AMD、コンシューマー向けZen 6 Ryzen CPU『Medusa』を発表。少なくともモバイルは2027年登場。デスクトップは?

AMDは、クライアント・コンシューマー向けRyzen CPUのロードマップを公開・発表しました。それがこちら。
当社(AMD)は、2024年以降、AI PCポートフォリオを2.5倍に拡大し、Ryzenシリーズは現在ノートPCとデスクトップを合わせて250を超えるプラットフォームを支えています。 当社はクライアント向けプロセッサーのロードマップに関する新たな情報を公開いたしました。AI PCは次世代の『Gorgon』と『Medusa』プロセッサーによって、AIパフォーマンスの転換点を迎えます。 初代Ryzen AIから2027年登場予定の『Medusa』ファミリーにかけて、10倍以上の性能向上が見込まれています。 ― AMD |
まずは2026年から見ていきましょう。2026年には『Gorgon』が位置しています。このコードネームのCPUは、2025年のZen 5世代モバイル向けAPU『Strix』のリフレッシュモデルといわれています。つまり『Gorgon』もZen 5世代です。
少なくともStrix Pointのリフレッシュモデルとして、Gorgon Pointが登場が予定されています。Gorgon Pointについては2025年3月にはLGがAMDに先駆けて発表していました。Strix HaloのリフレッシュとしてGorgon Haloが登場するかどうかは現時点では不明です。
次に2027年の『Medusa』ですが、こちらはZen 6世代になります。Strix Point / Gorgon pointの後継としてMedusa Pointが、そしてハイエンドAPUとしてMedusa Haloの登場が見込まれています。
上記のスライドからして、今回のAMDの発表は主にモバイル・ノートPCに焦点を当てています。今回の発表により、モバイル向けのZen 6、Medusaファミリーは2027年の登場ということが確定しました。
そこでこう思うかもしれません。「MedusaってZen 6 RyzenデスクトップCPUも含まれているんじゃないの? デスクトップのコードネームはMedusa Ridgeじゃなかった? つまりデスクトップCPUも2027年発売なんじゃ?」と。
当初、Zen 6 RyzenデスクトップCPUのコードネームはMedusa Ridgeといわれていました。しかし、2025年前半にはMedusa RidgeからOlympic Ridgeへと変更されたといわれています。そのため、この情報が正しければ上記のMedusaファミリーには当てはまらないはずです。
では、Zen 6 RyzenデスクトップCPUがいつ頃の登場になるのかというと、残念ながら今のところAMDからのアナウンスはありません。AMDは約2年ごとに新世代のデスクトップCPUを投入しているため、2026年後半の発売を期待したいところですが、はたしてどうなるでしょうか。
























