【GPU】 GeForceリファレンスファンを分解掃除する心得

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ほとんどの人は分解なんてせずにエアダスターでプシューしてやるだけで十分に埃は吹き飛びます。プシューの際はファンが空回りしないようにご注意を。伝説によると通電していない状態でファンを空回りさせると、静電気が発生してダメージを喰らうとかなんとか。 (真偽は不明)

レビュー記事なんかでは簡単に分解しているように見えますが、割と面倒くさいです。「PCの自作って難しい。何をどこに挿したらいいのかわからない」って人はやめた方がいいです。PCの物理的な組み立てより難易度は高いです。

この記事は、プシューだけじゃ物足りず、ヒートシンクとシロッコファンを徹底的にキレイキレイしたい人向けとなっております。そして大雑把です。あくまで管理人のやり方ですので、参考程度にどうぞ。

管理人が使っているGTX780での例になりますが、大体の製品に共通していると思います。違う部分がありましたら、そこは、こう、なんかがんばってください。

あと、分解した時点で保証はなくなりますのでご注意。



GeForceのリファレンスファンには通常のネジ以外に、トルクスネジが多く使われております。

↑こんなのです。

分解に必須なのがトルクスレンチセット(別名ヘクスローブレンチ)。

↑こんなのです。 (画像クリックでAmazonへ)

Amazonやホームセンターで1000円前後で売っています。大きい百均ショップだと数百円でありますが、GeForceで一番使用するT6サイズが無かったりする場合があります。他にも必要なサイズがありますが覚えていませんごめんなさい。上記画像のようなT5-10、T15、T20があるものを買っていれば間違いはありません。

必要なものをまとめましょう。

・トルクスレンチセット(ヘクスローブレンチセット)
・精密機器用ドライバーセット
・ハイエンドグリス(大容量の安物はやめましょう。分解前より数度温度が上がります)
・エアダスター
・エタノール
・キムワイプ
・どこのご家庭にも一つくらいあるホテルや旅館で使わなかった使い捨て歯ブラシ

思った以上に必要なものがあります。これらがありましたら分解に移ります。ネジ数が多いため、どのネジがどこの部分かちゃんと分かるようにバラしていきましょう。

それではトルクスレンチとドライバーを使って徹底的に分解します。文字通り徹底的にです。安全を考えて、基板が付いたままの中途半端な状態はやめましょう。ただし、外せないそうにないものまで力任せに外そうとはしないように。あと、LEDとファン用のコネクタはちょっと外しにくいので慎重に。

はい、分解出来ましたね。思った以上に時間が掛かったのではないでしょうか。初めてでしたらたぶん30分以上は。

バラしてしまえばあとはお掃除するだけです。GPUコアとヒートシンクについているグリスをエタノール&キムワイプでふき取りましょう。

ヒートシンクのお掃除ですが、

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赤線の部分はすっぽり外れます。青線の部分は、管理人には外せませんでした…。青線の部分は諦めましょう。あるいはがんばってください。

で、ヒートシンクは洗剤を使ってジャブジャブと水洗いしましょう。これで最高にキレイキレイになります。言うまでもなく水分が一切残らないまでに乾かしてください。

ヒートシンクにはスポンジ状の緩衝材がついていますので、この部分にも水分が残らないように。ヒートシンク全体に、30分くらいドライヤーで熱風を当てていれば確実かと思われます。 (熱しすぎには注意)

次に、一番の難点、シロッコファンのお掃除です。

シロッコファンのブレードの隙間を掃除するのは大変困難。ブレードとブレードの間はつまようじが入るくらいの隙間しかありません。室内でタバコを吸う人なんかだと、ブレードへの埃の付着が一番目立つんじゃないでしょうか。

この隙間を一つずつ丁寧にお掃除していっても良いのですが、「こんな面倒くさいことやってられっか!」と、たぶんブチギレます。ました。そこで使い捨て歯ブラシの出番です。

外側からも内側からもゴシゴシ出来るように、歯ブラシの毛先をハサミでカットして、洗剤を薄っすらと歯ブラシに付けてゴシゴシしましょう。多くつけすぎてビチャビチャにしないように。ゴシゴシしたあとは適当に拭いて、残った水分をエアダスターで吹き飛ばしましょう。ここも水分が一切残らないまでに乾かしてください。

全てが乾き終わったら組み立てです。GPUコアにグリスを塗って組み立てれば終了です。お疲れ様でした。

<稀にあるかもしれない質問>
Q.分解掃除して組み立てたら動かなくなりました。何が悪かったのでしょうか?

A.