【Windows10】 WindowsUpdate 2020年3月度 セキュリティ更新プログラムの不具合情報 [Update 3]

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2020年3月11日に公開・配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムの不具合情報です。

『Adobe Flash Player』『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』『サービススタックアップデート』などの更新プログラムおよびWindows Server固有の不具合は割愛しています。

< Update 2: VPN使用環境でネット接続が行えなくなる不具合 > [2020/3/28更新]
Microsoftは2020年3月27日付けで『VPN使用環境で正常にインターネット接続を行えなくなる不具合』を既知の不具合として掲載しました。VPNをお使いの方はお気をつけください。詳細はv1909 / v1903 / v1809の各KBの既知の不具合をご覧くださいませ。

以下、2020年3月11日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合情報になります。

更新履歴
① 2020年3月13日にSMBv3の脆弱性の修正が含まれるv1909 / v1903用セキュリティ更新プログラムKB4551762が緊急リリースされました。その旨を加筆。
② v1909 / v1903用KB4540673、v1809用KB4538461に『VPN使用環境で正常にインターネット接続を行えなくなる不具合』を加筆。
③ KB4540673にインターネットに接続できなくなる既知の不具合を加筆。

v1909用セキュリティ更新プログラム

KB4540673

v1909用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4540673には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

2020年2月28日公開のKB4535996以降全ての更新プログラムにこの不具合があります。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Windows10、2020年2月度以降の更新プログラムにネット接続の不具合。現状回避策なし

Microsoftより回避策は案内されていません。

Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。

また、2020年2月28日公開のセキュリティを含まない更新プログラムKB4535996では、KBのページでは文書化されていない以下の不具合が発生しています。

既知の不具合
不具合概要回避策

2020年2月28日公開のKB4535996をインストール後、『signtool.exe』がクラッシュする場合がある。

この不具合に困っている場合はKB4535996をアンインストールする。

2020年3月中旬に修正予定。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で以下の不具合報告が出ています。

  • 起動が遅くなる。
  • システムがフリーズしてクラッシュする。
  • BSoDが発生するようになる。
  • ゲームパフォーマンス(フレームレート)が若干低下する。
  • ランダムにブラックスクリーンが発生。

ただし、全てがKB4535996に起因するものかは不明です。

左記の症状が出た場合、KB4535996をアンインストールする。

Windows10の更新プログラムは累積されるため、今回のKB4540673でも発生するかもしれません。(文書化されていないため今回修正されているのかいないのか不明) もし、不具合にお困りの場合はKB4540673をアンインストールすることで回避できるものと思われますが、KB4540673はセキュリティアップデートを含む更新プログラムのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

備考:
2020年3月13日にSMBv3の脆弱性の修正が含まれるセキュリティ更新プログラムKB4551762が緊急リリースされました。KB4551762はKB4540673を置き換えます。KB4551762の不具合情報は下記の記事をご覧くださいませ。

 

v1903用セキュリティ更新プログラム

KB4540673

v1903用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4540673には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

2020年2月28日公開のKB4535996以降全ての更新プログラムにこの不具合があります。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Windows10、2020年2月度以降の更新プログラムにネット接続の不具合。現状回避策なし

Microsoftより回避策は案内されていません。

Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。

また、2020年2月28日公開のセキュリティを含まない更新プログラムKB4535996では、KBのページでは文書化されていない以下の不具合が発生しています。

既知の不具合
不具合概要回避策

2020年2月28日公開のKB4535996をインストール後、『signtool.exe』がクラッシュする場合がある。

この不具合に困っている場合はKB4535996をアンインストールする。

2020年3月中旬に修正予定。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部環境で以下の不具合報告が出ています。

  • 起動が遅くなる。
  • システムがフリーズしてクラッシュする。
  • BSoDが発生するようになる。
  • ゲームパフォーマンス(フレームレート)が若干低下する。
  • ランダムにブラックスクリーンが発生。

ただし、全てがKB4535996に起因するものかは不明です。

左記の症状が出た場合、KB4535996をアンインストールする。

Windows10の更新プログラムは累積されるため、今回のKB4540673でも発生するかもしれません。(文書化されていないため今回修正されているのかいないのか不明) もし、不具合にお困りの場合はKB4540673をアンインストールすることで回避できるものと思われますが、KB4540673はセキュリティアップデートを含む更新プログラムのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

備考:
2020年3月13日にSMBv3の脆弱性の修正が含まれるセキュリティ更新プログラムKB4551762が緊急リリースされました。KB4551762はKB4540673を置き換えます。KB4551762の不具合情報は下記の記事をご覧くださいませ。

 

v1809用セキュリティ更新プログラム

KB4538461

v1809用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4538461には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

手動または自動でプロキシを使用している環境、特にVPNを使用する場合、正常にインターネット接続を行えない場合があります。この不具合はVPNに接続、または切断したあとなどに発生する可能性があります。この不具合が発生すると、WinHTTPまたはWinInetを使用するアプリケーションからインターネットにアクセスする際にも問題が生じる可能性があります。影響を受けるアプリケーションの例としては『Microsoft Office』『Microsoft Office 365』『Microsoft Outlook』『Internet Explorer 11』『Microsoft Edge』『Microsoft Teams』などが挙げられますが、これらだけに限定されません。

2020年2月26日公開のKB4537818以降全ての更新プログラムにこの不具合があります。

PCを再起動すると不具合を軽減できる場合があります。

Microsoftは修正に取り組んでおり、利用可能になり次第アップデートのリリースを予定しています。

2019年4月10日公開のKB4493509(およびそれ以降のKB)のインストール後、一部のアジア言語パックをインストールしたデバイスで『0x800f0982 - PSFX_E_MATCHING_COMPONENT_NOT_FOUND』というエラーが発生することがあります。

以下の手順で回避可能です。

  1. 最近追加した言語パックをすべてアンインストールし、再インストールします。手順については『Windows10で入力および表示の言語設定を管理する』を参照してください。
  2. 『更新プログラムの確認』をクリックし、2019年4月公開(およびそれ以降)の累積的な更新プログラムをインストールします。手順については、『Windows10を更新する』を参照してください。

注: 言語パックを再インストールしても問題が緩和されない場合は、次の手順で、お使いのPCをリセットしてください。

  1. 『設定』アプリで『回復』に移動します。
  2. 回復オプション『このPCを初期状態に戻す』の『開始する』をクリックします。
  3. 『個人用ファイルを保持する』を選択します。