DirectX12,Windows

MicrosoftはWindows7でDirectX 12が使用可能となったことを発表しました。最初の対応タイトルとなるのはWorld of Warcraft 8.1.5で、今後もいくつかの『DirectX 12 for Windows7』タイトルが登場予定とのことです。

Microsoftによると『DirectX 12 for Windows7』によってフレームレートの向上が謳われています。しかし、より高速にDirectX 12の最高パフォーマンスを発揮できるのはWindows 10であることも主張しています。今回の唐突な対応は、おそらく、Windows7からWindows10への移行を促すための宣伝も含めた対応かと思われます。

以下、ちょっと不確かな部分ですが、どうも『DirectX 12 for Windows7』は全てのDirectX 12アプリケーションが動くといったわけではなく、アプリケーション側が『DirectX 12 for Windows7』に対応している必要があるようなニュアンスに受け取れます。(だとすれば、Windows7ユーザーにDirectX 12の良さを知ってもらうための『体験版』といったような感じでしょうか)

ハッキリとはわかりませんが、いずれにしても、いくつかのゲームでパフォーマンスアップの可能性があるなら非常に歓迎される対応と言えるでしょう。

DirectX12,PCゲーム全般

圧倒的にDirectX11勝利の模様。デベロッパがDirectX12をまだまだ上手く使えていないんでしょうかねぇ…

RADEON

↑の動画の3:47からどうぞ!

結果だけサクッと見たい人はリザルトだけ抽出した↓の画像をどうぞ。一番下に何勝かもちょこっと記載。

DirectX12,PCゲーム全般


(画像クリックで拡大)

タイトルで完結しておりますがClosed Alpha版は選べるようです。特に問題がなければ製品版にも導入されると思われます。

DirectX11と12でどれほどのパフォーマンスの違いが出てくるのか。正直、自分の知る限りでは他のゲームで「おお!」っていうほどのパフォーマンス差はお見かけしませんが、BFガチ勢は場合によってはWin10の導入を考える時期でしょうか…

DirectX12,PCゲーム全般

Ashes以下略のベンチマーク2.0(以下、Ashes2.0)が出たようで、各所でベンチマーク結果も公開されています。その一部をご紹介。

まず、DirectX12での結果がこちら。

FuryXさん、ぶっちぎりですね。

そしてAshes2.0においては、


どこも大体こんな具合に、GeForceだとDirectX12でスコアが伸びない結果となっております。

ただ、逆にDirectX11だと、

RADEONのMinFPSが割と酷いことになっていたりします。

AMD/NV側のドライバレベルでの最適化や、Ashes2.0自体、Betaと銘打っているだけあって、まだまだ改善の余地はあるかと思いますので、参考程度に。

その他の解像度や画質設定は下記のソース元へどうぞ。

ソース
PurePC.pl
Test wydajności DirectX 12 vs DirectX 11 - Ashes of the Singularity
PCLab.pl
Ashes of the Singularity – test w benchmarku DirectX 12

雑記

・The Elder Scrolls Online、DirectX12対応予定


1行翻訳

運営:我々はDirectX12へのアップグレードを計画しております。

(ソース:DirectX 12 Update Coming to ESO)


時期がいつになるかは分かりませんが、対応を計画しているようです。

・スマートミラー



(画像クリックで拡大)
(ソース:http://wccftech.com/android-smart-mirror/)

必要かどうかと問われれば何とも言いがたいものがありますが、技術デモとしてはおもしろく感じます。個人制作のため、製品化の予定は今のところ無い模様。

DirectX12,PCゲーム全般

Ashes of the Singularity(以下、Ashes)のDirectX11/DirectX12のベンチマークはちょいちょい出てきていましたが、がっつり比較したものがやっと出て参りました。ただ、MinFPSの表記はありません。AvgFPSのみになります。

注目する点はCPUボトルネック。DX11ではCPUによってFPSが変動していますが、DX12ではi3 4330~i7 5960Xまで同じFPSという結果が出ています。すごい。

DX11のCPUによる違いはAMD GPUで如実に表れていますが、NVIDIA GPUではあまり差が無く、DX11+AshesではAMD GPUはCPUボトルネックの影響を受けやすいようです。

