Microsoft、PCが起動しなくなる不具合を認める。2025年6月のWindows Updateに起因。Windows11およびWindows10にて発生
Microsoftは、日本時間で2025年6月11~12日にWindows Updateに配信されたセキュリティ更新プログラムをインストール後に、PCが正常に起動しなくなる不具合が発生していることを認めました。
Microsoftコミュニティにて、MicrosoftエージェントであるLonnie_L氏は以下のように述べています。
▼2025年6月のWindows Update / セキュリティ更新プログラムをインストール後に、一部のPCでWindowsが起動しなくなる場合があります 弊社(Microsoft)は、2025年6月のセキュリティ更新プログラムをインストールした後、一部モデルのPCが正常に起動しなくなる(Windows10 / Windows11が起動しなくなる)という報告を認識しています。報告されているPCは、Gigabyte、富士通、ThundeRobotなどの一部モデルが含まれています。これらの報告は、メーカーごとに症状が異なり、必ずしも関連性があるとは限りません。 現時点での調査結果では、特定のモデルで使用されているサードパーティ製ファームウェアが、Windowsとの互換性の問題を引き起こしている可能性があります。弊社は、影響を受けたPCのOEM (PCメーカー / 製造元)と協力して、調査および解決に向けてサポートしています。 2025年6月の更新プログラムをインストールした後に、Windowsが起動しない不具合が発生した場合、OEMにお問い合わせいただき、サポートを受けることをおすすめいたします。この不具合に関する最新情報が入り次第、随時お知らせいたします。 ― Microsoft Agent, Lonnie_L |
つまるところ、2025年6月のWindows Update / セキュリティ更新プログラムに起因して、一部のPCが起動しなくなる場合があるとのこと。また、この不具合の影響を受けた場合、OEM / PCメーカーへと問い合わせるようMicrosoftは案内しています。
この不具合の影響を受けるOSおよび更新プログラムは以下。
- Windows11 24H2
KB5063060 (2025年6月12日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5060842 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows11 23H2
KB5060999 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 22H2
KB5060533 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
Gigabyteは復旧方法を公開し、マウスコンピューターは修正BIOSを公開し、エプソンは修理対応を行っています。Gigabyteとマウスコンピューターはユーザー側で復旧できる手順を公開していますが、もし、難しいと感じた場合は各メーカーへと問い合わせて対応を尋ねた方が良いでしょう。