Intelさん、Arrow Lakeの失敗を認める。Nova Lakeで挽回を図る。Intel CFOが語る
Intelは、Core Ultra 200Sシリーズ(コードネーム: Arrow Lake / Arrow Lake-S)の失敗を認めました。
2025年8月28日にドイツ銀行で開かれた2025年テクノロジーカンファレンスにおいて、Intel CFOであるDave Zinsner氏は以下のように述べています。
ご存知のとおり、デスクトップ向け、特にハイパフォーマンスデスクトップ向けでは少々失敗しました。ドルベースと出荷台数ベースでシェアを見ると業績は芳しくありません。これはハイエンドデスクトップ事業において良い製品を提供できなかったためです。 しかし、次世代製品であるNova Lakeでは、より充実したSKUを揃えており、ハイエンドデスクトップ市場にも対応いたします。2026年はこの分野における弊社(Intel)のポジションが改善され、今よりも向上すると見込んでいます。総じて、クライアント事業についてはかなり良い手応えを感じています。完璧とまでは言い切れませんが、十分に上手く進んでいます。 ― Intel CFO, Dave Zinsner |
Dave Zinsner氏は非常に素直に現行製品のデスクトップCPU、Arrow Lakeの失敗を認めました。その上で、次世代のNova Lakeには自信があるようで、ポジション(Intel CPUの地位)の向上が見込まれると語っています。
現在のところ、Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)にはかなり良い噂が出回っています。1つは最大コア数が52コア(16P-Core + 32E-Core + 4LP E-Core )になること。CPU負荷の高いワークロードを行う人にとって、このコア数は嬉しいところでしょう。
そしてもう1つはbLLCと呼ばれる大容量L3キャッシュの存在。構造は違いますが、bLLCはAMDで言うところの3D V-Cache的な役割を果たし、ゲーム性能がArrow Lake比で30~45%も向上すると囁かれています。この情報が正しければPCゲーマーにとっては朗報と言えるでしょう。(余談ですが、bLLCは3D V-Cacheのような後付けではなく、最初からCPUダイに備わっているといわれています)
これらはあくまでもリーク情報のため、情報の確度は定かではありません。しかし、Dave Zinsner氏の発言からは、Nova Lakeに対する自信が見て取れることから、期待が高まります。