Windows,WindowsUpdate

2017年7月19日、Windows Updateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

今回の『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』はWindows 8.1用のみで、Windows 7用はお休みです。.NETはWindows 7 / 8.1両方に来ています。

以下、Windows 7 / 8.1向けのザックリ説明&直リンクになります。

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更新履歴
① Win8.1用パッチKB4025335を記載
② .NETパッチに備考を記載

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Windows


(Source:24-core CPU and I can't move my mouse)

Google社員のBruce Dawson氏は24C48T環境でWindows 10を使ってChromeのビルドをしていたところ、マウスカーソルがカクカクして正常に動かなくなるという不具合に遭遇しました。また、CPU使用率を見ても50%しか使用しておらず、そのパフォーマンスを発揮していませんでした。

なぜ、ビルド中にマウスカーソルがカクカクになり、パフォーマンスも出なくなるのか、Bruce Dawson氏が調べてみたところ、この問題はWindows 7では発生することはなく、24C48T CPU + Windows 10という条件下で発生する不具合ということが判明しました。

現在のところ、この問題が発生した際の対処方法は 「ビルド中にマウスを使用できるようにして、最高のビルドパフォーマンスを得るためには、数日おきにマシンを再起動する必要がある」 とBruce Dawson氏は述べています。

一般ユーザに24コアCPUはあまり縁のない環境ではありますが、もし、24コアのXeonやEPYCを導入してWindows 10でビルド用途などでの使用を考えている人は注意が必要です。

この問題のより詳細な情報はBruce Dawson氏のブログ『Random ASCII』に掲載されています。

 Random ASCII
 24-core CPU and I can't move my mouse

また、この問題は既にMicrosoftに報告されており、現在調査中とのことです。

Windows,WindowsUpdate

2017年7月度のWindows 10 v1607(Anniversary Update)用パッチ、KB4025339のダウンロードが終わらなかったり、インストールが上手くいかなかったりといった報告がチラホラと出ています。環境によって問題が発生したり、しなかったりするようで現在のところ原因は不明です。

Microsoft側の不手際であればそのうち修正されるかもしれません。すぐにでも適用したい方は、この問題に遭遇したぼくんちのTV 別館さんが気合でインストールした記事を書いていますので参考になるかと思います。詳細は下記のリンク先へどうぞ!

 ぼくんちのTV 別館
 KB4025339 (Windows 10 Anniversary Update)の手元のメモ

Windows,WindowsUpdate

2017年7月12日に配信されたWindows 7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今回のIE関連を含むパッチですが、MSによると印刷の不具合と特定のサイトでIEが死亡する問題修正されたと記載されています。2017年6月度のパッチで不具合が発生して、完全解決まで約1ヶ月。MSさん、ちょっと自社製ブラウザに対してやる気なさすぎじゃないっすかね。そりゃサードパーティにシェアを奪われますって。

以下、2017年7月12日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

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更新履歴
① KB2952664を記載
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Windows

MicrosoftはWindows 7 vs Windows 10という公式ページを公開しています。検証に使われているマシンがこちら。

おわかりいただけただろうか……。

もうこの時点で見る価値はまったくありませんが、このスペックで比較した結果、もちろんWindows 10の全勝。締めのお言葉は 「最終成績: サクサク快適に使いたければ Windows 10 にすぐに乗り換えるべし」 とのこと。

これ、マシンのOSを逆にしたら、 「最終成績: サクサク快適に使いたければ Windows 7 にすぐに乗り換えるべし」 になることは間違いありません。OSの違いによって動作の差に自信があるなら同スペックでやるべきでしょう。少なくとも、Kaby Lake世代ならWindows 10の方がわずかにパフォーマンスは上です。

残念ながら、日本Microsoftの中の人は、これがただのマシンスペック対決にしかなっていないことも理解できないようです。あるいは理解した上でわざと

大きな差が出ると誤解を与える紹介をしているのでしょうか。

これ、景品表示法の優良誤認 「実際のものよりも著しく優良であると示すもの」 に当たるんじゃないですかね。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月28日に配信されたオプションパッチ及びIEの印刷問題だけを修正する単品パッチKB4032782を適用すると、Internet Explorer(以下、IE)が不安定になるという報告が出ていました。

どうやらComodo製品が原因で不安定になる場合があるようです。Comodoはフォーラムで下記の案内をしています。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月28日、Windows Updateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4022168(Win7用) / KB4022720(Win8.1用)が配信されました。いつもは月例の翌週に配信されているのですが、今回は1週間遅れでの配信となります。

今回の『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には、2017年6月14日から発生していたInternet Explorerで印刷が正常にできない問題の修正が含まれています。

