機密VMの不具合、Windows Server 2022以外にも影響。Windows11や10、Windows Server 2025など。Microsoftが修正更新プログラムを緊急リリース
Microsoftは、機密VMの不具合がWindows Server 2022以外にも影響することを発表しました。
Hyper-V上で動作する機密VM (機密仮想マシン / Confidential Virtual Machine / Confidential VM)が断続的に応答しなくなったり、予期せず再起動するという不具合が発生しています。この不具合は主にAzureの機密VMで発生しており、プレビューまたはプリプロダクション構成といった一部の特殊なケースを除き、一般的なHyper-V環境には影響しないものと考えられています。
当初、この不具合はWindows Server 2022のみで発生するとされていましたが、Microsoftの新たな発表によると、Windows11 24H2、Windows10 22H2、Windows Server 2025、Windows 10 Enterprise LTSC 2021、Windows 10 Enterprise LTSC 2019、Windows Server 2019も影響を受けるとのこと。
そのため、影響を受けるOS向けに、2025年5月27日付け(現地時間)で本不具合を修正した以下の更新プログラムを緊急リリースしました。
- Windows11 24H2 (KB5061977)
- Windows 10 22H2 (KB5061979)
- Windows Server 2025 (KB5061977)
- Windows Server 2022 (KB5061906)
- Windows 10 Enterprise LTSC 2021 (KB5061979)
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019 / Windows Server 2019 (KB5061978)
本不具合にお困りの場合、上記更新プログラムをリンク先のMicrosoft Updateカタログよりダウンロード・インストールしてください。(Windows Updateには降ってきません)
また、まだ2025年5月のセキュリティ更新プログラムを適用しておらず、上記のWindowsバージョンでHyper-Vを使用している場合、2025年5月のセキュリティ更新プログラムはスルーして、上記更新プログラムを使用することをMicrosoftは推奨しています。