KB5062660をインストール後、Windowsが起動しなくなる不具合。一部のWindows11 24H2環境で発生

WindowsUpdate

Windows11 Issue

一部のWindows11 24H2環境において、日本時間で2025年7月23日にWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5062660をインストール後、Windowsが起動しなくなったとの不具合報告が複数件出ています。

KB5062660をインストールするとWindowsが起動しなくなる

ユーザーによる不具合報告

  • ASUS Zenbook UX425IA (Ryzen 7 4700U)環境にKB5062660をインストールしたところ、Windowsが起動しなくなりました。(再起動後に)自動修復の画面が表示されるようになり、更新プログラムのアンインストールを行ってみましたが、アンインストールできませんでした。(アンインストールに失敗します) セーフモードで起動すると『INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE』のブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生します。Windows11を完全にクリーンインストールしましたが、KB5062660をインストールすると再びWindowsが起動しなくなり、この不具合を100%再現できます
  • 私の環境でも同じ不具合が発生しましたが、ちょっと変わった方法で解決できました。BIOS / UEFI設定でハードウェアRAIDの設定を無効化しただけでこの不具合が発生しなくなりました。たったこれだけで問題なくKB5062660をインストールでき、ブルースクリーンエラーも発生しません
  • KB5062660をインストールするとブートエラーが発生します

上記報告はRedditのWindows11スレッドに寄せられており、KB5062660をインストールすると、Windowsが起動しなくなると一部のユーザーが訴えています。

なお、この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生しているものであり、すべての環境で発生するものではありません。報告数は3件と非常に少なく、環境依存の可能性が高いものと思われます。少なくとも筆者環境では上記のような不具合は発生しませんでした。

対処方法・回避策

ユーザー報告によると、BIOS / UEFIの設定でハードウェアRAIDの設定を無効にすると本不具合が発生しなくなるとのこと。本不具合にお困りの方はお試しください。

RAID設定の無効化方法はPC環境・マザーボードによって異なりますので、PC・マザーボードのマニュアルやメーカーWebサイト等をご覧ください。