Zen 6 RyzenはSamsung製2nmプロセスの可能性。AMDとSamsungが2nmプロセス契約の協議をしていると報じられる

CPU

Zen 6 Ryzen

AMDがSamsungの2nmプロセスの採用を検討している模様です。海外メディアのソウル経済新聞が報じました。

2025年12月14日現在、私たちが業界関係者から得た情報によると、AMDが設計した半導体を、Samsungの2nmプロセス(SF2P)で製造することを両社間で協議しているという。近いうちにAMDチップの試作を行う計画だという。

Samsung プロセスノード ロードマップ
Samsung プロセスノード
ロードマップ

両社はこの2nmプロセスチップの試作により、AMDが求める性能水準に達するかどうかを検証し、2026年1月ごろに契約の可否を判断する見通しだ。

業界関係者は「TSMCには需要が集中しており、追加の受注を受けにくい状況にある。TSMCの製造コストが上昇していることもあり、代替ファウンドリとしてSamsungの魅力が高まっている」と述べた。

― ソウル経済新聞

今回、報じられているSamsung製2nmプロセスが、具体的にAMDのどの製品に採用されるのかは不透明です。

AMDはすでにZen 6 EPYCをTSMCの2nmプロセスで製造し、2026年内に発売することを発表しています。そのため、Zen 6 EPYC製品ではないでしょう。

考えられる可能性としては、Zen 6 RyzenにSamsung製2nmプロセスが採用されるかもしれません。が、まだ検証段階のため、実際にどうなるかは定かではありません。

現時点では「そういう可能性もある」程度に見ておくべきでしょう。

なお、これまでのリークではZen 6 RyzenはTSMCのN2P (ないしN2X)を採用するといわれています。はたして、Zen 6 Ryzenではどのプロセスノードが採用されるのでしょうか。

Zen6

Posted by にっち