GeForce RTX 5090、ゲーム以外のPCIe速度の影響。PCIe 5.0 x16より低い速度で接続するとどうなるの?
GeForce RTX 5090をPCIe 5.0 x16ではなく、それより低い速度で接続するとどうなるのでしょうか。
ゲームに関してはもうすでに検証結果が出ています。PCIe 5.0 x16を100%とすると、PCIe 4.0 x16 (PCIe 5.0 x8)で平均-1%、PCIe 3.0 x16 (PCIe 5.0 x4)で平均-2~4%程度の低下しかありません。
ゲームに関しての詳細は以下の記事をご覧ください。
では、ゲーム以外についてはどうでしょうか。米Puget Systems社がテストを行ったところ、以下のような結果となりました。本記事では主にPCIe 5.0 x16、PCIe 4.0 x16、PCIe 3.0 x16の3つに焦点を当てたいと思います。
まずはAdobe After Effectsから。
▼Adobe After Effects
GeForce RTX 5090
After Effectsベンチマーク
Adobe After Effectsでは、PCIe 4.0 x16が10894ポイント、PCIe 3.0 x16が10,839ポイント、PCIe 5.0 x16が10,453ポイントと、なぜかPCIe 5.0 x16が一番遅い結果となりました。ただ、Puget Systemsによるとこれは「誤差の範囲内」とされています。
お次がDaVinci Resolve。
▼DaVinci Resolve
GeForce RTX 5090
DaVinci Resolveベンチマーク
DaVinci Resolveでは顕著な差が見られました。PCIe 5.0 x16が12553ポイント、PCIe 4.0 x16が12340ポイントと、この2つに関しては目立った差はありません。しかし、PCIe 3.0 x16では11171ポイントと、PCIe 5.0 x16よりも約11%もの低下を示しました。
上述しているように、ゲームにおいてはPCIe 3.0 x16でも2~4%程度の低下で済んでいました。しかし、ゲーム以外、アプリケーションによってはPCIe 3.0 x16だと顕著な差が出てくる場合がある模様です。