MS、KB5072653を緊急リリース。Windows10 ESU KB5068781のインストールに失敗する不具合を修正

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Microsoftは、Windows10 ESUで発生中の不具合を修正する更新プログラム、KB5072653を緊急リリースしました。

KB5072653緊急リリースの背景

現在、延長サポート期間(ESU)に入っているWindows10ですが、そのESUの更新プログラムKB5068781のインストールに失敗するという不具合が発生しています。

KB5068781は2025年11月12日(日本時間)にWindows Updateに配信されたWindows10 ESU用のセキュリティ更新プログラムです。一部の環境において、0x800f0922 (CBS_E_INSTALLERS_FAILED)エラーによりインストールに失敗する場合があります。

この不具合は、Microsoft 365管理センターを通じてWindowsサブスクリプションライセンス認証(Windows subscription activation)でOSライセンスが有効化されたPCでのみ発生します。主に企業や法人、組織等が影響を受けます。一般的な個人ユーザーは影響を受けません。

Microsoftは、2025年11月17日PM14時付け(太平洋標準時。日本時間で2025年11月18日AM7時)でこの不具合を修正する更新プログラムKB5072653を緊急リリースしました。

KB5072653をインストールする前提条件として、2025年10月15日(日本時間)にリリースされたセキュリティ更新プログラムKB5066791をインストールしている必要があります。KB5066791をインストールしている環境であれば、Windows Updateを実行すればKB5072653が降ってきて本不具合が修正されます。(KB5072653は本不具合の影響を受けていない環境にも降ってきます) その後、2025年11月12日にリリースされたセキュリティ更新プログラムKB5068781のインストールに成功するようになります。

KB5072653はMicrosoft Updateカタログからもダウンロードできます。

Microsoftによると、CABファイルを利用している組織向けにKB5072653のメタデータを含むScan Cabは近日中にリリース予定とのこと。リリースされ次第こちらのページにてアナウンスが予定されています。