Windows11 24H2、App attach機能を利用したアプリが起動しない不具合。AVD環境で発生 [Update 2: 段階的に修正開始]
Microsoftは、AVD上のWindows11 24H2において、App attach機能を利用したアプリが起動しない不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2025/5/3] ① 記事下部に修正が段階的にロールアウトされた旨を加筆。 [2025/6/27] ② 当初、Microsoftは「2025年6月24日以降にリリースされた更新プログラム」で修正を段階的にロールアウトと記していましたが、具体的なKB番号について言及していませんでした。Microsoftが具体的なKB番号とともに内容を変更しました。本記事下部の内容もそれにあわせて改訂。 [2025/7/2] [New] |
不具合概要
Azure Virtual Desktop (AVD)上のWindows11 24H2において、App attach機能を利用したアプリケーションが起動しない場合があります。その際、「Element not found」(要素が見つかりません)というエラーメッセージが表示される場合があります。
この不具合はApp attach機能を利用したアプリケーションがCIMFS (Composite Image File System)形式でパッケージ化されている場合に発生する可能性があります。
この不具合はあくまでもAzure Virtual Desktop (AVD)上のWindows11 24H2のみが影響を受けます。通常のWindows11 24H2環境は影響を受けません。
対処方法・回避策
CIMFSイメージの代わりに、VHDX (Virtual Hard Disk v2)イメージを使用してファイルをパッケージ化してください。これで本不具合を回避できます。
Update 1: 段階的に修正開始 [2025/7/2] [New]
この不具合は、日本時間で2025年6月27日に公開されたプレビューリリースKB5060829(およびそれ以降)で修正されました。この修正は段階的にロールアウトされています。
2025年6月27日より前にリリースされた更新プログラムを利用している場合は、上記の『対処方法・回避策』で回避してください。