【Windows10】 WindowsUpdate 2026年6月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5094127 [Update 5]

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日本時間で2026年6月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5094127の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2026/6/10]
① Microsoftが2026年6月10日付け(米国時間)でKB5094127の改善点を1件追加。それに伴い『更新プログラムのハイライト』にdesktop.iniファイルに関する改善を加筆。 [2026/6/11]
② ユーザー報告に『ごみ箱が壊れる不具合』を加筆。 [2026/6/11]
③ ユーザー報告に『ごみ箱を空にするを選択した際のファイル名がおかしくなる不具合』を加筆。 [2026/6/12]
④ 既知の不具合に『特定のサードパーティ製アプリからMicrosoft Officeアプリを開けない不具合』を加筆。 [2026/6/17]
⑤ 『ごみ箱の不具合』をMicrosoftが認めたため既知の不具合に移動。内容を改訂。 [2026/6/19] [New]

Windows10 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5094127

基本情報

KB5094127はWindows10 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。このセキュリティ更新プログラム(セキュリティパッチ)をインストールすることで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • ファイルエクスプローラーの検索機能を改善。中国語テキストやBOM (Byte order mark)のないUTF-8エンコードファイルに対応しました。これにより、検索結果、コンテンツ表示、ツールチップ全体で、テキストがより見やすく一貫した形で表示されるようになりました
  • セキュアブートに関連する以下のアップデートを行いました
    • 『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『Windows セキュリティ』 → 『デバイス セキュリティ』にて、セキュアブートの状態に関する動的なステータスレポートが有効になります
    • グループポリシーの『コンピューターの構成』 → 『管理用テンプレート』 → 『Windows コンポーネント』 → 『セキュア ブート』に『LimitSecureBootRequiredServiceData』を追加。これを有効にするとMicrosoftに送信されるイベントを抑制し、Secure Bootサービスデータを制限します。このポリシーは『Windows Restricted Traffic Limited Functionality Baseline』に含まれています。詳細は『Manage connections from Windows 10 and Windows 11 operating system components to Microsoft services』のページをご覧ください
    • 信頼性の高いデバイスターゲティングデータが追加され、新しいセキュアブート証明書を自動的に受信できるPCの範囲が拡大しました。PCは、十分な更新成功シグナルを示した後にのみ、新しい証明書を受け取ります。引き続き、段階的かつ管理されたロールアウトが維持されます

< 2026年6月10日付け(米国時間)追加分 > [2026/6/11]

  • セキュリティ強化のため『desktop.ini』ファイルの処理方法を変更。『desktop.ini』で定義されたカスタムフォルダーアイコンが表示されなくなったり、変更したフォルダー名でなく本来のフォルダー名が表示されるようになる場合がありますが、これはセキュリティ強化に伴う仕様です。(仕様変更です) Windowsが信頼できないと判断した『desktop.ini』ファイルでこのような現象が起こります。信頼できる『desktop.ini』ファイルでは起こりません。詳細は『Custom folder icons or localized folder names might not appear after installing the June 2026 Windows security update』のページをご覧ください

備考: ESU期間

Windows10は日本時間で2025年10月15日をもってサポート終了となりました。現在は延長サポート(ESU)期間となります。

サポート終了から個人ユーザーは最大1年、企業・組織は最大3年、延長サポートを受けることができます。個人ユーザー向けのESU登録方法については以下の記事をご覧ください。

当サイトにおいては、個人ユーザー向けESU最終日の2026年10月14日まで、Windows10のWindows Update不具合情報を提供してまいります。

不具合情報

KB5094127には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

日本時間で2026年4月15日以降にリリースされた更新プログラムをインストール後、以下の5つの条件すべてを満たすPC環境において、BitLocker回復画面が表示されてBitLocker回復キーの入力が求められます。

