液晶モニタ

片やFreeSyncのFS2735、片やG-SyncのPG279Q、どちらも10万円超えのWQHD27インチIPSモニタで、ご使用中のGPUによってどちらにするか決める人が大半ではないでしょうか。

それはともかく、似たような仕様の両ハイエンドモニタ、○○Syncは置いといて、純粋なモニタの性能はどちらが強い(?)のか比較したいと思います。予備知識として、使われている液晶パネルは、FS2735が「M270DAN02.3」でMG279Qと完全一致、PG279Qが「M270Q008 V0」となり、双方で違う模様。

それではサクサクと行きましょう。 (各画像はクリックで拡大)

液晶モニタ



(画像クリックで拡大)

上記画像のように残念ながらVESAマウントには非対応。そして、いつの間にか日本語マニュアルが公開されていました。見てみたい人は下記のアドレスへどうぞ。

ASUS MX27UQ 日本語マニュアル
http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/LCD%20Monitors/MX27U/ASUS-MX27UQ_UM_Japanese-1209.pdf

まずは基本スペック。

a

10.7億色の4Kとなります。応答時間も5msとカタログスペック的には悪くないように見えます。

で、このモニタ、気になる点が2つほどあります。まず、Adaptive-Syncに対応しており、範囲は

b

40-60Hzとなる模様。Adaptive-Syncとは、いわゆるFreeSyncで、細かく説明しますと

FreeSyncは、便宜上「技術」と書いたが、実際にはディスプレイなどに関する業界団体「VESA」のDisplayPort 1.2規格に含まれる技術「Adaptive-Sync」を利用しており、FreeSyncを正確に説明するのであれば、同技術を用いたディスプレイの認証制度となる。つまり、「FreeSync対応ディスプレイ」であれば、「Adaptive-Sync」を問題なく利用できるという「お墨付き」のようなものだ。

(ソース:AMDのFreeSyncを試す)

とのことで、MX27UQではFreeSyncと表現されていないことから、AMDの「お墨付き」ではないのかもしれません。「お墨付き」でないだけで、問題なく使えるなら良しだと思います。

最後に一番気になる解像度。

アクティブドットと総ドット、これはどういうことなのでしょうか…。つまるところ4K設定だと、4400x2250を3840x2160で表示している、ということでしょうか…。となると、ドットバイドットでの表示には非対応となります。

4Kを求めている人なら、高画質に拘っているのではないでしょうか。ここまでの解像度になれば、引き伸ばしてもあまりに気にならないかもしれませんが、それでも非常に勿体無い仕様に思えます。

液晶モニタ

前回のあらすじ。21:9の没入感ぱない。21:9だとどのくらいのフレームレートが出るのか、気になったので軽く調べてみたら丁度良い動画がありました。

右上のUltra-Wideが3440x1440の21:9モニタでのフレームレートになります。4K(3840x2160)だと結構キツさを感じますが、ワンランク下の3440x1440だと案外フレームレートを保てていますね。もちろんゲームや画質設定、シーン等にもよるのでしょうが。

ただ、この動画の注意点は最高画質ではないところです(各セッティングは左上に記載されています)。それでいて980TiにFuryXを使ってもこの数字なので、フレームレートを取るか、画質を取るか、PCゲーム特有の楽しい悩みが待っていそうです。

液晶モニタ

FHD24インチのFreeSyncモニタは海外ではいくつか販売されているものの、日本国内ではとなるFHD24インチFreeSyncモニタが発売されました。FHD27インチモデルの「GB2788HS」もあります。

使われている液晶パネルはTNで、ブルーライト低減機能やフリッカフリー等、他社製品でもよく目にする機能があるため、たぶんですが、BenQやAsusなどで使われているFHD24インチ144Hzモニタと同種のパネルかと思われます。

さて、144Hzと謳っておりますが、FreeSyncというと気になるのが有効範囲。24インチモデルのGB2488HSU-2は


(ソース:http://www.iiyama.co.jp/products/lcd/24/GB2488HSU-2/spec.html)

