Intel、Arrow Lake RefreshとNova Lakeの発売時期に言及
Intelは、Arrow Lake Refresh / Core Ultra 300シリーズとNova Lake / Core Ultra 400シリーズの発売時期について言及しました。
2025年9月8日(現地時間)に開催されたGoldman Sachs Communicopia + Technology Conference 2025において、Intel VPであるJohn Pitzer氏は以下のように述べています。
x86事業を見てみると、PC分野では強力な製品ポートフォリオを有していると考えています。デスクトップ分野には埋めなければならないいくつかの穴がありますが、私たちは自社のロードマップにかなりの自信を持っています。2026年にはArrow LakeのRefresh版を投入して、デスクトップ分野の展開を進めていきます。そして2026年後半から2027年にかけて、Nova Lakeを発売します。 (中略) Nova LakeはデスクトップとノートPCの両方に対応する製品です。Intel 18Aプロセスを使用するため、必要なウェハー数には大きな影響を及ぼします。 ― Intel VP, John Pitzer |
昨今のIntelは、まずは秋頃にK付きモデルのCPUを発売して、年明けにKなしモデルを発売していました。しかし、John Pitzer氏によると、Arrow Lake Refreshは2026年に発売とのこと。
ただ、もしかしたら、この発言はKなしモデルについて言及している可能性も無きにしも非ずです。2025年秋にK付きモデルを発売して、2026年にKなしモデルも投入することでArrow Lake Refreshの全ラインナップが完成する的な意味合いかもしれません。(だとしたらかなり言葉足らずですが)
そして注目点はNova Lake。John Pitzer氏は「2026年後半から2027年にかけて」と言っていることから、Nova Lakeは例年通り、まずはK付きモデルから発売して、2027年初頭にKなしモデルを発売すると見られます。
また、John Pitzer氏はNova LakeでIntel 18Aプロセスを採用するとも述べています。直近のリーク情報では、Nova LakeのCPUダイに使用されるウェハー・プロセスノードは、ミッドレンジからハイエンド帯はTSMC N2P、ローエンド帯はIntel 18Aを採用すると囁かれています。
Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)は、最大52コアというコンシューマー向けとしては過去最多のコア数を有し、bLLCと呼ばれる3D V-Cache的なゲーミングパフォーマンスに影響する大容量L3キャッシュを搭載するといわれていることから、注目が高まっています。