資格情報やWindows HelloのPINが使えなくなる不具合。Windows Updateに起因。Windows11 / 10 / Serverなど全Windowsが対象
Microsoftは、Windows Updateに起因して、資格情報マネージャーに保存した資格情報や、Windows HelloのPINが使えなくなる不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows Updateを実行し、Windowsを再起動すると、以下の不具合が発生する場合があります。
- 「問題が発生したため、PIN を使用できません。クリックして暗証番号 (PIN) をもう一度設定してください。」と表示されてWindows HelloでのPINによるサインインができなくなる
- 資格情報マネージャーに保存した資格情報が利用できなくなる。資格情報マネージャーからも資格情報が削除されている
この不具合は、Windows Update時に『Secure Boot DBX』のアップデートと、『BIOS / UEFIファームウェア』のアップデートが同時に行われた場合に発生する恐れがあります。
この不具合は、すべてのWindows OSが影響を受けます。
対処方法・回避策
現時点では、Windows11、Windows10、Windows Serverシリーズを含むすべてのWindows OSにおいて、『Secure Boot DBX』と『BIOS / UEFIファームウェア』のアップデートが同時に行われないようにする機能や仕組みはありません。
Microsoftサポートチームはこういった事態にも対処できるよう、開発部門にフィードバックを行っているため、今後、改善される可能性はあるとしています。
もし、この不具合が発生した場合の対処方法としては、再び資格情報や、Windows HelloのPINを再設定するよう、Microsoftサポートチームは案内しています。