45-120Hzとなっており、27インチモデルのGB2788HSは


(ソース:http://www.iiyama.co.jp/products/lcd/27/GB2788HS/spec.html)

45-144Hzと、27インチの方が広くなっております。

肝心のお値段ですが…


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(画像クリックでAmazonへ)

24インチモデル、安い…。G-Syncも見習って…

FHD24インチ144HzでFreeSync無しのBenQの現行モデル「XL2430T」が4万円近くするため、FreeSyncも付いてこのお値段はかなりお買い得感がありますね。

ちなみに旧モデルで最安値のXL2411Z(DP及びFreeSync無しFHD24インチ144Hz)でも31,800円とその差は約4千円。iiyamaがんばったなぁ…

ソース
iiyama
24型/27型液晶ディスプレイ 「ProLite GB2488HSU-2/GB2788HS」 発表

GeForce,液晶モニタ

ドライバをアンインストールした後にドライバを再インストールする。おわり。

そもそも何故G-Syncが効かなくなるのか、事の経緯からダラッと順番に説明していきます。

G-Sync窓モードでゲーム中に暇なとき、ブラウザや他のアプリを動作させると、内部動作が低FPSなのかはわかりませんが、一部のアプリをアクティブにしたときにものっすごい低リフレッシュレートになります。つまりガクガク。

これを直すためにNVコンパネの3D管理設定から

ガクるソフトのモニターテクノロジを固定リフレッシュレートに変更しました。これでガクらなくなりました。

 ・ガクるソフト ⇒ 固定リフレッシュレート
 ・ゲーム ⇒ G-Sync

こんな感じで設定したわけです。するとどうでしょう。G-Syncの設定が有効なのはもちろんのこと、ゲームの3D管理設定もG-Syncで、モニタのOSDもG-Syncになっているものの、ゲームの挙動まで固定リフレッシュレートになりました。

なんてこったいと思い、ガクるソフトの設定をG-Syncにするも直らず、設定自体を削除するも直らず、PC再起動やモニタのコンセント抜き差しでも直らず、どうしようもなくなりました。

で、話は冒頭に戻るわけですが、直す方法はドライバの再インストールで解決。

管理人の環境の問題かもしれませんし、モニタ側かドライバのバージョン固有の不具合かもしれませんが、どれが犯人かは特定には至っておりません。

3D管理設定で固定リフレッシュレートの混在は避けた方が良いといいますか、グローバル設定のままにしておいた方が良いかもしれません。

環境はWin7/3570K/GTX780/361.43ドライバ/XL2420Gになります。他の環境で再現性があるかはわかりませんが、遭遇しちまった人はドライバの再インストールをお試しくださいませ。

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【モニタ】 XL2420GのG-Syncを使った小並感

液晶モニタ

200Hz駆動を売りとする、VAパネルが採用されたAcer Predator Z35の詳細レビューが公開されました。サクサクッと行きましょう。

まずはビューアングル。

GeForce,液晶モニタ

しばらくG-Syncを使ってみて思ったのがゲームジャンルの向き不向き。全てのゲームに対して「G-Syncは素晴らしい」とは言えないことがわかりました。

マウスカーソルさばきが重要で、尚且つフレームレートが極端に下がることのあるゲーム、例えばRTSとかクリック操作でキャラやユニットを動かすゲームとか、こういうのには向きません。

フレームレートが高く保てていれば問題度は低いのですが、大規模戦や重いシーン等でフレームレートが極端に下がる場面では、マウス操作がすごくやり辛くなります。

どういうことかと申しますと、G-Syncはフックされているゲームに合わせてモニタのリフレッシュレートが可変するため、フレームレートが下がる場面ではマウスカーソルまでカクカクになります。

