TrendForce、2025年第3四半期のメモリ価格予測を発表。値上げ傾向。特にDDR4がえぐいことに

メモリ

DDR5 Memory

TrendForceは、2025年第3四半期(7~9月)のメモリ価格予測を発表しました。

大手PC OEM (PCメーカー)は、米国の相互関税停止期間の終了を見据えて、積極的にメモリ(DRAM)の在庫を増やしている。

しかし、大手メモリサプライヤー3社(Micron / Samsung / SK hynix)は、サーバー向けメモリの製造に注力していることで、PC向けDDR5とDDR4メモリの供給は減少している。

さらに、DDR4メモリに関しては大手メモリサプライヤー3社が2025年内に生産終了をアナウンスしており、クラウドサービスプロバイダー(CSP)がサーバー向けDDR4メモリを積極的に調達していることから供給が逼迫している。

これらのことから、2025年第3四半期のPC向けメモリの契約価格は、前期比でDDR4メモリが38~43%、DDR5メモリが3~8%上昇することが見込まれる。

2025年第3四半期メモリ価格予測

― TrendForce

TrendForceによると、2025年第3四半期のDDR5メモリの契約価格は、前期比で3~8%ほどの値上げが見込まれるとのこと。

一方、DDR4メモリはえぐいことになっており、38~43%も値上げが見込まれています。これからPCを購入・自作しようと思っている方は、お気をつけください。安く済ませようとして、旧世代(DDR4世代)のマザーボード製品を購入すると、メモリで思わぬ出費になるかもしれません。

Posted by にっち