通常版Windows11の『メモ帳』にマークダウンが実装。Insider Previewでは不評だったがそのまま実装
通常版Windows11の『メモ帳』にマークダウンが実装されました。
マークダウンとは何かと申しますと、見出しを大文字にしたり、一部の文字を太字にしたり、斜めにしたり、番号付きや記号付きのリストにしたり、URLリンクを含めたりなどができる記法です。
どういった感じか、以下の画像をご覧ください。
上記画像のように、WebサイトやWord文書などでよく見られる記法です。
このマークダウン記法で書くには、『メモ帳』上部の『H1』『≡』『B』などのミニアイコンをクリックすれば簡単にできます。マークダウン記法で書いたファイルは通常の『.txt』ファイルではなく『.md』ファイルとして保存されます。
もし、この機能が不要な場合は、『メモ帳』右上の歯車マーク(設定)から、
『書式設定』を『オフ』にすることでマークダウンを無効化できます。
このマークダウン記法は、2025年5月下旬にWindows11 Insider Previewにて実装されましたが、今回、通常版のWindows11にもそのまま実装されました。筆者環境ではWindows11 24H2 PCの『メモ帳』バージョン11.2504.62.0にて実装が確認できました。
ただ、Windows11 23H2 PCの『メモ帳』もバージョン11.2504.62.0なのですが、こちらはマークダウンが使えませんでした。(『書式設定』項目もありませんでした) おそらくは段階的にロールアウトされているものと思われます。
以下、余談ですが、Insider Preview版に実装されたときは「メモ帳にこのような機能は望んでいません」「これってWordPadと同じじゃ?」「昔のシンプルなメモ帳の方が私は好きです」「あまり良いアイデアとは思いません」など、Windows Insider Program公式Xアカウントには否定的な意見で溢れておりかなり不評でした。(にもかかわらず、今回、そのまま実装されました)