【Windows10】 WindowsUpdate 2025年10月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5066791 サポート終了。継続使用する場合はESUの登録を [Update 6]

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日本時間で2025年10月15日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5066791の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2025/10/15]
① ユーザー報告に『ファイルエクスプローラーでPDFのプレビュー表示ができない不具合』を加筆。 [2025/10/18]
② 『更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合』にスマートカードに関するセキュリティ強化を加筆。既知の不具合に『スマートカード認証が正常に動作しない具合』を加筆。 [2025/10/19]
③ ユーザー報告『ファイルエクスプローラーでPDFのプレビュー表示ができない不具合』の回避策を改訂。この現象はファイルエクスプローラーの「仕様変更」だとMicrosoftが発表しました。 [2025/10/23]
④ ユーザー報告『ファイルエクスプローラーでPDFのプレビュー表示ができない不具合』の回避策を追加。 [2025/10/24]
⑤ 既知の不具合に『サービス終了と表示され続ける不具合』を加筆。 [2025/11/4]
⑥ 既知の不具合『BitLocker回復画面が表示される不具合』を加筆。 [2025/11/6] [New]

Windows10 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5066791

基本情報

KB5066791はWindows10 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • RSAベースのスマートカード証明書において、従来のCryptographic Service Provider (CSP)の代わりにKey Storage Provider (KSP)の使用を必須とすることで、セキュリティ強化を実施しました。(CVE-2024-30098) その結果、スマートカード認証に問題が生じる場合があります。問題が発生した以下の既知の不具合の項目をご覧ください [2025/10/19]
  • 入力関連に以下のアップデートを行いました
    • 中国語IMEの不具合を修正。GB18030規格に準拠していませんでした。この不具合により、一部の中国語が正常に表示されませんでした
    • テキストフィールドの長さが上限に達すると、サロゲートペアが空白のボックス表示になる不具合を修正
  • Windows Remote Management (WinRM)に以下のアップデートを行いました
    • PowerShellのリモート操作とWinRMに影響する不具合を修正。この不具合によりコマンドが600秒後にタイムアウトしていました
  • ライセンス関連に以下のアップデートを行いました
    • Azure環境の検証を強化するために、更新された証明書チェーンを組み込んだServicing Stack Update (SSU)が含まれています
  • FAXモデムドライバに以下のアップデートを行いました
    • KB5066791をインストールすると、『ltmdm64.sys』ドライバが削除されます。このドライバに依存するFAXモデムハードウェアはWindows上で動作しなくなります
  • KB5066791には2025年9月26日に配信されたプレビューリリースKB5066198の内容が含まれています

備考: サポート終了。継続使用する場合はESUの登録を

Windows10は日本時間で2025年10月15日、つまり、今回のWindows Updateをもってサポート終了となりました。今後、何もしなければWindows10のセキュリティ更新プログラムは降ってきません。そのまま使い続けるとシステムが脆弱な状態になります。

引き続きWindows10を使いたい場合は、延長サポートのESUのご利用をご検討ください。個人は最大1年、企業・組織は最大3年、引き続きセキュリティ更新プログラムを受け取ることができます。

当サイトでは個人向けESU最終日となる2026年10月14日(日本時間)まで、引き続きWindows10用Windows Updateの不具合情報を提供してまいります。

個人向けESUの登録方法は以下の記事をご覧ください。簡単に登録できます。

不具合情報

KB5066791には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

一部環境において、日本時間で2025年10月15日にリリースされたWindows Update / セキュリティ更新プログラムをインストールすると、スマートカード認証(スマートカードログオン / スマートカードサインイン)が正常に動作しなくなる場合があります。

詳細は以下の記事参照。
一部環境でスマートカード認証が正常に動作しない不具合。Windows11 25H2などすべてのWindowsに影響。対処方法あり

以下のレジストリを設定することで正常に動作するようになります。

【キー】HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Calais
【DWORD】DisableCapiOverrideForRSA
【値】0 (※デフォルト設定は1。元の設定に戻したい場合は1にしてください)

DisableCapiOverrideForRSA』を『0』にしてください。

Microsoftは、このレジストリ変更をもって、本不具合を『解決済み』としています。

なお、『DisableCapiOverrideForRSA』は2026年4月に削除が予定されており、それ以降、この回避策が使えなくなる見込みです。

詳細は左記リンク先記事をご覧ください。

ESUに登録しているにもかかわらず、KB5066791をインストール後、「お使いのバージョンのWindowsは、サービス終了を迎えました。」というメッセージが誤って表示される場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Windows10に「サービス終了」と表示され続ける不具合。ESUに登録しているにもかかわらず。サポート中のLTSCも影響

Microsoftはこの不具合の修正を配信しました。インターネットに接続されている個人用・一般的なPC環境は自動的にメッセージが消えます。

ただし、以下のいずれかに該当する場合は引き続き表示される場合があります。

  • インターネットに接続されていない場合(解決するにはインターネットに接続してください)
  • グループポリシーでOneSettingsのダウンロードを無効にしている場合
  • ファイアウォールの設定で制限されている場合
  • 動的更新をブロックしている場合

企業・組織に管理されているPCで、引き続き誤ったメッセージが表示され続ける場合は、特別なグループポリシーをインストールすることで解決できます。詳細は左記リンク先の記事をご覧ください。

[New]

日本時間で2025年10月15日以降にWindows Updateリリースされた更新プログラムをインストールすると、一部のPC環境において、PCを起動後・再起動後にBitLocker回復画面が表示される場合があります。

この不具合はモダンスタンバイ機能をサポートするIntel CPU環境に影響するとされています。

詳細は以下の記事参照。
BitLocker回復画面が表示される不具合。2025年10月15日以降のWindows Updateに起因。一部のWindows11 25H2 / 24H2、Windows10 22H2環境で発生

BitLocker回復キーを入力すれば、Windowsが正常に起動するようになります。

Microsoftによると、この不具合の影響を受けるPCは、KIR (Known Issue Rollback / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)が利用可能とのこと。おそらくは、組織に管理されていない個人用PCなどには自動的に配信されているという意味かと思われます。

また、企業・組織でこのKIRを適用したい場合はMicrosoftのビジネス向けサポートへと連絡するよう案内しています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

日本時間で2025年10月15日に公開されたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、ファイルエクスプローラーでPDFファイルのプレビュー表示ができなくなる場合があります。

この不具合は主にインターネットからダウンロードしたPDFファイルや、ネットワーク上のPDFファイルが影響を受けます。

詳細は以下の記事参照。
エクスプローラーでPDFのプレビュー表示ができない不具合。2025年10月のWindows Updateに起因。Windows11 25H2 / 24H2 / 23H2、Windows10 22H2で発生。回避策あり

この現象はバグではなく、NTLMハッシュが漏洩するという脆弱性に対処するためのMicrosoftによる仕様変更です。

この仕様変更の回避策として、Microsoftは、ファイルに問題がないという確信がある場合は、ファイルを右クリックして『プロパティ』を開き、「このファイルは他のコンピューターから取得したものです」の『許可する』にチェックを入れて『OK』を押すよう案内しています。これで、しばらくするとプレビュー表示されるようになります。(表示されない場合、一度サインアウトしてサインインしてください)

または、[Windows] + [R]キーを押して『inetcpl.cpl』と入力してエンターを押して『インターネットのプロパティ』を開き、『セキュリティ』タブの『ローカル イントラネット』または『信頼済みサイト』にアドレスを追加することで、本仕様変更を回避できます。(ただしセキュリティが低下します)

その他の対処方法や本件の詳細については以下の記事をご覧ください。