Intel Nova Lake、52コアモデルの実在を確認!輸送記録に掲載
Intel Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)の52コアモデルの実在を確認できました。税関データサイトにその輸送記録が掲載されました。それがこちら。
2025年6月28日付けでのデータには、1954LGA (LGA1954)、NVL-S (Nova Lake-Sの略称)、52C (52コア)と記されており、輸送された物が52コアモデルのNova LakeデスクトップCPUであることを示しています。
これまで、Nova Lakeの最上位モデル(Core Ultra 9)は、16P-Core + 32E-Core + 4LP E-Coreで最大52コアになるとリークされていましたが、あくまでもリークに留まっており、その存在は確認できていませんでした。しかし、今回、輸送記録に掲載されたことで、たしかに52コアモデルのNova Lakeが実在することが確認されました。
Nova LakeデスクトップCPUは、以下のようなコア構成になるといわれています。
▼Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)のコア構成
- Core Ultra 9
- 16P-Core + 32E-Core + 4LP E-Core / 150W
- Core Ultra 7
- 14P-Core + 24E-Core + 4LP E-Core / 150W
- Core Ultra 5
- 8P-Core + 16E-Core + 4LP E-Core / 125W
- Core Ultra 5
- 8P-Core + 12E-Core + 4LP E-Core / 125W
- Core Ultra 5
- 6P-Core + 8E-Core + 4LP E-Core / 125W
- Core Ultra 3
- 4P-Core + 8E-Core + 4LP E-Core / 65W
- Core Ultra 3
- 4P-Core + 4E-Core + 4LP E-Core / 65W
Nova LakeにはbLLCと呼ばれるAMDで言うところの3D V-Cache的な大容量L3キャッシュを搭載したモデルもあるとされており、そのゲーム性能はArrow Lake比で30~45%向上すると囁かれています。(備考: 3D V-Cacheは後付けですが、bLLCはオンダイ、つまり最初からCPUダイ上に備わっているとされています)
Nova LakeデスクトップCPUは、2026年に発表を行うとIntelが予告しています。PCゲーマーはもちろん、マルチ性能を求めている人にとっても非常に楽しみなCPUとなるでしょう。