Windows11 24H2、Intel SSTによるBSoDの不具合が解決済みに。Windows Updateで修正
Microsoftは、一部のWindows11 24H2環境において、ブラックスクリーンエラー(BSoD / 旧ブルースクリーンエラー)が発生する不具合を『解決済み』としました。
Intel第11世代CPUとIntel SSTドライバの組み合わせでBSoD
Windows11 24H2にはかねてより、Intel第11世代CPUとIntel Smart Sound Technology (Intel SST)との組み合わせに互換性の問題があり、Intel SSTドライバ(IntcAudioBus.sys)のバージョン10.29.0.5152または10.30.0.5152がインストールされていると、ブラックスクリーンエラーが発生する恐れがあります。
この不具合は、Intel SSTドライバのバージョン10.29.0.5152または10.30.0.5152のみで発生し、10.29.00.5714以降または10.30.00.5714以降に更新することで解決します。(不具合が修正されます)
手動で不具合の発生しないバージョンのIntel SSTドライバへとアップデートするか、Windows Update経由でも不具合の発生しないバージョンのドライバが降ってくるようになったため、Microsoftはこの不具合のステータスを『解決済み』としました。
Microsoftは影響を受けるWindows11 PCに対して、Windows Update経由でWindows11 24H2が降ってこないよう、セーフガード(セーフガードID: 51876952)を適用していましたが、新しいバージョンのIntel SSTドライバをインストールすることでセーフガードが解除されます。
ほかにセーフガードが適用されていないWindows11 23H2環境であれば、Windows UpdateにWindows11 24H2が降ってくるようになります。
まだWindows11 24H2にアップデートしたくない場合
現在、Microsoftは、Windows11 23H2環境に対して、広範囲にWindows11 24H2への強制自動更新を行っています。
もし、まだWindows11 23H2に留まっていたい場合は、以下の記事をご覧ください。バージョンを強制的にWindows11 23H2へと固定する方法(およびその解除方法)を解説しています。
なお、Windows11 23H2のサポートは、日本時間で2025年11月12日AM03:00のWindows Update / セキュリティ更新プログラムの配信をもって終了となることには注意が必要です。これよりあとにはセキュリティ更新プログラムが配信されなくなるため、セキュリティを保つためにはWindows11 24H2、もしくは今秋リリース予定のWindows11 25H2へとアップデートする必要があります。