Windows10 / 11のライセンス認証が外れて再認証できない不具合。7~8.1のプロダクトキーを使用した環境でBIOSアップデート後などに発生

WindowsUpdate

再認証できない不具合

Windows7 / 8 / 8.1のプロダクトキーでWindows10やWindows11を使用していると、マザーボードのBIOSアップデート後などにライセンス認証が外れて再認証できなくなる場合があるようです。海外メディアのNeowinが報じました。

Windows Issue

2023年10月、MicrosoftはWindows7 / 8 / 8.1のプロダクトキーでのWindows10およびWindows11の新規ライセンス認証をブロックした。このブロックのせいで、ライセンス認証に不具合が発生しているようだ。

報告によると、Windows7 / 8 / 8.1のプロダクトキーを使用した環境でマザーボードなどのPCパーツを変更したり、BIOSアップデートをすると、ライセンス認証が外れて再認証できなくなる場合があるという。結果、新規にライセンスを購入する必要が出てくる。

この問題に遭遇したあるユーザーは以下のように述べている。

ライセンス認証が上手くいかなかったため、カスタマーサポートに連絡しました。私のWindows10のライセンスはWindows7からアップグレードされており、Windows7のプロダクトキーのサポートは終了しているため、ハードウェアの変更後にWindows10のライセンスを継続することはできないと言われました。しかし、ハードウェアの変更はWindowsのライセンス違反ではないため、ライセンスが取り消されたり変更されたりする理由はないことも認めました。

本件について、MicrosoftのプリンシパルプロダクトマネージャーであるBill Babonasは以下のように述べている。

私たちはお客様からのこのような報告を認識しており、現在調査を行っています。技術的な問題が発生しているお客様は、カスタマーサポートまでご連絡ください。

― Microsoft, Bill Babonas
[Source: Neowin

調べたところ、日本国内でもBIOSアップデート後にライセンス認証が外れて再認証できなくなったとの報告がいくつか見られました。その一方で、BIOSアップデートをしても何も問題なかったという報告もあり、ライセンス認証が外れるかどうかは環境によりけりの模様です。

何にしてもこの問題が解決するまで、Windows7や8.1のプロダクトキーを使っている方はBIOSアップデートやマザーボードの交換など大幅なハードウェアの変更は控えた方が良いかもしれません。

Windows10,Windows11

Posted by にっち