  1. OSドライブでBitLockerが有効になっている
  2. グループポリシーの『コンピューターの構成』 → 『管理用テンプレート』 → 『Windows コンポーネント』 → 『BitLocker ドライブ暗号化』 → 『オペレーティング システムのドライブ』 → 『ネイティブのUEFIファームウェア構成のTPMプラットフォーム検証プロファイルを構成する』が設定されており、『PCR 7』が検証プロファイルに含まれている
  3. 『システム情報』(msinfo32.exe)で『PCR7 構成』が『バインド不可』になっている
  4. PCのセキュアブート署名データベース(DB)にWindows UEFI CA 2023証明書が含まれており、2023年署名のWindows Boot Managerをデフォルトとして使用できる状態にある
  5. PCがまだ2023年署名のWindows Boot Managerを実行していない
詳細は以下の記事参照。
KB5083769にBitLocker関連の不具合。インストール後、BitLocker回復画面が表示される場合あり [Update 2: KIRでの対処方法を削除]

この不具合は、企業や組織などのIT部門によって管理されていない個人用PCでは発生する可能性は低いとされています。(つまり、発生するとしたら企業や組織などのPC)

この不具合の回避策としては、2026年4月15日以降にリリースされた更新プログラムのインストール前に『ネイティブのUEFIファームウェア構成のTPMプラットフォーム検証プロファイルを構成する』を未構成にすることで回避できます。手順は以下。

  1. グループポリシーエディター(gpedit.msc)またはグループポリシー管理コンソールを開いて、『コンピューターの構成』 → 『管理用テンプレート』 → 『Windows コンポーネント』 → 『BitLocker ドライブ暗号化』 → 『オペレーティング システムのドライブ』 → 『ネイティブのUEFIファームウェア構成のTPMプラットフォーム検証プロファイルを構成する』を開き、『未構成』に設定する
  2. 影響を受けるPCでコマンド『gpupdate /force』を実行してポリシーの変更を反映させる
  3. 『manage-bde -protectors -disable C:』コマンドでBitLockerを一時停止(CドライブでBitLockerが有効の例)
  4. 『manage-bde -protectors -enable C:』コマンドでBitLockerを再開(CドライブでBitLockerが有効の例)
  5. これによりBitLockerにバインドされたPCRは、Windowsによって選択されたデフォルトのPCRプロファイルを使用します

日本時間で2026年6月10日にリリースされたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、特定のサードパーティ製アプリケーションからMicrosoft Officeアプリケーションを開けない・Microsoft Officeアプリケーションでドキュメントを開けない場合があります。

この不具合は、Word、Excel、PowerPoint、Accessや、サードパーティ製アプリケーションから起動されたその他のMicrosoft Officeアプリケーションが影響を受ける可能性があります。

詳細は以下の記事参照。
サードパーティ製アプリからOfficeアプリを起動できない不具合。KB5094126やKB5094127などに起因。すべてのWindowsで発生中

本不具合の一時的な対処方法・回避策として、サードパーティ製アプリケーションからではなく、直接、Microsoft Officeアプリケーションを起動したり、ファイルをダブルクリックするなどして開いてください。

Microsoftは本不具合の修正に取り組んでおり、今後のWindws Update / 更新プログラムにて修正を予定しています。

[New]

日本時間で2026年6月10日にリリースされたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、『ごみ箱』に以下の不具合が発生します。

  • デスクトップの『ごみ箱』を右クリックして『ごみ箱を空にする』を選択した際に表示されるファイル名が元の名前とは異なる英数字で表示される

当サイトにて以前よりユーザー報告の不具合としてお知らせしていましたが、Microsoftはこの不具合を既知の不具合として認めました。

なお、『ごみ箱』には以下の不具合も発生していますが、以下の不具合についてはMicrosoftからはアナウンスされていません。

詳細は以下の記事参照。
MS、『ごみ箱』の不具合を認める。空にする際のファイル名が英数字で表示。KB5094126やKB5094127等の適用で発生。Windows11やWindows10、Windows Serverに影響

デスクトップ上の『ごみ箱』を右クリックして『開く』を選択してください。『ごみ箱』の中身が本来のファイル名・フォルダ名で正常に表示されます。これで元のファイル名・フォルダ名の確認ができ、元のファイル名・フォルダ名で『ごみ箱』から取り出すことができます。