新しいスタートメニューに不具合。勝手に上に移動したり、インストールしたアプリが表示されないなど。KB5067036を適用したWindows11 25H2 / 24H2で発生

日本時間で2025年10月30日にWindows Updateに配信されたWindows11 25H2およびWindows11 24H2用更新プログラムKB5067036にて、Microsoftはスタートメニューを刷新しました。新しいスタートメニューは段階的にロールアウトされており、ViVeToolを使えばすぐにでも有効化することができます。
しかし、その新しいスタートメニューで2つのバグ・不具合が発生しています。
不具合1: スタートメニューが上に戻る
新しいスタートメニューをスクロールさせて、下の方にあるアプリを左クリック、または右クリックすると、スタートメニューが一番上に戻り、戻った先のマウスカーソルがあるアプリが選択されてしまいます。
ちょっと言葉ではわかりづらいかもしれませんので以下の画像をご覧ください。以下の画像での例だと、スタートメニューの一番下にある『メモ帳』を左クリックしたとしましょう。
本来であれば『メモ帳』が起動するはずです。
しかし、クリック直後にスタートメニューが勝手に一番上に戻って、戻った先のマウスカーソルがある『Copilot』が選択されて起動してしまいます。

一番上に戻ってマウスカーソルのある『Copilot』が選択される
右クリックした際も、『メモ帳』ではなく、『Copilot』の右クリックメニュー(コンテキストメニュー)が表示されます。
この不具合は『カテゴリ』『グリッド』『一覧』すべての表示形式(ビュー)で発生します。
また、この不具合は、PCを起動して1回目にスタートメニューを開いた際にのみ発生します。回避策としては、スタートメニューを1度開いて、何もせずに閉じてください。そうすればこの不具合が発生することなく、正常な挙動になります。
不具合2: インストールしたアプリがスタートメニューに表示されない、アンインストールしたアプリがスタートメニューから消えない
新しいスタートメニューだと、インストールしたアプリがスタートメニューに表示されない場合があります。例えば7-Zipをダウンロード・インストールしても、スタートメニューに表示されません。
PCを再起動するとスタートメニュー表示されます。別の方法としては、タスクマネージャー([SHIFT]+[CTRL]+[ESC])を起動して『エクスプローラー』(explorer.exe)を右クリックして『再起動』を選択することでもスタートメニューに表示されます。
同様に7-Zipをアンインストールしてもスタートメニューに残ったままになります。こちらもPCを再起動するか、タスクマネージャーから『エクスプローラー』を『再起動』することでスタートメニューから消えます。
この不具合は、スタートメニューにフォルダを作成するアプリでのみ発生します。フォルダを作成しないアプリだとインストール後、ちゃんとすぐにスタートメニュー登録され、アンインストール後にはすぐにスタートメニューから消えます。


























