GeForce Game Readyドライバ 560.70 不具合情報。モニターのリフレッシュレートが下がるなど [Update 1: 既知の不具合1件追加]
GeForce Game Readyドライバ 560.70 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/7/19] ① 既知の不具合を1件追加。 [2024/7/22] [New] |
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- 560.70環境でFarming Simulator 22を起動しようとすると、ゲームがクラッシュする場合があります [New]
- Dying Light 2 Stay Human: Reloaded EditionをVulkanで起動しようとするとゲームがクラッシュします [New]
- GeForce RTX 3000シリーズ以降 + 555ドライバ以降の環境において、Octane Renderでレンダリングが完了しなくなる場合があります [New]
- GeForce ExperienceのパフォーマンスモニタリングオーバーレイのGPU情報がリフレッシュされなくなる場合があります
- GeForce ExperienceまたはNVIDIAアプリのパフォーマンスオーバーレイのGPU使用率が0%で固まって、ゲームにスタッター(カクつき)が発生する場合があります
追加された既知の不具合 [2024/7/22追加分] [New]
- 560.70ドライバへとアップデートすると、特定のモニター環境においてリフレッシュレートが低下したり、最大リフレッシュレートに設定できなくなる場合があります。この不具合の影響を受けた場合、『NVIDIA コントロール パネル』を起動して左パネルの『デスクトップのサイズと位置の調整』を選択し、『スケーリングを実行するデバイス』を『GPU』に変更して『適用』ボタンを押してください。その後、Windowsを再起動すると、最大リフレッシュレートを設定できるようになるはずです
その他の不具合
- 555ドライバ以降、AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPUのサポートを終了しました。555以降、POPCNT命令に対応していないCPU環境にドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。また、ユーザー報告では再起動ループが発生してシステムの復元でも直らずOSを再インストールするはめになったとの報告が出ています。AMDは2007年前後のBarcelonaあたりから、IntelはNehalem (第1世代Core iシリーズ)からPOPCNT命令に対応しています。POPCNT命令に対応していない古いCPU環境で利用できる最後のドライバは552.44です
- ノートPC / モバイル環境において、NVIDIA App / GeForce Experienceに『WhisperMode』が表示されない、または「Not Ready」と表示される場合はこちらのFAQページをご覧ください
- Intel第13世代や第14世代(Core 13000シリーズや14000シリーズ)を使用していると、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to allocate a rendering resource」(レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています)というエラーが表示される場合があります。これはGeForceの不具合ではありません。Intel第13世代/第14世代CPUの不具合です。現在、Intelはこの不具合を調査しています。この不具合の詳細および対処方法は以下の記事をご覧ください
ユーザー報告の不具合
- 560.70にしてからCounter-Strike 2 (CS2)プレイ時にモニターのリフレッシュレートが75Hzに固定されます。私は240Hzモニターを使用しています。友人も60Hzに固定されたと言っています。ドライバをロールバックしたら直りました。560.70を再びインストールしてみましたが再発しました [RTX 3080 / Ryzen 9 5900X / Windows11 23H2]
- 560.70のインストール後に解像度を変更したところ、リフレッシュレートが低下して元のリフレッシュレートに戻せなくなりました。古いドライバにロールバックしたところ直りました [RTX 3050 Ti Laptop GPU / Core i5-12500H / Windows10 22H2]
- 今まで240Hzで使えていたのがこのドライバでは75Hzでしか動作しません
- 1920x1080未満の解像度にするとリフレッシュレートが低下します
- 1280x960の解像度にするとリフレッシュレートが低下します
(※ほかにもリフレッシュレートが低下するという報告多数)
- ドライバのアップデート後に画面が真っ黒になって戻らず、強制的に再起動するしかありません。これはこのドライバでも前回の556.12でも発生しました
560.70にしてからモニターのリフレッシュレートが低下したとのユーザー報告が多数出ています。560.70より前のドライバにロールバックすると直るとのことなので、同様の不具合にお悩みの方はロールバックをお試しください。
以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。
2024/7/22追記 [New]
ユーザー報告にあったモニターのリフレッシュレートが低下する不具合が既知の不具合として認められました。また、回避策も公開されていますので、本不具合の影響を受けた方はお試しください。