Gorgon Point Ryzen AI 9 HX 470がSandraに掲載。Strix Point Ryzen AI 9 HX 370との違いは

CPU

AMD Gorgon Point

AMDの次期APUとなるコードネームGorgon Point、Ryzen AI 9 HX 470がSiSoftware Sandraのデータベースに掲載されました。そのリザルトがこちら。

Ryzen AI 9 HX 470

Sandra: Ryzen AI 9 HX 470

Sandra: Ryzen AI 9 HX 470
Sandra: Ryzen AI 9 HX 470

まず注目点の1つはネーミング。モバイル向けGorgon PointはRyzen AI 400シリーズとなる模様です。

リザルトに記されているRyzen AI 9 HX 470の主なスペックは、12コア24スレッド、ベースクロック2.0GHz、最大ブーストクロック5.25GHz。

iGPUはRadeon 890M。Radeon 890MのCU数は本来16CUですが、リザルトには12CUと記されています。12CUはRadeon 880Mとなるため、Sandraが正確に読み取れていない可能性が高いものと思われます。

現行モデルのRyzen AI 9 HX 370 (コードネーム: Strix Point)と比較すると以下。

 コア最大ブースト最大ブーストiGPU
Ryzen AI 9 HX 47012C24T2.0GHz5.25GHzRadeon 890M
16CU
Ryzen AI 9 HX 37012C24T2.0GHz5.1GHzRadeon 890M
16CU

Gorgon Pointは、Strix Pointのリフレッシュモデルとされており、コア数に変更はなく、クロックアップに焦点が置かれています。

AMDの公式発表によると、Gorgon Pointは2026年に登場が予定されています。

Gorgon Pointはモバイルだけでなくデスクトップも

上記のリザルトはHP製ノートPC『HP EliteBook X G2a 14 inch Notebook Next Gen AI PC 103C_5336AN』にてベントマークが行われています。Gorgon Pointはモバイル向けAPUとして登場予定ですが、ソケットAM5 Ryzenデスクトッププロセッサー製品としても投入が予定されています。

AM5 Gorgon Point
AM5 Gorgon Point

上記は2025年5月にAMDの技術ポータルサイトに掲載されました。この予定に変更がなければ、Gorgon Pointは、Zen 5 RyzenデスクトップAPUとなるRyzen 9000Gシリーズ、あるいはRyzen 10000Gシリーズとして登場が見込まれます。

Zen5

Posted by にっち