Windows11 25H2のインストールメディアが作れない不具合。Windows10で発生中
Microsoftは、Windows11 25H2のインストールメディアが作れない不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows10 22H2環境において、『Windows 11 メディア作成ツール』(Media Creation Tool / MediaCreationTool.exe)が正常に動作しない場合があります。
『Windows 11 メディア作成ツール』とは、Windows11のISOファイルをダウンロードしたり、USBメモリにインストールメディアを作成するアプリ(ツール)。Windows10 22H2環境だと、このアプリがエラーメッセージも何もなく予期せず終了する場合があるという不具合が発生しています。
結果、Windows11 25H2のインストールメディアを作成することができません。
この不具合は、2025年9月29日(米国時間)にリリースされた『Windows 11 メディア作成ツール』バージョン10.0.26100.6584で発生する場合があります。
筆者のWindows10 22H2環境で試したところ、『Windows 11 メディア作成ツール』を実行してすぐにアプリが落ちるのを確認できました。
この不具合の影響を受けるOSは以下。
▼不具合の影響を受けるOS
- Windows10 バージョン22H2
この不具合はWindows10 22H2でのみ発生し、その他のOS、Windows11やWindows Serverなどは影響を受けないとされています。
余談ですが、上記不具合とは別件で、現在、ARM64 CPUを搭載した環境でも『Windows 11 メディア作成ツール』が動作しない不具合が発生しています。(Windows10だけでなくWindows11含む。なお、『Windows 11 メディア作成ツール』でARM64用インストールメディアの作成はサポートされていないため(x64用しか作成できません)、影響は限定的です)
対処方法・回避策
もし、上記不具合により、Windows11 25H2のISOファイルやインストールメディアを作成できなかった場合、『Windows 11 メディア作成ツール』は使用せず、MicrosoftのWindows11ダウンロードページから直接ISOファイルをダウンロードしてください。
その後、『Rufus』などのインストールメディア作成アプリを使用して、ダウンロードしたISOファイルでインストールメディアを作成してください。