Nova LakeデスクトップCPU、Copilot+ PCに準拠!NPUの性能がリーク!ついにデスクトップでもWin11 NPU専用AI機能が使えるように。iGPUに関する新たな情報も

Intel Nova LakeデスクトップCPU (コードネーム: Nova Lake-S)のNPU性能がリークされました。
確度の高さに定評のあるハードウェアリーカー、Jaykihn氏は以下のように述べています。
Nova Lake-S (NVL-S)は74TOPSのNPU6を搭載しています。Arrow Lake-SのNPU3@13TOPSから3世代分の性能向上を果たしています。 Nova Lake-SのiGPUは2基のXe3-LPGコアを搭載します。Arrow Lake-SのiGPUは4基でした。Nova Lake-Sではコア数が減少しています。 ― Jaykihn |
Jaykihn氏によると、Nova LakeデスクトップCPUにはNPU6が搭載され、その性能は74TOPSになるとのこと。
参考までに、これまでのIntelのNPUが以下。
▼Intel NPU 世代ごとの性能
- NPU3
- 11.5TOPS: Meteor Lake (モバイル / エッジ向け)
- 13TOPS: Arrow Lake (デスクトップ / モバイル)
- NPU4
- 48TOPS: Lunar Lake (モバイル)
- NPU5
- 50TOPS: Panther Lake (モバイル)
- NPU6
- 74TOPS: Nova Lake (デスクトップ / ほぼ間違いなくモバイルもNPU6)
Microsoftは、Windows11のNPU専用AI機能を使用するために『Copilot+ PC』というシステム要件を設けており、その中の1つは、CPU (SoC / プロセッサー)に40TOPS以上の性能を有するNPUを搭載していることを必須としています。
▼Copilot+ PC最小システム要件
- Microsoftが承認した40TOPS以上の性能を有するNPUを搭載したプロセッサーまたはSoC
- 16GB以上のDDR5 / LPDDR5メモリ
- 256GB以上のSSDまたはUFSストレージ
Arrow Lake / Core Ultra 200SシリーズデスクトップCPU (Arrow Lake-S)もRyzen 9000シリーズデスクトップCPUもこの要件を満たしておらず、デスクトップPCではWindows11のNPU専用AI機能を使用できませんでした。
しかし、Jaykihn氏によるとNova LakeデスクトップCPUでは74TOPSのNPUが搭載されるとのことで、Copilot+ PCに準拠し、ついにデスクトップPCでもWindows11のNPU専用AI機能を使用できるようになります。
デスクトップPCでWindows11のNPU専用AI機能を使ってみたかった人にとっては楽しみなCPUとなりそうです。
また、Jaykihn氏はNova LakeデスクトップCPUのiGPUについても言及しており、曰く、Arrow LakeデスクトップCPUよりもコア数が2基少なくなるとのこと。ただ、Arrow LakeデスクトップCPUのiGPUはXe (Xe1)でした。Nova LakeデスクトップCPUはXe3とされており、コア数は少なくても性能は向上している可能性があります。




