今回の『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には、2017年6月14日から発生していたInternet Explorerで印刷が正常にできない問題の修正が含まれています。しかし、印刷問題は直るものの、IEが不安定になり、色々なページでエラーが出るようになるという報告が出ています。全ての環境でこの問題が出るかはわかりませんが、ご注意くださいませ。IEの挙動がおかしくなった場合はこのパッチをアンインストールしましょう。

なお、Comodo製品をインストールしていると、IEを含め、ChromeやFirefoxなどのブラウザも不安定になる場合があります。詳細はこちらの記事をご参照くださいませ。

また、印刷問題だけを修正する単品パッチKB4032782が先んじて公開されています。 「『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』をインストールしたくない、でも印刷問題は修正したい」 という方は単品パッチをお使いください。詳細はこちらの記事をご参照くださいませ。

以下、Windows 7 / 8.1向けのザックリ説明になります。

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更新履歴
KB4022168(Win7用) / KB4022720(Win8.1用)にIEの印刷問題の修正が含まれていることを記載。
② 『Intel - System - 6-10-2017 12-00-00 AM - 1.0.0.1032』を追記。
KB4022168(Win7用) / KB4022720(Win8.1用)を適用するとIEが不安定になる問題について記載
④ IEの不具合の犯人はComodo製品っぽいので記事内容を修正。
MSのページにIEの不具合が掲載。Comodoだけの問題なのか、Comodoとは別の問題なのか判断がつかないため
、記事内容を再度修正
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Windows,WindowsUpdate

2017年6月度のWindows Updateを適用すると、Internet Explorer(以下、IE)で印刷が正常にできなくなる問題ですが、Microsoftは印刷の修正パッチとなるKB4032782を公開しました。

EdgeデベロッパフォーラムでMicrosoftのJames M.氏はこの問題を『修正しない』とマークしていましたが、内部統制が取れていないのか彼の勝手な独断だったようですね。

それはさておき、印刷の修正パッチKB4032782についてですが、いくつか注意点があります。

Windows,ウイルス


(Source:ZDNet / eTeknix)

<ザックリ意訳>

Microsoftは2017年6月8日にブログで 「Windows 10 Sは既知のランサムウェアの影響を受けない」 と豪語した。これが本当かどうか、ZDNetはセキュリティ研究者のMatthew Hickey氏に依頼してWindows 10 Sをランサムウェアに感染させることが可能か試すことにした。

結果、Matthew Hickey氏はわずか3時間ほどで成功した。Matthew Hickey氏は 「簡単すぎて正直驚いている」 と述べている。

攻撃には悪意のあるマクロベースのWord文書を作成し、Word文書を開くとDLLインジェクションが行われる方法を利用した。そこを起点にクラックを進め、最終的にはシステム特権を得てコンピュータを自由にリモートアクセスできるようになった。

Matthew Hickey氏は 「この状態はアンチマルウェアやファイアウォールなどを無効にしたり、重要なWindowsのファイルを上書きすることができる。ランサムウェアをインストールすることもできる。ゲームオーバーだ」 と述べた。


上記内容がZDNetなどの海外メディア各所で報じられました。

Windows 10 Sは基本的にWindowsストアのアプリケーションしか動作しないため、比較的ウイルスの影響を受けにくい仕様だとは思いますが、Microsoftが主張する 「Windows 10 Sは既知のランサムウェアの影響を受けない」 というのは誇大広告だったようです。

Windows


(Source:Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16226 for PC)

MicrosoftはWindows 10 Insider Preview Build 16226でタスクマネージャにGPU使用率を追加しました。これに関してはナイスですね。むしろ今までなかったのが不思議!

まだInsider Previewでテスト中ですが、上手くいけばそう遠くないうちに通常のWindows 10にも実装されるでしょう。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月14日にWindows Updateなどで配信されたInternet Explorer(以下、IE)関連を含むパッチを適用するとIEで印刷が正常にできなくなる問題について、Microsoftは2017年6月20日付けで不具合が生じる各パッチに 「既知の問題」 として掲載しました。

Windows,WindowsUpdate

Windows 10 Enterprise LTSB(以下、LTSB版)でInternet Explorer 11を起動すると『Microsoft Edge をぜひお試しください』というWebページのタブが毎回表示されるようになったという報告がMsdnフォーラムで出ています。

Windows,WindowsUpdate

2017年6月度のWindows Updateで、Internet Explorer(以下、IE)の印刷に関する不具合が見つかりました。2017年6月度のパッチを適用していると、フレーム(iframe)のあるページをページ内の印刷ボタンなどから印刷ができなくなります。(空白のページが表示されたり 「404 - ファイルまたはディレクトリが見つかりません。」 などと表示されるようになります)

この問題はMicrosoftのEdgeデベロッパフォーラムで報告されましたが、Microsoftからは

Windows,WindowsUpdate

2017年6月14日に配信されたWindows 7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

2017年6月14日のAM02:00~03:00頃は鯖が混んでいたのか、ダウンロードの失敗報告が複数出ています。自動更新の人は失敗の履歴が残っているかもしれません。

