16ピン(12V-2x6)変換ケーブルが焼損・融解したとの報告。GeForce RTX 5090を使用していて
GeForce RTX 5090を使用していて、16ピン(12V-2x6)変換ケーブルが焼損・融解したとの報告が再び出てきました。その写真がこちら。
これらの写真はRedditにて投稿されました。写真から判断するに、グラボはMSI GeForce RTX 5090 32G GAMING TRIO OCのようです。
上記写真を投稿した報告者は以下のように述べています。
ここ数日、モニターの突然電源が落ちるようになり、モニターに「DisplayPort not connected」(DisplayPortが接続されていません)というメッセージが表示されるようになりました。 ドライバの再インストールをしたり、NVIDIAのサポートに問い合わせるなどあらゆることを試しましたが解決しませんでした。 グラボを確認したところ、16ピン変換ケーブルのコネクタ部が焼損・融解していました。グラボ側に融解や損傷、問題はなく、ケーブルだけが焼損しています。 16ピン変換ケーブルはグラボ付属のもので、使用電源はCorsair HX1500i (2023年モデル ATX 3.0)です。グラボはオーバークロック等をせずにデフォルト状態で使用していました。 ― Redditor |
報告者によると、モニターの電源がランダムで落ちるようになって、グラボ側を確認したところ、16ピン変換ケーブルが焼損・融解していたとのこと。
16ピンケーブルは半差し(完全に差し込まれていない状態)になっていると、焼損・融解する恐れがあります。MSI製グラボに付属する16ピン変換ケーブルは、コネクタ部分が色付きになっており、半差しになっていたら黄色い部分が見えるデザインを採用しています。
にもかかわらず、今回、16ピン変換ケーブルが焼損・融解しました。上述の通り、半差しになっていれば一目瞭然のため、ユーザーエラーは考えにくいものがあります。
では、なぜ焼損・融解が発生したのか、その原因は判明していません。不幸中の幸いなのは、MSI GeForce RTX 5090 32G GAMING TRIO OC本体は無事なようです。
もし、GeForce RTX 5090を使用していて、これまでは正常だったのに、突然、モニターの電源がランダムで落ちるようになったら、上記報告者と同様のことが起こっているかもしれません。その際は、一度、16ピンコネクタの状態を確認してみた方が良いでしょう。
16ピン変換ケーブルの焼損・融解は、過去に別のユーザーからも報告が出ています。そのユーザーの場合は、ブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が頻繁に発生するようになりました。