GeForce RTX 5090 D v2の発売日が確定。VRAM 24GBに。32GBのRTX 5090 D (v1)は復活しない模様
GeForce RTX 5090 D v2の発売日が確定した模様です。台湾語圏メディアのBenchLifeが報じました。
中国向けGeForce RTX 5090 D 32GBのスペックダウン版となる、GeForce RTX 5090 D v2 24GBの発売日が判明した。AICボードパートナー(グラボメーカー)によると、2025年8月12日に発売されるという。GeForce RTX 5090 D v2は中国市場でのみ発売される。 GeForce RTX 5090 D v2はBlackwellアーキテクチャを採用したGB202-240 GPUを採用し、VRAMは24GB GDDR7を搭載する。消費電力(TGP)は575Wだが、AICボードパートナーによると最大600Wに対応するという。 現時点でGeForce RTX 5090 D v2の希望小売価格はまだ判明していない。GeForce RTX 5090 Dからメモリ容量が減っていることを考えると若干安くなることを期待したい。 ― BenchLife |
RTX 5090 D v2 | RTX 5090 D | RTX 5090 | |
CUDA | 21760 | 21760 | 21760 |
Tensor Core (AI) | 2375 AI TOPS | 2357 AI TOPS | 3352 AI TOPS |
VRAM | 24GB GDDR7 28Gbps 384-bit 1344GB/s | 32GB GDDR7 28Gbps 512-bit 1792GB/s | 32GB GDDR7 28Gbps 512-bit 1792GB/s |
Memory Interface | 384-bit | 512-bit | 512-bit |
消費電力 | 575W | 575W | 575W |
米国は中国に対して以下に該当するGPU製品の輸出規制を行っています。
- メモリ帯域幅が1400GB/s以上
- I/O帯域幅が1100GB/s以上
- 上記2つの合計帯域幅が1700GB/以上
NVIDIAのGeForce RTX 5090 Dや、AI向けGPUのNVIDIA H20もこれに該当します。上記に該当する製品を中国に輸出するには米国のライセンスが必要となります。
先日、NVIDIAは、米国政府からNVIDIA H20のライセンス申請が通ることの確約を得ため、近いうちに中国への輸出が再開されることを発表しました。それに伴い、一部のリーカーからはGeForce RTX 5090 D v2はキャンセルされて、GeForce RTX 5090 Dも解禁されるのではないかとの推測が出ていました。
しかし、GeForce RTX 5090 Dは解禁されることなく、ライセンス不要で輸出できるGeForce RTX 5090 D v2の発売が確定しました。