そりゃそうっすよね、マウスカーソルだけ最高リフレッシュレートに張り付くとかどんな超技術だよって話です。

そんなことちょっと考えたらわかるものの、今の今まで「マウスカーソルがカクつく」なんて現象に遭遇したことがなく、想像すら出来ていませんでした。管理人の想像力不足。

マウスカーソルを目で追うのが重要なゲームなら、G-Syncは使わない方が良いかもしれません。FreeSyncも同様の挙動のはず。そういうゲームしかやらない人で、勝つことを目的としているのであれば、ウンタラSyncは不要と言い切っても良いと思います。

最高リフレッシュレートに張り付ければまったく問題はないのですが、そしたらウンタラSyncの意味も無いよねっていう。

関連記事
【モニタ】 G-Syncが有効になる解像度とモニタ設定
【モニタ】 どうやってもG-Syncが効かなくなったときの対処方法

液晶モニタ


(ソース:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20160107_737920.html)

DELLから販売予定の有機EL採用の30インチ4Kモニタ「UltraSharp 30」。色々とぱない。

まず応答速度。0.1msて!F1レーサーは1/1000秒を体感出来る云々という話を大昔に聞きましたが、1/10000秒になるとどうなんだろう…

次にお値段。4,999ドル。高すぎィ!この時点で一般ぴーぽー的には割とお手上げ\(^o^)/

そして最後に。既存のモニタだと大なり小なりある程度の輝度ムラがあったりなかったりするものです。輝度ムラにより黒色の表現が一部箇所で白っぽくなったりします。チェック方法は簡単、お部屋を真っ暗にして黒い画像をフルスクリーン表示させましょう。

それは置いといて。

是非、下記の動画を見てください。

動画でも分かるほどに黒が綺麗すぎる…。動画だからこそなのかもしれませんし、実物はどれほどのものなのかはわかりませんが…。有機ELいいなぁ…

追記
海外情報によると120Hzパネルが使用されていて、DP1.3の可能性が高いことを示唆しています。マジかよ。まだDELLから詳細なスペック表は出ていませんが、もし120Hz駆動が出来るなら、色々な意味で4Kゲーミングさいつよ級のモニタになりそうです。もちろんガセの可能性もあります。

(ソース:Dell UP3017Q 120Hz '4K' UHD OLED monitor)

液晶モニタ

スペックから見るに、多くが既存の液晶パネルだと思われます。珍しいサイズと解像度はありません。同種の選択肢が増えるといったところでしょうか。

XG2703-GS ($1,217(!?)) 3月出荷開始
27インチ、IPS、2560x1440、165Hz、G-Sync。応答速度の記載は無し。基本的にPG279Qと同じですね。そしてお値段がヤバイことになっています。日本円にして代理店税も付加したらなんぼになるんやこれ…FS2735超えあるで…

XG2401 ($404) 1月下旬出荷開始
24インチ、1920x1080、144Hz、FreeSync。IPSという表記は無く、応答速度1msとのことなのでTNかと思われます。FreeSync範囲は不明。

XG2701 ($529) 1月下旬出荷開始
27インチ、1920x1080、144Hz、FreeSync。こちらもIPSという表記は無く、応答速度1msなのでたぶんTN。FreeSync範囲は不明。

XG2700-4K ($913) 1月下旬出荷開始
27インチ、IPS、3840x2160、60Hz、FreeSync。応答速度5msとのこと。FreeSync範囲は不明。

FHD24インチのFreeSyncモニタは「Nixeus NX-VUE24A」「AOC G2460PF」「Acer XF240H」などがありますが、何故かどれも日本未発売(並行輸入品除く)。XG2401が日本で発売されれば、国内初のFHD24インチFreeSyncモニタとなりそうです。

2016/01/18追記
iiyamaからFHD24インチのFreeSyncモニタが日本で発売されました。しかも安い。

にしても…ゲーミングなモニタのお値段ってどんどん上がっていっていますね。MG279Qが出た当初は「た、高ぇ…」なんて思いましたが、今となってはとても良心的なお値段に見えてくる不思議!

