DLSS 4.5を有効にした際のパフォーマンスへの影響。第2世代Transformerは重い?軽い?4.5と4.0のSuper Resolutionを比較した結果 [Update 2]

第2世代Transformer (トランスフォーマー)モデルを採用したDLSS Super Resolution (超解像度)は重いのでしょうか、それとも軽いのでしょうか。
| 更新履歴 [記事初公開日: 2026/1/10] ① NVIDIAアプリ正式バージョン11.0.6公開とともに、一部名称が変更となった旨を記事下部に加筆。 [2026/1/15] ② DLSS 4.5 Super Resolutionがゲームで有効になっているかどうか確認方法を記事最下部に加筆。 [2026/1/19] [New] |
最初に: DLSS 4.5について
先日、NVIDIAはDLSS 4.5を発表しました。DLSS 4.5ではSuper Resolutionに第2世代Transformerモデルが採用されたほか、6倍マルチフレーム生成(Multi Frame Generation)やダイナミックマルチフレーム生成(Dynamic Multi Frame Generation)といった機能が追加されます。
これらの概要については以下の記事をご覧ください。
6倍マルチフレーム生成やダイナミックマルチフレーム生成はまだ利用できませんが(2026年春に利用可能予定)、DLSS 4.5 Super Resolutionは591.74ドライバとNVIDIAアプリ バージョン11.0.6(およびそれ以降のバージョン)にてすでに利用可能です。(設定方法は591.74ドライバの記事をご覧ください)
第2世代TransformerモデルとなったDLSS 4.5 Super Resolutionは、第1世代と比較して、より高画質になりました。以下の画像、1枚目が第1世代TranstormerのDLSS 4.0 Super Resolution、2枚目が第2世代TransformerのDLSS 4.5 Super Resolutionです。
DLSS 4.5の方が、ろうそくの火あたりや、木目といった部分があきらかにクッキリとした鮮明な映像となっています。
本題: DLSS 4.5 Super Resolution 第2世代Transformerは重いのか、軽いのか
さて、本題です。DLSS 4.5 Super Resolutionで新たに採用された第2世代Transformerは、DLSS 4.0 Super Resolutionの第1世代Transformerよりも重いのでしょうか、それとも軽いのでしょうか。
結論から先に言います。重いです。少なくとも第2世代Transformerを使用することで、第1世代Transformerよりもフレームレートが向上することはありません。
ただし、その重さは使用するグラボによって大きく変わってきます。
ドイツメディアのComputerBaseが検証したところ、GeForce RTX 5000シリーズおよびGeForce RTX 4000シリーズでは約4~5%フレームレートが低下したとのこと。これくらいの低下であれば、綺麗な画質を得るためのトレードオフと考えることができるでしょう。
その一方で、GeForce RTX 3000シリーズおよびGeForce RTX 2000シリーズでは約12%もフレームレートが低下し、体感できるレベルだったとのこと。
以下の画像をご覧ください。

DLSS 4.0 vs. DLSS 4.5 (プリセットM(デフォルト))
上記はゲーム6タイトルで検証・比較したDLSS 4.5 Super Resolution 第2世代Transformer (以下、DLSS 4.5 Super Resolution)と、DLSS 4.0 Super Resolution 第1世代Transfomer (以下、DLSS 4.0 Super Resolution)の平均fpsです。
GeForce RTX 5070 Tiは、DLSS 4.0 Super Resolutionだと83.7 fpsですが、DLSS 4.5 Super Resolutionだと79.5 fpsと、上述の通り約5%フレームレートが低下しています。GeForce RTX 4080 SUPERも同様に約4%低下しています。
その一方で、GeForce RTX 3090 Tiは、DLSS 4.0 Super Resolutionだと68.4 fpsですが、DLSS 4.5 Super Resolutionだと60.5 fpsと、約12%もの低下が見られます。GeForce RTX 2080 Tiでも同じく約12%低下しています。
GeForce RTX 5000シリーズ / GeForce RTX 4000シリーズと、GeForce RTX 3000シリーズ / GeForce RTX 2000シリーズとで、いったいなぜこんなにも差があるのでしょうか。
NVIDIAによると、GeForce RTX 5000シリーズ / GeForce RTX 4000シリーズはFP8に対応しているため、パフォマンスへの影響は最小限に抑えられるとのこと。その一方で、GeForce RTX 3000シリーズ / GeForce RTX 2000シリーズはFP8に対応していないため、パフォーマンスへの影響が大きくなるとされています。
そのため、GeForce RTX 3000シリーズ / GeForce RTX 2000シリーズユーザーで高フレームレートを求める場合は、DLSS 4.0 Super Resolution (別名: プリセットK)を使用することをNVIDIAはおすすめしています。
プリセットについて
DLSS 4.5 Super Resolutionを有効にするには、NVIDIAアプリの『設定』 → 『グラフィックス』 → 『グローバル設定』の『DLSS オーバーライド - モデルプリセット』を開いて『最新ニュース』(本来なら『最新』と翻訳されるべきところ、NVIDIAが誤訳しています)に変更し、『適用』を押せばDLSS 4.5 Super Resolutionが有効になります。

DLSS 4.5 Super Resolutionの有効化方法
上記手順以外にもDLSS 4.5 Super Resolutionを有効にしたり、DLSS 4.0 Super Resolutionに戻す方法があります。
『カスタム』を選択して、ドロップメニューを開くと、
プリセットM、プリセットL、プリセットK、プリセットJといったようなものが表示されます。初見だと「なんじゃらほい」と思われるかもしれません。
プリセットMとプリセットLはDLSS 4.5 Super Resolutionです。プリセットMはすべての解像度に適したパフォーマンス設定で上述した『最新ニュース』設定と同じです。(つまりデフォルト設定です) プリセットLは4K解像度向けのウルトラパフォーマンス設定です。
プリセットKとプリセットJはDLSS 4.0 Super Resolutionです。プリセットKはプリセットJの改良版とされていますが、人によっては「プリセットJの方がシャープでクッキリした映像」「シャープさは低いけどプリセットKの方が安定している」といったように好みがわかれています。
< Update 1: 『最新ニュース』から『推奨』に変更 > [2025/1/15] [New]
NVIDIAアプリの正式バージョンが11.0.6に公開されました。ベータ版では『最新ニュース』となっていた部分が、正式バージョンでは『推奨』へと変更されました。

NVIDIAアプリ 正式バージョンが11.0.6
設定項目名が『推奨』へと変更
< Update 2: DLSS 4.5 Super Resolutionがゲームで有効になっているか確認方法 > [2025/1/19] [New]
DLSS 4.5 Super Resolutionがゲーム内で実際に有効になっているかどうかを確認するには、NVIDIAアプリの『設定』 → 『NVIDIA オーバーレイ』をオンにし、[ALT] + [Z]キーを押して『NVIDIA オーバーレイ』を開いてください。
その後、『統計情報』 → 『統計情報ビュー』 → 『DLSS』を選択し、『Super Resolution モデルのオーバーライド』の項目を見てください。『プリセット M』か『プリセット L』になっていればDLSS 4.5 Super Resolutionが有効になっています。





























