GeForce RTX 5090のプロトタイプらしき基板がリーク!かなりハードなテストが行われていた!? [Update 1: 裏側とVRAMの写真追加]
GeForce RTX 5090のプロトタイプらしきエンジニアリングサンプルボードの写真がリークされました。それがこちら。
GeForce RTX 5090 プロトタイプ
エンジニアリングサンプルボード
上記写真をリークしたのはハードウェアリーカーのYuuKi_AnS氏。基板は真っ二つに割られており、GPUは搭載されていません。
VRAMは16個搭載されており、1個あたり2GBだとすると計32GBとなり、GeForce RTX 5090と同じ容量になります。もしかしたら1個あたり3GBのチップを表裏両方に搭載したNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell 96GBのプロトタイプの可能性もあります。
そしてこのボードの一番の注目点は補助電源。なんと、16ピンコネクタ(12V-2x6)が4つも搭載されています。理論上、これら4つのコネクタから合計2400Wの電力を供給することができます。(GPUやその他のコンポーネントが耐えられるかどうかは別として)
実際に2400Wもの電力でテストしていたかどうかはわかりませんが、少なくとも600Wを超える消費電力での動作テストが行われていたことを示唆しています。どの程度の消費電力にまで耐えられたのか、気になるところです。
もう1点、おもしろい部分は、映像出力端子。一般的なグラボは大体4つの映像出力端子を備えていますが、このボードには5つの映像出力端子があります。5つすべて同時に機能するかどうかはわかりませんが、さまざまな条件下での映像出力テストを行っていたことが窺えます。
< Update 1: 裏側とVRAMの写真追加 >
上記ボードの裏側とVRAMの写真が以下。
GeForce RTX 5090 プロトタイプ
エンジニアリングサンプルボード 裏面
基板裏側にVRAMは搭載されておらず、使用されているVRAMはSamsungのGDDR7 2GB 28Gbpsチップ『K4VAF325ZC-SC28』で、合計32GBでした。このVRAMは製品版のGeForce RTX 5090にも使用されています。
これらのことから、上記のエンジニアリングサンプルボードは、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell 96GBではなく、GeForce RTX 5090 32GB向けボードであることが判明しました。