX 9070に近いCU数、ほか

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PS6 AMD Orion APU Image

PS6ことPlayStation 6で採用されるといわれているAMD APU『Orion』の新たな情報がリークされました。YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。

PS6 & AMD APU『Orion』に関する情報

PlayStation 6 (PS6)本体および、PlayStation 6で採用予定のAMD APU『Orion』のスペックについて最新の情報を得たので紹介したい。以下は最近のドキュメントに基づく内容だ。以前の内容のアップデートでもある。

▼PlayStation 6 (据え置き機) / AMD APU『Orion』

  • OrionのAPUダイは280mm2、TSMCの3nmプロセスを採用
  • TDP160W
  • iGPUはRDNA 5 (UDNAとも呼ばれる)世代で、フルスペックだと54CU。しかし、2CUが無効化されて52CUになると予想される。クロックは2.6~3.0GHz
  • CPUはZen 6アーキテクチャ。フルスペックだとZen 6cが8コア。おそらく1コア無効化されて7コアになると予想される。別途、OS用にZen 6 LPが2コアある。つまり、Zen 6c 7~8コア + Zen 6 LP 2コアで、合計9~10コアになる
  • メモリは160-bit 32Gbps GDDR7 640GB/s。最大で40GBをサポートする(実際にPS6に40GB搭載されるかどうかは別。2027年のDDR7メモリの価格次第で30~40GBの間になると私は予想している)
  • PS5およびPS4との後方互換あり(PS3への言及は無し)
  • PS6本体は2027年半ばに製造開始予定、2027年秋頃の発売が見込まれる
  • ラスタライズ性能はPS5比で約2.5~3倍になると推定されている
  • レイトレーシング性能はPS5比で約6~12倍になると推定されている

AMD APU Orion 概要
AMD APU Orion 概要

非常に大まかだが、FSR 4を考慮すると、PS6 / Orion APUの総合的な性能は、PS5の約4~8倍になると予想される。

― Moore’s Law is Dead

今回、新たに出てきた情報としては、PS6 / Orion APUのCPU部分はZen 6c 7~8コア + Zen 6LP 2コアで合計9~10コアになるとのこと。

そしてiGPUは、以前の2023年時点のプレゼン資料に基づく情報では40~48CUとされていましたが、52~54CUへと増加しています。参考までに、Radeon RX 9070は56CUです。Orion APUはそれに近いCU数で、さらに次世代のRDNA 5となると期待が高まります。

性能についてはまだかなり大雑把ですが、総合的にはPS5の4~8倍くらいになると予想されています。実際にはどれくらいになるのか楽しみですね。

なお、上記は早期のリーク情報のため、今後、変更されたり、実機と齟齬が生じる可能性があることはご留意ください。より詳細な続報が出てくることが期待されます。

Posted by にっち