2019年10月9日以降のWindowsUpdateを適用後、特定の状況下でTLS / SSL接続が断続的に失敗またはタイムアウトする問題が発生しています。Microsoftによると、2019年10月9日以降にリリースされた更新プログラムに含まれているCVE-2019-1318(TLS関連の脆弱性)のセキュリティ対策によりこの問題が発生しているとのこと。
詳細な発生条件および対象となる2019年10月9日リリースの更新プログラムと該当OSは以下になります。
2019年10月9日以降のWindowsUpdateを適用後、特定の状況下でTLS / SSL接続が断続的に失敗またはタイムアウトする問題が発生しています。Microsoftによると、2019年10月9日以降にリリースされた更新プログラムに含まれているCVE-2019-1318(TLS関連の脆弱性)のセキュリティ対策によりこの問題が発生しているとのこと。
詳細な発生条件および対象となる2019年10月9日リリースの更新プログラムと該当OSは以下になります。
2019年10月25日、MicorosoftはWindows10 v1903 Autopilot用更新プログラムKB4523786を配信しました。Microsoftによると、この更新プログラムを適用することでWindows Autopilot(自動操縦)で構成された環境の品質が向上し、TPMに関する不具合などが解決するとされています。
また、KB4523786はWindows Autopilot環境にのみ降ってくる更新プログラムで、Autopilotではない環境およびWindows10 Homeには降ってこないとMicrosoftは説明していますが、Windows10 Home v1903にも降ってきたとの報告が多数出ています。そして2019年10月26日時点では降ってこなくなりました。
< Update 6: Wi-Fiに繋がらなくなる不具合が修正 > [2019/10/26更新]
2019年5月22日より提供が開始されたWindows10 v1903 May 2019 Updateは、公開当初からMicrosoftより多数の不具合がアナウンスされています。Microsoftは随時不具合リストを更新しており、以下の不具合が修正されたことを発表しました。
以下、『既知の不具合』と『解決した既知の不具合』になります。
2019年10月25日、Windows10 v1903用更新プログラムKB4522355が公開されました。Microsoftによると、KB4522355には以下の不具合修正が含まれています。
この不具合は2019年9月11日のKB4515384から発生し、Microsoftは調査したものの「不具合は見つけられなかった」と発表してお手上げ状態となっていました。今回のKB4522355にてやっと修正となりました。お困りの方はKB4522355(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合が修正されます。
2019年10月16日に配信されたWindows10 v1809用KB4520062を適用すると、Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP)の実行・サービスが停止する場合がある不具合が発生しています。また、レポートデータの送信に失敗し、MsSense.exeのイベントビューアーに0xc0000409エラーが表示される場合もあるとのことです。
この影響を受けるOSは以下になります。
Microsoftは、Windows7のサポート終了に伴い、Windows7 ProfessionalにもWindows10への移行を促す通知表示パッチをKB4524752としてを配信することを発表しました。
2019年10月のWindowsUpdate後、Windows10 v1903環境にて、Google Chromeやスタートメニュー、Windowsサーチなどが正しくレンダリングされず、表示がおかしくなるという不具合が発生しています。
どうも2019年10月度のKB4517389と、Intel Display Driverバージョン26.20.100.7157との相性が悪いようで不具合を引き起こしているようです。また、主にHPのPCでこの不具合が多く発生している模様です。
この不具合に遭遇した際は、Intel Display Driverを26.20.100.7157より前のドライバにロールバックするか、最新のドライバにアップデートすることで不具合を回避できます。お困りの方はドライバの変更をお試しくださいませ。
2019年6月12日以降に配信されたWindowsUpdateを適用し、再起動後、一部の環境で画面が真っ黒のままの状態でWindowsが起動する不具合が発生していました。
2019年10月16日に配信された下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。
2019年10月16日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。
以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。
MicrosoftはSurface Book 2用ファームウェアの配信を開始しました。新しいファームウェアは以下の機能改善および不具合の修正が含まれています。
<Windows10 v1803以降が対象>
ファームウェア | 機能改善および修正内容 | |
Surface – System – 1.75.139.0 | バッテリーの安定性向上。 | |
Surface – Firmware – 182.1004.139.0 | CPUクロックが400MHzに固定される不具合を修正。バッテリーの安定性向上。
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Surface – Firmware – 389.2837.768.0 | ディスプレイアダプターがデバイスマネージャーから消える不具合を修正。
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Microsoftによると、ファームウェアは全てのSurfaceが同時に受け取るわけではなく、段階的にリリースされるとのことです。
MicrosoftはWindows10の次期大型アップデートとなるv1909『November 2019 Update』のリリース準備が整ったことを発表しました。大型アップデートと書きましたが、今回は比較的小粒なものとなるようです。
Microsoftによると、OSビルド番号はv1903が18362なのに対し、v1909では18363へと変更されます。また、v1909とv1903は同じサービスコンテンツおよび更新パッケージが共有されると伝えており、今後の更新プログラムはv1909とv1903で共通となる模様です。