ソース
TECH POWER UP
ViewSonic Launches New Series of High Performance Gaming Monitors

液晶モニタ

モニタに付属してくるスタンドって、どれだけ下げても大抵はある程度の高さがありますよね。しかし、宗教上の理由ややんごとなき事情で「もっと下げたい」と思う人もいるのではないでしょうか。

「スタンドなんて投げ捨てて直置きすれば?」

ごもっともです。しかし、上げたくなるときもあるんです。わがままです。

「アーム使えば?」

おっしゃる通りです。アームを設置出来る環境であればアームで何ら問題はありません。

この記事は、限界までモニタ位置を下げたいもののアームの設置が出来ず、それでいてモニタ位置を上げたり角度調整も頻繁にやりたい人向けの記事となっております。そんな人類がどれだけいるのか。

はい、そんな人にオススメのスタンドがこちら。


(ソース:ERGOTRON公式サイト)

「Neo-Flex タッチスクリーン スタンド 33-387-085」となります。

どれくらいまで下げられるかと申しますと、24インチモニタを真っ直ぐにした状態だと


(画像クリックで拡大)

モノサシの遊び分を引いて、大体1cmくらいまで下げることが出来ます。上げ下げや角度調整はちょっと固めですが、その分しっかりしており、キッチリと固定されます。

対応モニタは6.5-10.8kgで、軽すぎるモニタだとリフトが徐々に上がっていきます。軽いモニタにご使用される際は、リフトにウエイトリストでも巻きつけておけば良いでしょう。重すぎるモニタだと徐々に下がっていき、割とどうしようもないので重量上限だけは要注意。

重量の設定はレンチの締め付け具合によるアナログな調整方法となっております。どんな感じかは下記の日本語マニュアルをご参照くださいませ。

日本語PDFマニュアル
http://www.ergotron.com/Portals/0/tp/G/NF/888-33-348-JP.pdf

限界までモニタ位置を下げたいものの、アームの設置が出来ず、それでいて上げ下げや角度調整を頻繁にやりたい人は、こちらのスタンド、大変オススメでございます。

Amazon
エルゴトロン Neo-Flex タッチスクリーン スタンド 33-387-085

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この前の尼セールでXL2420Gを買ったので軽くG-Syncレビュー。ドット抜けが怖かったのですが、TSUKUMOでもこの商品だけはドット抜け保証の対象外…Why…。幸いにもドット抜けはありませんでした。これで通算ドット抜け無し7、有2。

それは置いといて。

G-Syncですが、完全とは言えないまでも、全体的にマイクロスタッターを感じることがすごく少なくなりました。だからと言って、40-50FPSとかになってくると、フレーム不足によるガクガク感は変わらず。それでもスタッター感は減ったのでマシ、みたいな。

50FPSが70FPSみたいに感じる、なんてこともなく(表現としては分かりやすく近いのですが)、厳密には○FPSは○FPSのままで、スタッターによるストレスを極力減らすもの、という印象でした。あくまで個人の感想ですが。

色々と動かしてみましたが、DDONベンチだけはスタッターを削り取ることが出来ませんでした。ガックガックやぞ!これはもうDDON側のプログラム的な問題だと思います…。へったくそなCPUの使い方をしていますし…

脱線しました。まとめます。

別に無くてもまったく支障の機能ですが、うんたらSyncに目が慣れてきた後に、うんたらSync無しに戻るとマイクロスタッターがえらく気になって元に戻れなくなる、そんなヤクのような機能だと思いました。おわり。

あ、あと、遅延云々はわかりません。自分、そこまで反射神経はよろしくないので…。テアリングに関しても、普段からテアリングが発生しない設定でしかゲームをしないのでわかりません。

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【モニタ】 G-Syncが有効になる解像度とモニタ設定
【モニタ】 どうやってもG-Syncが効かなくなったときの対処方法
【モニタ】 G-Syncに不向きなゲーム

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海外のドット抜け事情を調べていたら、移動するデッドピクセルなんてのがありました。何故、移動するのか。それは生きているからです。

…。

見る人によってはゾワッてなるかもしれないので観覧注意です。「そんなん余裕っすよ」って人は続きをどうぞ…