BitLocker回復画面が表示される不具合。2025年10月15日以降のWindows Updateに起因。一部のWindows11 25H2 / 24H2、Windows10 22H2環境で発生

Microsoftは、一部のWindows11 25H2 / Windows11 24H2 / Windows10 22H2環境において、PC起動時にBitLocker回復画面が表示される不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
日本時間で2025年10月15日以降にWindows Updateリリースされた更新プログラムをインストールすると、一部のPC環境において、PCを起動後・再起動後にBitLocker回復画面が表示される場合があります。
BitLocker回復キーを入力してPCを再起動すると、PCが正常に起動します。
この不具合はモダンスタンバイ(Connected Standby / コネクトスタンバイとも呼ばれる)機能をサポートするIntel CPU環境に影響するとされています。
この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。
- Windows11 25H2 / 24H2
KB5067036 (2025年10月29日 プレビューリリース)
KB5070773 (2025年10月21日 WinRE修正緊急リリース)
KB5066835 (2025年10月15日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 22H2
KB5066791 (2025年10月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
現在、Microsoftはこの不具合を調査中とのことです。
対処方法・回避策
上述しているようにBitLocker回復キーを入力すれば、Windowsが正常に起動するようになります。
Microsoftによると、この不具合の影響を受けるPCは、KIR (Known Issue Rollback / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)が利用可能とのこと。おそらくは、組織に管理されていない個人用PCなどには自動的に配信されているという意味かと思われます。
また、企業・組織でこのKIRを適用したい場合はMicrosoftのビジネス向けサポートへと連絡するよう案内しています。
























