AMD CEO、Zen 6 EPYC Veniceの性能について言及「大幅な向上を実現」。Zen 6 Ryzenにも期待が高まる

AMDは、Zen 6アーキテクチャを採用した次世代EPYC (コードネーム: Venice)の性能について言及しました。
AMD CEOであるリサ・スー氏は、2025年7~9月期の決算報告にて以下のように述べました。
私たちは次世代の2nmプロセスノードを採用したVenice EPYCプロセッサーを2026年に発売する予定です。Veniceシリコンはすでに社内ラボで動作しており、性能、電力効率、演算密度において、大幅な向上を実現しています。 Veniceに対する顧客からの関心はこれまでで最も強く、これは弊社(AMD)の競争力と、データセンターコンピュートの需要の高まりを反映しています。 ― AMD CEO, Lisa Su |
以前よりAMDは、Zen 6世代のEPYCで2nmプロセス(TSMC N2系列)を採用し、2026年に発売することを明らかにしていました。今回の発表は、その予定に変更がないことを改めて強調しています。
そしてさらに、今回は性能についても言及しており、「大幅な向上を実現」していると述べています。具体的な数字までは語られていませんが、その発言からは強い自信がうかがえます。
これまでにリークされたZen 6の情報を軽くおさらいしておきましょう。
まず、CCDについてですが、Zen 5ダイは1CCDにつき8コアでした。それがZen 6ダイでは1CCDにつき12コアになると囁かれています。1CCDあたり、コア数が1.5倍になっています。そして、アーキテクチャの刷新とTSMCの最先端プロセスであるN2系列を採用することでIPCが向上し、1CCDあたりの性能は非常に高いものになるでしょう。
EPYCだけでなく、Zen 6 RyzenデスクトップCPUにおいても2CCDで24コアになり、大幅なマルチ性能の向上が期待されます。























