NVIDIA、古いグラボとOSのサポート終了計画を発表。Maxwell、Pascal、Volta GPUおよびWindows10用GeForceドライバの今後について

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NVIDIAは、Maxwell (GeForce GTX 800~900シリーズとGTX 750 Ti、GTX 750、GTX 745)、Pascal (GeForce GTX 1000シリーズ)、Volta (TITAN V) GPUおよびWindows10用GeForceドライバのサポート終了計画を発表しました。

NVIDIAは以下のように述べています。

2025年10月のGeForce Game Readyドライバを最後に、Maxwell、Pascal、Voltaアーキテクチャに基づくGeForce GPUは、四半期ごとのセキュリティアップデートへと移行します。このセキュリティアップデートは2028年10月まで提供いたします。

Windows10用のGeForce Game Readyドライバは、OSのサポート終了となる2025年10月から1年後の2026年10月までサポートを延長いたします。Windows10ユーザーはこの日まで引き続きゲームやアプリのDay-0最適化を受け取ることができます。

― NVIDIA

Maxwell、Pascal、Volta GPUのグラボ / モバイルGPUは、2025年10月のドライバが最後のGeForce Game Readyドライバとなります。それ以降は四半期ごとにセキュリティアップデートのみが2028年10月まで提供されます。

このセキュリティアップデートには、基本的に新たなゲームのサポートや最適化、不具合の修正は含まれません。脆弱性が見つかった場合のみ、脆弱性だけが修正されます。あくまでもセキュリティアップデートのみとなります。

MaxwellのGeForce GTX 980が2014年に、PascalのGeForce GTX 1080が2016年に登場して、もう9~11年が経過します。これらのグラボは非常に長期間にわたってサポートされ続けてきました。GeForce Game Readyドライバでのサポートは2025年10月で終了となりますが、2028年10月までセキュリティアップデートを受けられるため、向こう3年は安心してお使いいただけるでしょう。(ただし、新しいGeForce Game Readyドライババージョンを要求してくるゲームは動作しないかもしれないことには注意が必要です)

Windows10用ドライバは、2026年10月まで引き続き通常のGeForce Game Readyドライバが提供されます。こちらは新たなゲームのサポートや最適化、不具合の修正が含まれます。Windows10をESUで延命させることを考えている人には嬉しいお知らせと言えるでしょう。