具体的な配信日がいつになるのかまではまだ伝えられていないため、続報が待たれます。
Microsoftは同社ブログにて、Windows10 v1803のサービス終了の告知を行いました。対象となるエディションは一般向けとなるHomeおよびPro。v1803は2019年11月12日(日本時間で11月13日)の月例をもってサービス終了となり、以降はセキュリティパッチなどが提供されなくなります。
引き続きセキュリティパッチを受け取るために、新しいバージョンに更新することをMicrosoftは推奨しています。
<Windows10ライフサイクル> (※日付は現地時間。日本時間は+1日)
OSバージョン | 提供日 | Home / Pro サービス終了日 |
v1903 | 2019年5月21日 | 2020年12月8日 |
v1809 | 2018年11月13日 | 2020年5月12日 |
v1803 | 2018年4月30日 | 2019年11月12日 |
2019年10月9日に配信されたWindows10各バージョン用更新プログラムの修正内容に以下の一文が含まれています。
2019年9月24日の更新プログラムより印刷が正常に行えなくなる不具合が発生し、10月4日の更新プログラムで直したとされていましたが、その後も印刷が正常に行えないという不具合報告は続いていました。そして今回の更新プログラムにこの一文。どうやらと言いますか、やはりと言いますか、10月4日の更新プログラムは不完全だった模様です。
10月9日分の更新プログラム公開から約18時間経過時点では、10月9日分の更新プログラムを適用して印刷の不具合は発生しなくなったとの報告がチラホラ出ています。印刷の不具合は無事修正された模様です。
以下、各バージョン用KB等、情報のまとめになります。
2019年10月9日に公開・配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。
以下、2019年10月9日公開・配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)
更新履歴 ① Win8.1用サービススタックKB4521864を加筆。 |
Windows10 v1903をクリーンインストールして更新プログラムを当てた直後、スタートメニューが開かなくなりました。サードパーティソフト等、何も入れていないまっさらな状態にも関わらずです。これは酷い。
具体的には2019年9月11日公開分のKB4515384を適用したあとにスタートメニューが開かなくなりました。このKBは自分以外にもスタートメニューが開かなくなるという報告が出ていましたが、Microsoftも原因を特定できずにいます。
自環境では以下の方法で直りました。
2019年10月4日、Microsoftは、先日のIE11の脆弱性修正パッチおよびロールアッププレビューから発生している印刷に失敗する不具合を修正した『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』および『ロールアップ』を定例外で公開・配信しました。
Microsoft Updateカタログ勢は『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』を、WindowsUpdateクライアント勢は『ロールアップ』をご利用くださいませ。
備考: 今回公開分のパッチにもIE11の脆弱性(CVE-2019-1367)に対する修正は含まれています。印刷に失敗する不具合のせいで先日のパッチを未適用の場合、わざわざ先日のパッチから順番に適用する必要はありません。『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』および『ロールアップ』は過去の修正が累積されますので、今回の分だけ適用すればOKです。先日の分を既に適用済みの場合、特に何も気にせずそのまま上書きでOKです。 |
< Update 2: 不具合続行 > [2019/10/5更新]
修正が不完全なのか、HPやリコーなどの一部プリンター環境でまだ印刷に失敗する不具合が発生するとの報告が複数件出ています。もし、印刷が上手くいかない場合は以下の当初の回避策をお試しください。
再試行しても印刷できない場合、デバイスの再起動を行ってください。v4プリンタードライバーを使用している場合は、v3プリンタードライバーを使用することでもこの不具合を回避できます。
これでも上手くいかない場合は、現状、不具合が発生するKBをアンインストールする以外に方法はなさそうです。
以下、2019年10月4日公開・配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。
更新履歴 ① 備考を加筆。今回のパッチは先日のパッチから印刷の不具合が修正されたv2的な認識でOKです。 ② 一部環境で不具合続行中。完全には修正されていない模様。その旨加筆。 |
2019年9月24日以降のWindows10用更新プログラムを適用すると、印刷に失敗したりキャンセルされる不具合が発生していました。
2019年10月4日に配信された下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。(※一部環境で未だ不具合続行中。詳細は記事下部のUpdate 2参照)
(Source:Microsoft 1 / 2 / 3)
2018年9月6日(現地時間)、Microsoftは、企業や組織を対象にしたWindows7の有料延長サポート『Windows7 Extended Security Updates』(ESU)を発表しました。Windows7は2020年1月14日にサポートが終了となりますが、ESUにより2023年1月まで延長サポートが受けられるようになります。
対象OSはボリュームライセンス版の『Windows7 Professional』と『Windows7 Enterprise』で、ESUの販売はデバイス単位。サポート料金は毎年引き上げられるとのこと。
具体的な金額についても明らかにされておらず、詳細はライセンスの購入先やMicrosoftアカウントチームに問い合わせるよう案内しています。
< Update 1: ボリュームライセンス版以外も対象に > [2019/10/2更新]
2019年10月1日(現地時間)、Microsoftは、Windows10への移行が進んでいない企業のことも考慮して、ESUの利用条件を緩和しました。
当初、ボリュームライセンス版の『Windows7 Professional』と『Windows7 Enterprise』のみを対象としていましたが、ボリュームライセンス版ではない『Windows7 Professional』と『Windows7 Enterprise』も利用可能としました。
ESUはクラウドソリューションプロバイダー(CSP)を通じて2019年12月1日より購入が可能になるとのことです。