富士通、PCが起動しなくなる更新プログラム一覧を掲載。Windows10 22H2以外の旧バージョンも注意

WindowsUpdate

富士通 FMV

富士通は、PCが起動しなくなる更新プログラムリストを公開しました。

富士通製PCの一部機種において、2025年6月のWindows Update / セキュリティ更新プログラムをインストールすると、PC / Windows10が起動しなくなるという不具合が発生しています。

この不具合の影響を受ける製品は、主に2015~2016年モデルのESPRIMOシリーズとCELSIUSシリーズ。(より詳細な型番はこちら参照)

この不具合について、富士通は情報をアップデートし、影響を受ける更新プログラムを掲載しました。富士通によると、当該PCに以下の更新プログラムをインストールすると本不具合が発生するとのこと

  • Windows10 22H2 / 21H2
    KB5060533 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
  • Windows10 1809 (Windows Server 2019 / Windows10 Enterprise LTSC 2019等)
    KB5060531 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
  • Windows10 1607 (Windows Server 2016 / Windows10 Enterprise LTSC 2016等)
    KB5061010 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
  • Windows10 1507(初期バージョン) (Windows10 LTSB 2015等)
    KB5060998 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)

一般ユーザーであればWindows10 22H2用のKB5060533くらいしか縁がありませんが、企業・組織だと、1809 / 1607 / 1507ベースのWindows10 LTSC / LTSB等を導入しているところもあるかもしれません。富士通によると、これらの更新プログラムも影響するとのことなのでお気をつけください。

また、Windows Updateに更新プログラムが降ってこないからといって、Microsoft Updateカタログからこれらの更新プログラムを手動でダウンロード・インストールしないよう富士通は注意喚起しています。

なお、2025年6月20日時点で、起動しなくなったPCの復旧方法についてはまだ案内されていません。

富士通は、法人向けモデルについては富士通株式会社、個人向けモデルについては富士通クライアントコンピューティング株式会社にて、本件の情報を適宜アップデートしています。