以下、ベンチマークになります。

DirectX12,Windows

Ashes of the Singularity(以下、Ashes)でAMDとNVIDIAのGPUを混ぜたマルチGPUのベンチマーク結果が公開されました。 (各画像はクリックで拡大)

2015年のGPUの組み合わせ

2012年のGPUの組み合わせ

(ソース:GeForce + Radeon: Previewing DirectX 12 Multi-Adapter with Ashes of the Singularity)

AMDx2やNVIDIAx2より、AMD+NVIDIAの組み合わせの方が効果は高いようです(Ashesの場合は)。また、どちらをプライマリとして使うかによっても変わってきて、AshesにおいてはAMDをプライマリにした方が良いようです。

ここで気になるのは、FuryXのCFXや、980TiのSLIと比べたらどうなのか、というところですが、残念ながら同GPUを使ったCFX/SLIのデータは掲載されておりませんでした。

上位GPUを購入した際に、余った下位GPUは売るかお蔵入り、あるいはPhysX用等にするしかなかったのが、セカンダリにする、といったような使い道が出てきたのは良いことだと思います。

しかし問題はこのマルチGPU、デベロッパ側で対応させる必要があるところです。対応ゲームがAches以外にどれだけ出てくるのかは今のところ未知数です。

GeForce,RADEON

↑ドライバの違いによるパフォーマンス差が結構出ているようです。 (各画像はクリックで拡大)

AMD CatalystのリリースノートにはAshes of the Singularityのパフォーマンスアップが書かれていましたが、GeForceドライバには書かれていませんでした。それでもDirectX12関連のパフォーマンスアップは進んでいるようです。

ちなみにDirectX11では↓こんな感じ。

ソース
ComputerBase
Neue DirectX‑12-Benchmarks mit AMD und Nvidia

DirectX12,GeForce



1行翻訳

Oxide Games「MaxwellはAsync Computeをネイティブサポートしてないわ」


前回のあらすじ。DX12ベンチマークではNVIDIA GPUはスコアが低い。

Async Compute(直訳:非同期計算)なる機能のネイティブサポートが無いせいで、NVIDIA GPUではスコアが出ないと開発者は語っております。

元となるoverclock.netの投稿はめちゃめちゃ長く、分かりやすくまとめられたTECH POWER UPでは「NVIDIAがAsync Computeを無効にするように圧力をかけた」など、中々不穏な言葉が見られます。

ソース
overclock.net
[Various] Ashes of the Singularity DX12 Benchmarks - Page 121
TECH POWER UP
Lack of Async Compute on Maxwell Makes AMD GCN Better Prepared for DirectX 12
WCCF TECH
Oxide Games Dev Replies On Ashes of the Singularity Controversy
Guru3D
Nvidia Wanted Oxide dev DX12 benchmark to disable certain settings ?

Windows,ウイルス

1

そろそろWin7/8系でもDirectX12を動かせる超技術が出てきていないかと検索してみれば、どこからどうみてもマルウェア配布サイトでした。

実際にダウンロードも実行もしていませんが、この手のものはマルウェアと見て間違いないでしょう。FREE EXEて。アドレスは書きませんが、どんなマルウェアが仕込まれているか興味のある方は、一番大きい文字を自己責任でぐぐってどうぞ。

LinuxのWine先生の動向も気になりますが、Linuxにネイティブ対応したゲームでもWindowsに完敗だったこともあり、パフォーマンスを求めるのは酷かもしれません。

PCゲーム全般,Windows

Ashes of the SingularityのAlpha buildを使った各ベンチマーク結果が公開されました。最初に結論だけ言いますと、RADEONは370、Fury無印共にDX12の方がスコアが高いのですが、GeForceでは780Ti、TITAN X共にスコアはDX11の方が高く、770だけがDX12の勝ち(※注意書き有)というなんともあれな対決結果です。

これらの結果はベンチマークソフトがまだ不完全なものであることや、Windows10用のGeForceドライバ自体もまだ未成熟によるものが原因と考えられます。

9/1追記
開発者いわく、ベンチマークソフトの問題ではなく、NVIDIAの問題であると主張されています。
詳細はこちらへ ⇒ 【GPU】 Ashes of the singularityでGeForceのスコアが低い理由

以下ベンチマーク画像になります。 (画像クリックで拡大)