以下、2017年6月14日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

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更新履歴
① .NET Framework 4.7 KB3186497(Win7用) / KB3186539(Win8.1用)を記載。
② 今回の月例で気づいた人もいるかもしれないので、KB2952664とKB2976978を一応記載。
③ 7用.NET4.7(KB3186497)の直リンク先が8.1用FLASH(KB4022730)と同じだったため修正。
④ .NET Framework 4.7用の言語パックKB3186499(Win7用) / KB3186606(Win8.1用)を記載。
⑤ IE関連が含まれるパッチに印刷の不具合有。詳細は別ページにまとめました。
⑥ ⑤の問題の修正パッチが出ました。詳細は別ページにまとめました。

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Windows,WindowsUpdate

2017年6月7日、テレメトリパッチのKB2952664(Win7用) / KB2976978(Win8.1用)がWindows Updateに配信されました。

この糞パッチは2017年度は2月10日2月22日3月8日に配信されており、今回で今年4回目になります。ほんとしつこい。以下、いつも通りの注意喚起なコピペになります。

KB2952664(Win7) / KB2976978(Win8.1)を入れても何も良いことはありません。非表示推奨の紛うことなき糞パッチです。このパッチでシステムの互換診断なんてしても、CPUの無駄遣いで電力を消費されるだけです。 「MSに協力したい!」 って人はご自由にどうぞ。

注意事項として、KB2952664(Win7用)は何回アンインストールしても消えない場合があります。この症状に陥ってしまった場合、数回から多くて数十回、繰り返しアンインストールしないと消えません。アンインストールするには

アンインストール ⇒ 再起動せずにリストを確認 ⇒ あったらまたアンインストール、無くなるまでやる、無くなったら再起動

この手順でお試しくださいませ。あるいはBATファイルで処理するのも手です。

KB2976978(Win8.1用)はアンインストールをしても最終的に残る場合があります。これはMSのサイトで公開されている『最初からKB2976978入りのWindows8.1 ISO』を使ってWindows8.1をインストールした場合に起こります。

関連記事
【Win】 KB2952664絶対殺すマン
【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト

Windows


(Source:In a throwback to the ’90s, NTFS bug lets anyone hang or crash Windows 7, 8.1)

<ザックリ意訳>
Windows 7 / 8.1に新しいバグが見つかった。

WindowsはNTFSファイルシステムで使用されるメタデータファイルに『$MFT』という名前を使用しており、このファイル名がディレクトリ名であるかのように扱われると(例えば『C:\$MFT\123』)、正常に処理することができず、NTFSドライバはファイルをロックしてしまい解放を行わない。

これにより、NTFSファイルシステムにアクセスする全ての試みがブロックされてしまい、再起動するまでマシンが使用不能に陥る。

つまり、ブラウザなどから『C:\$MFT\123』を開こうとするだけでPCがクラッシュすることになる。Microsoftには知らせてあるが、いつ修正されるかはまだわからない。


上記内容が海外メディアのArs Technicaで報じられました。しかし、何も起こらないという報告も出ており、クラッシュするしないの条件はいまいち不鮮明な感じです。

もし、このバグを悪用したブラクラを作業中なんかに踏んでしまったら、割とひどいことになりそうですね。修正パッチの公開が待たれます。

Windows,WindowsUpdate

2017年5月23日、KB890830こと『悪意のあるソフトウェアの削除ツール』が配信されました。2017年5月10日の月例でも配信されているので、今月2回目となります。

MSの情報によると、メタデータとバイナリに変更があったため再配信されたようです。(具体的に何がどう変わったのかは書かれていません) Microsoft Updateカタログから直接落としたい人は下記の直リンクからどうぞ。

 KB890830ファイル直リンク: 7/8.1/10共用 64bit / 32bit | その他のエディション
 いつもの悪意のソフトウェア削除ツール。

Windows,ウイルス

『Wana Decrypt0r 2.0』『WannaCry 2.0』などで呼ばれるランサムウェアによって暗号化されたファイルを復号する『Wannakey』が有志により作成されました。この復号ソフトは下記サイトからダウンロードが可能で、対象OSはWindows XP専用となります。

 GitHub - aguinet/wannakey: Wannacry in-memory key recovery for WinXP
 https://github.com/aguinet/wannakey

復号の仕組みは、暗号化の際に使用したメモリ領域が開放されていなければ、メモリ上の情報を読み取って復号を可能にするとのこと。つまるところ、PCの再起動や、その他の処理などでメモリ上の情報が消えているとNGとなります。

条件はかなり厳しく、また、これらの条件が揃っていても成功するとは限らず 「成功するには運が必要になる」 と作者は語っています。